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実はこんなにすごかった。雑草の知られざる役割とは

じゃまなもの、とるに足らないものと思われている雑草。けれど、雑草が生えているところは、必要があるから生えているのです。ふだんの目線だとなかなか気付くことのできない雑草の役割をあげてみました。

更新日: 2013年09月03日

nasukoBさん

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実は雑草は、じゃまをするために生えているのではありません。
その土地に必要とされているから生えているのです。
雑草の主な役割は土壌の改良。
緑の地球の礎を作ってくれている存在です。
以下、『雑草と楽しむ庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック』(曳地トシ+曳地義治著/築地書館)を参考に、雑草の役割をあげていきます。

1.作物を保護し、成長を促進する

雑草でも、植物によっては、虫から保護し、成長を促進するコンパニオンプランツになるものもある。

私たちの庭での経験だが、雑草がたくさん生えていると、大切にしている園芸植物をヨトウムシやナメクジに壊滅的に食べられずにすむようだ。

雑草が生えていれば、ナメクジはまず背丈の低い雑草を食べる(ナメクジだってラクをしたい)。

雑草がまったく生えていないところに大事な草花を植えておけば、ナメクジはまっすぐ草花へ行き、食害してしまう。

出典『雑草と楽しむ庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック』

2.雑草のマルチ効果

マルチとは、保温性・保湿性・保水性を高めるために地表を覆うものです。

自然に生えているシロツメクサはそのままにしておくと、他の雑草が生えにくい。

また、刈り取った雑草でマルチをする方法もあるそうです。

小型の雑草によってマルチされていれば、ほかの雑草が侵入できない

出典『雑草と楽しむ庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック』

3.土の固定

雑草が地面を覆い、根を張ることで、表土を固定し、土が浸食されるのを防ぐ。

出典『雑草と楽しむ庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック』

昔は、田んぼの畦は草を生やすことで崩れないようにしていた。

出典『雑草と楽しむ庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック』

4.土壌微生物や土壌菌を育む

雑草は、地表付近にある微生物や土壌菌を紫外線から守り、土壌の湿度を保ちます。

5.気温を調整する

雑草も植物なので、蒸散によって気温を下げてくれている。
アスファルト近くにくらべ、雑草が生えている土の上では暑さが和らぐ経験は多くの人にあるだろう。

出典『雑草と楽しむ庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック』

どんなに寒くても、その地域の在来の常緑植物の場合、その葉が凍ることはない。ということは、植物自体は零度以下にはならないということだ。

出典『雑草と楽しむ庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック』

砂漠で、一日の寒暖差が何十倍にもなるのは、植物がないために温度調整ができないからだ。

出典『雑草と楽しむ庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック』

6.養分になる

よく「雑草が土の養分を取る」という話を耳にするが、それは人間が中途半端なところで引き抜いてしまうからで、その場で雑草が枯れれば、光合成によって養分を蓄えた葉や根はすべて、有機物としてそこの土に還っていき、土を豊かにしてくれる。

出典『雑草と楽しむ庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック』

7.土を浄化する

土が酸性に傾いていれば、酸性が好きな雑草が生え、アルカリ性に傾いていれば、アルカリ性が好きな雑草が生える。そうして、多様な土壌微生物が増えて、時間をかけて土が中性になるようにしてくれている。

出典『雑草と楽しむ庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック』

太くてまっすぐな深根性の雑草は、土が硬いところでは、その根っこで土を耕してくれている。

出典『雑草と楽しむ庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック』

知り合いのインド料理レストランのオーナーは、お客に提供する野菜を自身でも自然農法で栽培している。彼が言うには、「夏に雑草をよく生やすと、雑草が毒素を吸収してくれるので、その後の土がよくなる」そのことだ。

出典『雑草と楽しむ庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック』

8.小動物たちをはぐくむ

雑草は小動物の棲み処や隠れ家や食物になり、生物の多様性を保ってくれているのだ。

出典『雑草と楽しむ庭づくり オーガニック・ガーデン・ハンドブック』

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