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sivadさん

超音波検査の利益・不利益は当初から理解し、わが国の甲状腺専門家たちのコンセンサスを得たうえで抑制的な検査基準を設定している。
非手術経過観察には勧められない画像をLeboulleuxらは提示しているが、著者らの精査基準と同様であり、今回の手術された微小癌のほとんどが浸潤型で被膜外浸潤、リンパ節転移も効率であった。

福島健康診査で甲状腺がんの治療に当たっている鈴木眞一氏による解説。

術後病理診断では、軽度甲状腺外浸潤のあった14例を除いた腫瘍径10㎜以下は28例(29%)であった。
リンパ節転移、甲状腺外浸潤、遠隔転移のないもの(pT1a pN0 M0)は8例(8%)であった。

福島健康診査における小児甲状腺がんの手術症例についての説明。92%にリンパ節転移、甲状腺外浸潤、遠隔転移のいずれかが認められたことになります。

一般的に早期発見による死亡リスクの予防は非常に大事だ。リンパ節や周囲へ広がっている癌は、すぐに手術すべきである

出典http://www.huffingtonpost.jp/kenji-shibuya/thyroid-function-test_b_5518695.html

福島の検診による症例の情報が公開される前のコメント。渋谷健司氏は福島では転移や浸潤が少ないと考えていたのでしょう。実際は逆でした。

福島県立医大で手術した症例を見るかぎりでは、腫瘍が1センチ超えていたり、リンパ節や肺に転移していたりと、手術は妥当。私が担当医でも手術をしました

出典goo.gl/tBvwcJ

甲状腺がんの非手術経過観察を推進する隈病院の宮内医師のコメント。

数万人規模での非被曝・低被曝の子どものエコー検査対照群はすでにある。そしてここから甲状腺がんはゼロ。

15歳以下の甲状腺癌の発症率は年間およそ100万人に1人程度といわれる。小児の甲状腺癌は成人とは異なる特徴を有するが、一般には知られていない。

病理と臨床2013Vol.31p25

その臨床的な特徴は成人のそれとかなりの差異を示す。頸部リンパ節転移が激しく、腫瘍の局所浸潤が多く、治療後の再発も多い。

出典甲状腺腫瘍診療ガイドライン2010年版

術前診断(触診・頸部超音波検査など)により明らかなリンパ節転移や遠隔転移、甲状腺外浸潤を伴う微小乳頭癌は絶対的手術適応であり、経過観察は勧められない。

出典甲状腺腫瘍診療ガイドライン2010年版

分化型甲状腺がん一般に対する基本的な対応です。

小児の分化型甲状腺癌は甲状腺内に多発性に癌ができやすいこと、リンパ節転移しやすいこと、遠隔転移を起こしやすいという特徴のために、甲状腺全摘術、頸部リンパ節郭清、術後の放射性ヨード治療を行うことが勧められている。大人になって再発したり、病気が悪化する危険性が高いので、一生涯にわたる経過観察が正当化される。

Thyroid carcinoma. Steven I Sherman Lancet 2003; 361: 501-511 の和訳

結節性腫大は、長径1cm以上であれば触知可能であり、深部のものでなければ見える。

結節性甲状腺腫には乳頭癌などが含まれる。

Childhood cancers have a latency period of 1 to 10 years and many appear to derive from embryonic “accidents.”
(小児がんの潜伏期間は1年から10年であり、多くは胎児期のアクシデントによるように見える)

RET/PTCが放射線照射に特異的とは言えず,RET/PTCは単に若年発症と関連がある可能性が高い.

BRAF遺伝子異常は臨床上も悪性度と相関があるとする報告があり,特に甲状腺外浸潤,リンパ節転移,進行度,再発率との関連が報告されている

ヨード摂取量が高いとBRAF遺伝子異常の頻度が高くなるという報告がなされ,ヨード摂取量が高いとされる我が国ではこれも注目される.

チェルノブイリ原発事故後の健康問題
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/bunka5/siryo5/siryo42.htm
低年齢層の登録激増は事故後4年目以降だが、それ以前から10代の増加傾向がある。大規模スクリーニングが始まったのが1991年から。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/JHT/JHT9602.html

小児甲状腺がんを成人の甲状腺がんの延長で同様に考えることが適切でないことがよくわかります。またチェルノブイリ組織バンクでは、小児の場合5㎜程度でも転移の症例があるため、微小がんとはいわないようです。
http://www.bunkodo.co.jp/byori_52/magazine_detail_4.html

病理解剖なので、「病気で亡くなった患者さん(がん含む)」というバイアスがありますが、14歳以下では発見率ゼロです。
http://twitpic.com/c4vcz7

チェルノブイリ原発事故後の小児甲状腺がん増加に関して

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