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<バラの育て方>  地植え栽培のコツ

花の中でもなんとなく敷居の高いバラ。でもコツさえつかめば大丈夫です!お庭ちょっとした日当たりの良いスペースがあればバラを植えてみましょう。地植えの「バラの育て方」をまとめていきたいと思います。

更新日: 2015年06月13日

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この記事は私がまとめました

●地植え栽培のコツ

地植えとは、鉢植えと違い地面に植物を植えることです。
ただし、買ってきた苗を庭の土を掘っただけの穴に植え込むのは間違いです。意外に知らない方が多いのですが、植える穴は苗の根鉢(※1参照)よりも大きく掘る必要があります。
バラの場合はおおよそ「直径、深さとも50㎝前後」の大きな穴を掘る必要があります。

また、元の庭土の性質によってその土に何をどのくらい混ぜてから植えるかを決めておいて、混ぜ込む素材を購入しておきます。

粘土質なら腐葉土や川砂、赤玉土を混ぜて水はけの良い土に改良します。
痩せ土なら掘り出した土は使用せずにバラ専用土や、ホームセンターで手軽に購入できる「花と野菜の土」等に、良質の赤玉土、腐葉土、堆肥などを混ぜたものを使って植え込むと良いでしょう。

根鉢というと、一般的には鉢から出した時の根とその周りについた土の事です。

まだ鉢の中で根が成長していない場合、取り出す時に土が崩れて根がむき出しになってしまいます。
これを根鉢が崩れるといいます。

バラの植え付けを行う場合、冬は休眠期のため根がむき出しの状態でも植え付けられますが、春から秋にかけてはできるだけ根鉢を崩さずに植え付けます。

画像
「*cosmos* blog」様 (「バラの家 日曜バラ塾」より)

●意外に知られていない大切なこと

画像は4号サイズの新苗です。

この大きさだとまだまだ子供の苗。

地植えにするには早いので、
購入時の苗ポットや鉢よりも
一回りほど大きな鉢に植替え、
適度な大きさになるまで
しっかりと育ててください。

最近、「植え付けたバラの元気が無い」と相談を受け、様子を見に伺ったのですが、
問題の元気の無いバラは上のような大きさの苗でした。

このお宅の場合、土作りにも若干問題があったので、余計に苗がうまく育つことができなかったようです。(植え付け場所の粘土質の土の改良が十分ではありませんでした)

地植えするには適度な大きさが必要であることが意外に知られていない事がわかったので、
追記しておくことにします♪

新苗はまずは鉢栽培から!
 地植えにする予定のバラも、まず1~2年は鉢で育ててから
 植え付けてくださいね!

まずは6~8号鉢に植えて育てましょう!
 (当店の)新苗は、6~8号鉢に植えて育てることでとても良く育ちます。

<植え付け場所>

・直射日光が最低3時間以上当たる、
 風通しの良い場所に植えて下さい。

・つるバラはどこにどう枝を這わせるかしっかり計画を立て、
 植え付け場所を決めましょう。

・施肥をするためのスペースが必要です。
 他の植物や隣に植えるバラとの適度な間隔を考慮してください。

< 春から秋 ~新苗、大苗の植え付け方~>

用意するもの : 完熟腐葉土と完熟堆肥
         バラ用の肥料 (商品のパッケージに記入してある分量) 

①直径40~50㎝、深さ40~50㎝の穴を掘り、穴底に乾燥牛フンとバラ用の肥料を入れる。

②掘り上げた土を少し戻し、穴底の土を耕すように乾燥牛フン又は完熟腐葉土と完熟堆肥、バラ用の肥料と良く混ぜる。(元肥になります)

③残りの掘り上げた土を完熟腐葉土と良く混ぜたものを②の上に入れ、苗を置いた時に接木(つぎき)されたテープがついた部分が地表から出る高さに調節する。

④苗をポットから土(根鉢)を崩さないように出して穴に入れる。

⑤残りの掘り上げた土を完熟腐葉土と良く混ぜたものをバラの根鉢の周りに戻して、苗を固定する。
土は地表ぎりぎりまで戻さず、水がたまるスペースを残しておく。その後たっぷりと水をやる。

⑥水が引いたら、土を平らにする。

⑦接木部分がはがれたり、強風で折れたりしないように支柱を立てる。

*新苗の場合、接木部分に巻いてある保護テープは、秋まで取らないでください。

気温の高い夏に来年花を咲かせる枝を伸ばしておきます。
灌水の頻度を増し、枝の成育を助長させる管理を。

地植えバラは、夏に灌水しすぎると根が深く潜る事をさぼるようになるので良く無いとも聞きました。
枝葉の水分量を「見て」「触って」確かめましょう。経験で「水を欲している状態」がわかるようになるのが目標です。

