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【野に咲く花の植物図鑑】この花、何て花? どういう花?……を調べてみた。

ゴールデン・ウィーク中に、周囲で見かけた花を調べてみました。がっさりと「雑草」と認識しているような草花から、「なんかかわいいポピー」程度にはわかる花、「ジャスミン」のように言われなくても知っている花まで。末尾に資料集。

更新日: 2013年05月10日

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nofrillsさん

※以下、写真は特に引用元が記されていないものは私の撮影です。クリエイティヴ・コモンズのBY-NC-SAで公開します。非商用での利用は、撮影者名 (nofrills) を書き添えた上でご自由にどうぞ(連絡不要)。派生作品(画像加工など)も問題ありません。ただし、派生物の公開の際は、同じ条件(非商用利用可、撮影者名書き添え必須)をつけてください。

※引用元のある写真や、ウェブサイトの紹介で自動的についてくるサムネイルの写真は、上記CCライセンスではありません。

※写真撮影時期は2013年のゴールデンウィーク、場所は東京都の杉並区、中野区のあたりです。

(1) 「ザ・雑草」ともいうべき定番

というか、私の中ではこの子はごくごく子供のころから常に「びんぼうぐさ」。ハルジオンなのかヒメジョオンなのか、はたまたハルジョオンなのかヒメジオンなのか、全然区別つかない >_<

「びんぼうぐさ」については:

- ハルジオンを貧乏草と呼ぶ地域
http://okwave.jp/qa/q6650214.html

- ヒメジョオン - 日本の里山に溶け込んだ別名『貧乏草』
http://worldjc.com/168/

※画像はクリックすると大きく表示され、さらにもう一度クリックすると1辺1000ピクセルのものが表示されます。再利用のためのDLはそこからどうぞ。

両種は、開花期にずれがあります。4~5月に咲くのは、ハルジオン。ヒメジョオンは、5月から晩秋まで。 子供の頃、良く似た両種をまとめて「貧乏草」と呼んでいました。貧乏草はいつまでも咲いていると思っていましたが、途中でそっくりさんに交代していたんですね。

「貧乏草」という俗称の由来は、きれいに手入れをされた庭には生えていない、 手入れの行き届かない貧乏な人の周囲に生えているからということではないかと考えられます。 ヤブカラシがこの理由で「貧乏カズラ」と呼ばれています。

触ると貧乏になるという言いがかりのような説もあるようです。 その他の別称としては、線路に生えているので「鉄道草」とも呼ばれました。

「触ると貧乏になる」っていうの、ありました(名古屋)。

人のいない阿佐ヶ谷住宅は生命力の強い植物に占領されている。 flic.kr/p/eh1WFU

(2) 「ピンク色のかわいい花」は……

連休中のある日の午後の遅めの時間、ふと目についたのは、道端に咲く、今まで気づかなかった花。花の形自体はオオイヌノフグリに似ているが、大きさやたたずまいがまったく違う。

この写真を撮ってるときに通りがかったおじさんが足をとめて「かわいい花だねぇ。なんて花?」と。

「私も初めて見る花で、名前知らないんですよ」と答えるしかなく、そこで調べてみようと思ったわけです。

そして上記の情報源のサイトさんで「花期」で見るなどして、「ユウゲショウ(夕化粧)」という竹久夢二っぽい艶美な名前の花であることを確認。

野原に咲く数輪のピンク色の綺麗な花。珍しい野草だと思っていたら、やっぱり観賞用の帰化植物でした。

2003年05月02日

とすると、都内で見られるようになったのはここ10年くらいなんですかね……。

土手や野原などに生える南アメリカ原産の多年草。明治時代に観賞用に輸入され栽培されたものが野生化した帰化植物です。

茎は叢生し、20cm~60cmになります。

上部の葉腋にく直径12mm~15mmの淡紅色の花をつけます。

……和名では夕方から花が開くとされていますが、実際には昼咲きの花で夕方にはしぼんでしまいます。

(3) 「あの、いかにも『お花』っぽい花って、栽培してるんじゃなくて自生してるの?」

このお花、花壇やプランターに植えられているのをよく見かけるのですが、どう見ても自生している場合もあり……

※この写真は阿佐ヶ谷住宅での撮影。あそこは特に、何が栽培されたもので何が自生しているのか、まったく見当もつかない空間で(笑)。

取り壊しを控えて住民が全員退去した集合住宅の一角が、花畑になっている。2013年5月、東京。 pic.twitter.com/ouyTa4TC4I

(これは、阿佐ヶ谷住宅ではありません)

人がいなくなった集合住宅に出現した花畑に限界までズームすると、こんなふうだった。 @nofrills pic.twitter.com/dEsDzRvJs1

北アメリカ原産の多年草。

茎は白い短毛が多く、高さ30cm~60cmになります。茎の下部は木質化することが多いです。根茎が横に伸びて、広がっていきます。

……大正時代末期、観賞用として渡来し野生化しました。

多年草で地下茎……なるほど。

(4) 「強い」といえばこの人たち

どっかの横断歩道の脇で、信号待ちの間に。

土の地面がぜいたく品であるこのコンクリート・ジャングルでは、この人たちはコンクリやアスファルトの隙間から生えます。

当たり前に見られるタンポポですが、普通、全国の都市部にあるのは帰化種のセイヨウタンポポやアカミタンポポです。 いずれも開花期間が長く、受精しなくても種子のできる単為生殖であるために勢力範囲を拡げています。

(5) 最近よく見る「なんかかわいいポピー」は……

「なんかかわいいポピー」と認識しているこの花は、「ナガミヒナゲシ(長実雛罌粟)」。学名はPapaveraceae dubium.

これも都内のこの辺でよく見るようになったのは、ここ10年くらいですね。

野原、荒れ地、河原などに生えるヨーロッパ原産の一年草。

茎は高さ20cm~60cmになります。……

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