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大道廃れて仁義あり。『老子』

仁義などという人為的な道徳が唱えられるようになったのは、人々が自然の法則に無神経になったからだ。耳ざわりの良い文句に惑わされず、物事の本質に立ち返れ。

多聞なればしばしば窮す。中を守るに若かず。『老子』

人は知識を蓄えるほどに賢くなる反面、既存の観念に縛られ、柔軟さを失う。真の知者は学ぶほどに中(虚心)にかえっていく。

牝(ひん)は常に静をもって牡(ぼ)に勝つ。『老子』

女性は常に静かな佇まいを心がけることによって、争い合ってばかりの短気な男たちを尻に敷いてしまうものだ。

人に与えて、己いよいよ多し。『老子』

精神的豊かさを得る一番の道は、他人への奉仕をすることだ。呼吸するとき、人は息を吐いてから吸う。何かを得ようと思えば、まずは自分から出さなければならない。

善く戦う者は怒らず。『老子』

戦上手は安易な挑発には乗らない。真の強者は常に自分の中の軸やリズムを重視して生きている。外部の瑣末なストレスに乱され、大局を見失ってはならない。

知りて知らずとするは尚なり。『老子』

上司が話している途中で、偶然その内容を知っておりその事を口に出す。しかし上司からすれば話を中断され、憤懣やる方なく、せっかく目をかけてやった部下が小賢しくて仕方ない。知っていてもでしゃばらず、腹の中に収めておける人物こそ優秀な部下なのだ。

人に授けるに魚を以ってするは、漁を以ってするに如かず。『老子』

貧しい人に魚を与えれば、その人は一日は食料に困らない。しかし、魚の捕り方を教えれば、その人は一生食うに困らない。人が生きるために本当に必要なのは、物ではなく技術だ。

君子は盛徳ありて容貌愚なるが如し。『老子』

身のうちに迸るような才能を秘めていながら、日の目を見る事のない人間には共通点がある。「出しゃばり過ぎる」ということだ。真に有能な人間ほど<慎み深く、一見愚か者かと思う顔つきをしている。

【関連】能なるも、之に不能を示せ。『孫子』
能力があっても、できない人間を装え。戦いは騙し合いなのだ。

終わりを慎むこと始めの如くなれば、即ち敗事なし。『老子』

物事の仕上げの段階になっても、慎み深い気持ちを忘れてはならない。常に初陣の心構えで臨めば、実力以上の力が発揮できるものだ。

爪先立つ者は立たず、自ら矜(ほこ)る者は長からず。『老子』

つま先立ちで自分を大きく見せようとする者は、不安定に立つことしかできず、自分の功ばかり言いたてる人物は今に挫折する。己の器を知り、謙虚に振る舞うべきだ。

天道は親なし、つねに善人に与す。『老子』

天は全ての人に公平で、ひいきということをしない。そして善人の行いというものを必ず見ているので、安心して徳を積めば良い。

その光を和らげ、その塵に同じうす。『老子』

どんなに傑出した才能があろうとも、人と和す事ができなければ、幸せにはなれない。本当にできる人物というのは、自分より低い人々にも合わせてやれるものだ。

聖人は無為の事におり、不言の教えを行う。『老子』

聖人は特に何もせず、何も言わずとも、人々を教え導く。その生き様や姿勢そのものが、尊い模範だからだ。 真の指導者とは、そういうものだ。

軽諾は必ず信をすくなくす。『老子』

安請け合いは必ず信用をなくす。頼まれ事を受けるのは良いことだが、引き受けたからには全力でそれに打ち込まなければならない。無責任な人間に徳のある者はいない。

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