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日本独自の食文化「ふりかけ」の歴史

日本を代表する食文化「ふりかけ」。誰もが子供の頃から慣れ親しんできたふりかけの進化の歴史と、今もどこかで生まれているであろう珍商品をまとめます。

更新日: 2014年04月14日

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この記事は私がまとめました

ふりかけは日本独自の食文化

米を主食にする国は多いが、ドライタイプのふりかけは日本の独自性がかなり強い

外国でご飯にかけて(添えて)食べるものといえば、ほとんどがウェットなものなんだそうです。

ふりかけは、ご飯にかけて食べるためだけに開発された食品であり、日本独自のもの

日本人は、主食であるご飯をより美味しく食べるため、古来より様々な工夫を凝らしてきました。その文化の集大成のひとつが、ふりかけだと思います。

日本独自の食文化は数あれど、最も身近に存在するものの1つ

日本人であれば誰もが子供の頃から慣れ親しんできた素晴らしい食文化。

外国人「あつあつのご飯にかけた時の、あの素晴らしい香りはもう堪らないね」

近年では日本食品を取り扱うスーパーや、インターネット通販のAmazonなどで海外でも購入することができ、外国人からもかなりの高評価を得ているようです。

ふりかけのルーツは熊本発の「御飯の友」

日本発のふりかけ。熊本では各家庭で常備されているとか。

大正時代の初期、日本人にカルシウムが不足していた最中、熊本の薬剤師吉丸末吉が、カルシウムを補うため、魚の骨を粉にして御飯にかけて食べるという、まったく単純な発想にたどりつき「御飯の友」を開発した

ふりかけのルーツは大正時代の熊本県にありました。

小魚を乾燥させ、粉末にして調味し、青のり・ごまなどを加えておいしく食べられるように加工

昭和初期には、「三度の食事を四度食べる」という宣伝文句でおいしいカルシウム源として親しまれたとのことです。

実はこの御飯の友がふりかけの元祖

業界団体「全国ふりかけ協会」がふりかけのルーツとして公認。

元祖ふりかけだから、味も質素なものじゃないかと思いきや、元祖にして、これ以上のものはない至高のふりかけ

どこか懐かしくも、とてもおいしいらしい♪

食卓に革命を起こした「のりたま」

1960年(昭和35年)に発売以来、超ロングセラー商品となっています。

ふりかけ界のロングセラーといえば、丸美屋食品の「のりたま」

発売以来、圧倒的なシェアを維持し続けているそうです。

原材料に当時高級品だった鶏卵を使用したのが画期的。また、サクサクした玉子粒子の開発技術は後のバリエーションの広がりに貢献しました

当時、のりや玉子には高級品のイメージがあったらしく、「旅館の朝食のような贅沢なおいしさを家庭でも手軽に味わえるような食品」をコンセプトに開発された。

卵焼きのようなふっくら感を乾燥品に加工するのは難しく、試行錯誤を続けた結果、熱風による乾燥法を開発し、やわらかな乾燥卵が生産できるようになった

これをふりかけに使うことで、家庭での朝食がよりリッチな感じになったらしい。

子供の食べもの、という常識を覆した「おとなのふりかけ」

「ふりかけは子供の食べ物」という当時の常識を覆し、大人のためのふりかけというコンセプトのもとに開発

当時のふりかけ消費者が12歳を境に急激に減少するというデータをヒントに、大人にも親しまれるふりかけを目指して開発されました。

「ふりかけ=こども商品」という思い込みへの挑戦が、大ヒットを生み出しました

この戦略が大当たり。一気に市場を拡大しました。

ラインナップの多さも「おとな」を感じさせる

常時10種類以上の味のラインナップがあり、ネーミングも「青じそひじき」「おかかごぼう」「梅ゆかり」など大人を意識したものになっています。

最近では「おとなのふりかけ」効果か、ふりかけが「子供だけのもの」というイメージはほとんどないように思う

潜在的な市場ニーズを開拓した、革命的な商品でした。

近年のトレンド、素材の風味を大切にした「ソフトふりかけ」

素材の生の食感や風味を活かした製法のふりかけ。各社が発売しています。
画像はふりかけで2位のシェアを誇る三島の「ゆかり」のソフトふりかけ。

素材の生の食感や風味を活かした製法

1990年代後半に登場し、その後も市場を拡大しています。

ふりかけメーカーが新商品として力を入れています

今までの乾燥したふりかけと違い、自然な味や食感が楽しめるため世代を問わずヒットしています。

珍しいふりかけも続々登場中

お菓子の「ばかうけ」とコラボしたふりかけ…らしい。
ラノベみたいな商品名。

「のりたま」発売後間もない、1964年に丸美屋が発売したもので、近年復刻されていたらしい。当時は洋食への強い憧れがあったのでしょう…

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