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「自分も傷ついた」村上春樹氏、ボストンテロ受け米紙に寄稿

ボストン爆破テロ事件について、作家の村上春樹さんが3日付の米ニューヨーカー誌に寄稿しました。ランナーの一人としてボストンマラソンへの愛を語った上で、この傷を癒やすには、報復を企てるのではなく、誠実に静かに時を積み重ねる必要がある、と語りかけています。

更新日: 2013年05月04日

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ボストン爆破テロ事件について、作家の村上春樹さんが3日付の米ニューヨーカー誌(デジタル版)に寄稿した

ボストン・マラソンは市民の「誇りの源」だとし、「人々がどれほど打ちのめされ、落胆しているか、想像できる」と気遣った

村上春樹氏
「ランナーを自任する世界の一市民として、自分も傷ついた」

「悲しみ、失望、怒り、絶望」は容易には消え去らない

今回のテロで積み重なったような「悲しみ、失望、怒り、絶望」は容易には消え去らないとも指摘

地下鉄サリン事件被害者にインタビューした自著「アンダーグラウンド」にも触れ、「時間の経過は、いくつかの痛みを遠ざけるが、新しい痛みもまた引き起こす」と語っています。

村上春樹氏
「爆破で多くの人が肉体的に傷ついたが、さらに多くの人が違ったかたちで傷ついたに違いない」

同時に「いろいろな形で傷ついた人たちは、今後”普通”の生活を送るだけなら十分傷を克服できるだろうが、内部的には出血し続けるだろう」と語っています。

傷を受け入れ、その上に新しい人生を築いていく

傷ついた人々は自分自身で事件を整理、理解し、受け入れ、傷の上に新しい人生を築いていく必要があると語る

村上春樹氏
「報復を考えても安らぎにはならない。傷を忘れず、苦しみから目をそらすことなく、正直に、静かに時を重ねていくことが必要」

毎日走ることで、傷を負った人たちや命を落とした人たちを悲しむ

村上氏は毎日走ることを通じて、ボイルストン通りで命を落とした人や、けがを負った人たちを悲しんでいると語った

村上春樹氏
「テロ事件を克服し、ボストンマラソンが、再び、美しく自由な雰囲気にあふれる大会として復活することを心から願う」

マラソン愛好家としても知られる村上春樹氏

1982年秋、『羊をめぐる冒険』を書き上げ、小説家として手ごたえを感じた時、彼は走り始めた。以来、走ることと書くこと、それらは、村上春樹にあって分かつことのできない事項となっている。アテネでの初めてのフルマラソン、年中行事となったボストン・マラソン、サロマ湖100キロ・マラソン、トライアスロン……。走ることについて語りつつ、小説家としてのありよう、創作の秘密、そして「僕という人間について正直に」、初めて正面から綴った画期的書下ろし作品です。

引用元・http://goo.gl/Rwad0

マラソン愛好家で知られる村上さんはこれまでに33回、世界各地でフルマラソンに出場

自己ベストは1991年のニューヨークで3時間27分だそうです。

その中でも最も好きなのは6回参加したボストン・マラソンだと指摘

村上氏はボストン近郊に3年暮らした経験もあるという。

また1996年にはサロマ湖100キロウルトラマラソンに参加しており、11時間42分16秒で完走している

その時の様子はエッセイ「走ることについて語るときに僕の語ること」で語られています。

村上春樹氏
「街ではボストンが最高です。チャールズ川沿いのハーバード大学あたりをずうっと走る。素晴らしいコースです」

読者からの「思い出に残るジョギングコースは?」という質問に対して。

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