図面のイメージを参考にして下さい。

ただし、この図にはありませんが、植え付けたら必ず苗の周りにドーナツ状に水鉢を作りましょう。

水やりの際に水が周りに逃げて行かずに苗の周りにしっかり灌水するようにするためです。

< 冬の休眠期 ~大苗の植え付け方~ >

用意するもの : 完熟腐葉土と完熟堆肥
         バラ用の肥料 (商品のパッケージに記入してある分量) 

①  直径40~50㎝、深さ40~50㎝の穴を掘り、穴底に乾燥牛フンとバラ用の肥料を入れる。

②掘り上げた土を少し戻し、穴底の土を耕すように乾燥牛フン又は完熟腐葉土と完熟堆肥、バラ用の肥料と良く混ぜる。(元肥になります)

③残りの掘り上げた土を完熟腐葉土と良く混ぜたものを②の上に入れ、苗を置いた時に接木(つぎき)されたテープがついた部分が地表から出る高さに調節する。

④鉢から出した苗の土をある程度落として根を広げ、肥料に直接根が触れないように設置する。

⑤残りの掘り上げた土を完熟腐葉土と良く混ぜたものをバラの根鉢の周りに戻して、苗を固定する。
土は地表ぎりぎりまで戻さず、水がたまるスペースを残しておく。その後たっぷりと水をやる。

⑥根の間に土を流し込むように水をやり、隙間に土を入れる。水はたっぷりとやる。

⑦水が引いたら、土を平らにする。

*接木部分にテープが巻いてある場合は、取り除きましょう。

図面のイメージを参考にして下さい。

この図にはありませんが、植え付けたら必ず苗の周りにドーナツ状に水鉢を作りましょう。

水やりの際に水が周りに逃げて行かずに苗の周りにしっかり灌水するようにするためです。

<地植えへの水やり>

*乾きで 新梢 がしおれないように注意して、植え付け直後は特に適時水を与えましょう。
時間帯は午前中に。夏場だけは夕方日が落ちてからや早朝に。

*夏に植え付けた場合は特に気をつけて水やりを。

*完全に根付けば夏に枝先がおじぎし始めた時以外、水やりは必要なくなります。

※「夏に枝先がおじぎし始めた時」には?
時間に関係なく、急いで株元にたっぷり水を与えましょう。
ホースにたまっている水が暖まっていたら完全に他の場所に出しきってから冷たい水を与えるようにしてください。

<肥料について>

●冬に与える「寒肥」

肥料の固有の名称は参考までにしてください。

春にだけ咲く一季咲きのバラには、上記の寒肥と6月の花後の「お礼肥」のみで良いでしょう。

花後、生育期(梅雨から秋頃にかけて)のシュート処理

地植えでは、春の花が一段落すると株が成長を始めるので、地際や枝の途中から元気の良いシュートがビュンビュン伸びてくる事が良くあります。
このシュート自体をどうするかと、サイドシュート(枝の途中から出るシュート)が出た部分から先の古枝の部分をどうするか、また、地際から出ている主幹で古いものをどうするか。
つるバラの場合はこの時期に出る元気の良い枝は来シーズンにたくさん花を咲かせる大切な枝になるので仮誘引を行います。

ただしこれはバラの系統ごとにも違いますし、品種によっても違ってくるので一概に説明するのは難しいものです。
まずはいくつか専門家の説明でわかりやすいものを紹介します。

バラの家、キムタクてんちょさんのブログから。

ハイブリットティーのベイサルシュートの処理のしかたを超簡単に教えて下さっています。

見本がエモーションブルーなのでHTと書きましたが、基本的にはつるバラ以外はこの方法で。

つるバラには行わないように注意しましょう。

http://shop.plaza.rakuten.co.jp/baranoie/diary/detail/200907230000

植栽コーディネーター、西村美紀さんのブログ「 Fantail Diary」より。

「新しいシュートが株元からでていたので、細めの古い枝をきり世代交代の図」です。

これは系統や品種に関係なく、花後から随時行って良い作業です。

ただし切り口から菌が入りやすいので、切り口が乾きやすく自然修復が早い晴れた日に行いましょう。

引き続き「 Fantail Diary」より抜粋。
これは一季咲きのランブラーへの春の花後の剪定です。

主幹から出た側幹は、花後に短めに切り戻してしまいます。

ただし実を取りたい場合は花がらを摘まないので剪定も行いません。

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