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【再考】財政破綻、ハイパーインフレまとめ

日本の財政破綻論が取りざたされているが、果たして真相はどうなのだろうか?今後私たちはどのように資産のリスク管理をすればよいのだろうか?財政破綻をした国を反面教師として情報をまとめていく。デトロイト破綻についても考えさせられる。

更新日: 2016年06月04日

tailer3さん

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■デトロイト破綻関連

■実質的に財政破綻した国

ロシア
ロシアの財政破綻は1998年8月17日からの90日間に及ぶ対外債務の支払い停止と、それにともなうルーブルの下落などの経済危機です。
当時のロシアの貿易は天然資源輸出に依存しており、世界的なデフレと原油価格の下落にともないロシア政府の財政は悪化し、 通貨であるルーブルの価値も下落していました。
そこへアジア通貨危機の影響を受け輸出品である天然資源の価値もさらに下がり、ルーブルの下落とドルへの資金流出が相次ぎ 多くの金融機関が破綻しました。
それらの影響により政府とロシア中央銀行は対外債務を90日間の支払い停止し実質に債務不履行(デフォルト)となりました。
その後もルーブルの下落は続き、ロシアでは物価上昇(インフレ)が発生しました。

アルゼンチン
1999年に発生したブラジルでの通貨レアル切り下げによる影響で、アルゼンチンの通貨であるペソが相対的に高くなり アルゼンチンの輸出産業は輸出競争力を失い貿易収支が悪化しました。
その後のペソと米ドルとのペッグ制(固定相場制)崩壊により経済が破綻し、 2001年11月14日に国債などの対外債務の返済不履行宣言(デフォルト)を行いました。
その後はIMFからの融資や、2002年に変動相場制を導入したことにより輸出が拡大し、経済は立ち直りつつあります。

トルコ
トルコは1970年頃から慢性的なインフレと、財政赤字を抱えておりIMFなどから融資や改革プログラムなどを受けますが失敗し、 2000年末から2001年にかけてトルコリラが暴落し、実質的な財政破綻となりました。

アイスランド
アイスランドは以前から産業として金融と不動産がGDPの26%近くを占めており、政府の財務も1998年から黒字となっていました。
しかし、2008年9月のサブプライムローン問題と世界金融危機によりアイスランドの経済は危機に陥り、 通貨であるクローナの価値はユーロに対し大幅に下落し、政府が非常事態宣言を発令する事態となりました。
この際にはアイスランドの全銀行が国有化され、ロシアやIMFからの融資を受けましたが、 アイスランド最大手のカウプシング銀行が発行していた780億円のサムライ債がデフォルト(債務不履行)となりました。

ジンバブエ
かつては白人を中心として農業などが盛んに行われており、農作物の輸出により外貨を多く得ている国家でした。
しかし、大統領であったムガベが軍人に与えた特別年金やコンゴへの派兵、さらには白人の経営していた農場の襲撃などにより、 国庫と国の中心的な産業であった農業の収穫量は激減し経済は極度に悪化し、欧米各国からの経済制裁などにより国内でハイパーインフレが発生しました。
年間のインフレ率は公式で2億3100万%、実際の推定では6.5×10^108%と天文学な数字となっており、経済は破綻しています。
また、通貨のインフレにともない幾度かのデノミを経ましたが、最終的には100兆ジンバブエドル紙幣も登場しました。

トマトを1個買うのに1兆4000億ジンバブエドルが必要だったという

ギリシャ
2009年10月、ギリシャにおいて政権交代が行われ、ゲオルギオス・アンドレアス・パパンドレウ新政権(全ギリシャ社会主義運動)下で旧政権(新民主主義党)が行ってきた財政赤字の隠蔽が明らかになった。従来、ギリシャの財政赤字は、GDPの4%程度と発表していたが、実際は13%近くに膨らみ、債務残高も国内総生産の113%にのぼっていた[8]。

2010年1月12日、欧州委員会がギリシャの統計上の不備を指摘したことが報道され、ギリシャの財政状況の悪化が表面化[9]。
2010年1月15日、財政赤字を対GDP比2.8%以下にするなどとした3カ年財政健全化計画を閣議で発表するが楽観的な経済成長が前提であった[10]。格付け会社は、相次いでギリシャ国債の格付けを引き下げ、債務不履行の不安からギリシャ国債が暴落した。株価も影響を受け、世界各国の平均株価が下落し、ユーロも多くの通貨との間で下落した

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