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daiba49さん

そもそも「遺伝子は遺伝しない」
そもそも、遺伝子と遺伝は関係ありません。遺伝子とはDNAに刻まれた文字のことです。遺伝とは、親の性質が子どもに伝わる(似る)ことをいいます。

私の専門の小児がんでは、がん細胞のなかに遺伝子の異常がよく見つかり、またそれによって治療方針を決定します。こういう説明をすると、保護者の方に、「親の遺伝子が子どもに遺伝したんですか?」とよく聞かれます。そうではありません。

英語では遺伝子をgene(ジーン)といい、遺伝をheredity(ハレディティ)といいます。語感が全然異なるため、英語圏の国では遺伝子異常について医師が説明しても、それが親から子に遺伝するとは保護者は即座に思いません。

優秀な夫婦の子孫が優秀とは限らない
大人数の人間の集団を観察するとしましょう。そのなかに優秀な夫婦がいるとします。優秀とは何ぞやという問題がありますが、それはおくとして、ここで優秀な夫婦という存在を仮定します。その子どもが生まれます。

その子は、またも優秀な異性と結婚します。そういうことをくり返していくと、超人みたいな優秀な子孫が生まれるかというと、それはじつは逆です。優秀な性質は段々薄まっていき、平均値に近づいていくのです。

まったくその逆のことも起きます。優秀でない家系同士が結婚をくり返していくと、優秀でない性質は段々薄まっていき、平均値に近づいていきます。

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