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女性3人を10年間監禁(米オハイオ州)事件まとめ

米オハイオ州クリーブランドで、約10年前に失踪した女性3人が保護された誘拐・監禁事件。アリエル・カストロ容疑者の家から、女性3人と6歳になる少女が救出されてから数日後、被害者たちがカストロ容疑者の「囚人」として過ごした10年間の恐ろしい体験が明らかになりつつある。

更新日: 2013年05月12日

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iwahibaさん

■事件概要

米オハイオ州クリーブランドで6日、約10年前に行方不明になった女性3人が警察に保護された。別々に失跡していたが、同じ家に閉じ込められていたもようだ。警察はこの家に住む男(52)を逮捕。米メディアは長期にわたる衝撃的な誘拐事件として大きく報道した。

 CNNテレビ(電子版)によると、3人のうち、16歳だった2003年に失跡したアマンダ・ベリーさんが脱出し、近くの家に駆け込み、電話を借りて警察に「誘拐され10年間、行方不明になっていた」と通報した。3人とも健康状態に問題はない。

■約10年前に行方不明になった3人の被害女性

16歳だった2003年4月21日の午後7時40分ごろ、自宅近くのファストフード店での仕事を終えて帰宅する姿を目撃されたのを最後に行方が分からなくなっていた。

写真は姉(左)と再会したアマンダ・ベリーさん(中央)。右はアマンダさんの6歳の女児。女児の父親はアリエル・カストロ容疑者(52)であることがDNA鑑定で確認された。

カストロ容疑者はアマンダさんが妊娠した時に出産するように強要し、子どもが死産だったら殺すと脅迫していた。アマンダさんは子ども用のプールで出産させられ、赤ちゃんが呼吸停止になると、アマンダさんは必死で自分で蘇生呼吸をしたという。

14歳だった2004年4月2日の午後、学校からの帰宅途中に行方不明になった。

カストロ容疑者の娘はジーナさんの親友で、失踪時に最後にジーナさんを目撃した人物となり、町ぐるみのジーナさん探しに懸命に協力していたが、カストロ容疑者が逮捕されるまで、ジーナさんを誘拐したのが自分の父親だとはもちろん知るよしもなかった。事件が明るみになった後、テレビに出演し「ジーナさんに謝罪したい」と泣きながら語っている。

●ジーナさんは救出後、自宅に戻って家族や親戚からの歓迎を受けたが、現場にいたテレビレポーターによれば、プエルトリコ系移民でスペイン語が母国語だったジーナさんに親戚がスペイン語で話しかけたところ、ジーナさんは母親に「ママ、私もうスペイン語忘れちゃったの」と申し訳なさそうに語ったという。

21歳だった2002年8月23日、近所の商店に公衆電話をかけにいった後、行方不明になった。

発見された当事、カストロ容疑者の長年に渡る暴行で顔の骨格が歪み、聴覚障害があるという。ミッシェルさんの叔母は、ミッシェルさんにはもともと若干の知的障害の可能性があったとマスコミに語っている。

●ミシェルさんには双子の兄弟フレディーさんがいるが、彼によれば、11年ぶりに再開したミシェルさんは色が白く幽霊のようだと驚いていると、「こっちにきてハグしてよ。久しぶりじゃない」と喜んでいた。フレディーさんは16歳の時に母親から家を追い出され、ミシェルさんが失踪したことはテレビを見て知ったという。ミシェルさんは誘拐される直前に強姦にあって妊娠し出産していたが、子どもは社会センターが引き取っている。

●アマンダさんとジーナさんは自宅に帰宅しているが、ミシェルさんは誘拐前に家族から虐待を受けていたために、母親に会うことも母親の住む家に戻ることも拒否している。救出後、病院から退院したミシェルさんはジーナさんの自宅に行き、ジーナさんの家族はミシェルさんの面倒をみるつもりだという。

■容疑者

米オハイオ州クリーブランドの民家で女性3人が約10年間にわたり監禁されていた事件で、検察当局は8日、この民家に住む元スクールバス運転手、アリエル・カストロ容疑者(52)を誘拐とレイプの容疑で訴追したと発表した。

この事件では、アマンダ・ベリーさん(27)など3人の女性がカストロ容疑者の自宅で監禁されているのが見つかり、カストロ容疑者と兄のペドロ・カストロ容疑者(54)、弟のオニール・カストロ容疑者(50)の3人が6日に逮捕された。

米オハイオ州クリーブランドで女性3人が約10年にわたり監禁されていた事件で、米検察当局は9日、元スクールバス運転手アリエル・カストロ容疑者(52)に対し、監禁した女性を死産させたとして死刑を求刑する方針であることを明らかにした。

 同日、カストロ容疑者は予備審理のため初出廷。カストロ容疑者は、3女性への強姦と、そのうち1人が出産した女児の計4人に対する監禁の罪で訴追されているが、地元の検察官は報道陣に対し「殺人罪での訴追を目指す。死刑求刑を考慮したものだ」と語った。同州は死刑が実施されており、誘拐に伴う殺人には死刑が科される。

 地元警察当局の調べなどによると、カストロ容疑者は被害者の1人、ミシェル・ナイトさん(32)を繰り返し強姦、5回妊娠させた。だが、ナイトさんの腹部を蹴ったり食事を与えなかったりの虐待を加え、いずれも死産させていた。検察官はこの死産を対象に、加重殺人罪として訴追する準備を進めているという。

 審理ではカストロ容疑者に800万ドル(8億円)の保釈金が課せられたが、そのまま勾留された。

●キャストロ容疑者は昨年まで元スクールバスの運転手で生徒をバスに置いてけぼりにしたことで、自宅を訪れた警察から事情聴取を受けた。この時すでに女性監禁をしていたが、警察は女性監禁を発見できなかった。

●キャストロ容疑者には元妻との間に4人の子どもがいるが、養育権は離婚した妻が保有していた。

●キャストロ容疑者は普段はおとなしく、サルサバンドでベースを弾いたり趣味のクルマいじりをしていることで、近隣住民には知られている。

●しかしキャストロ容疑者には凶暴な二面性があり、身内からは「モンスター」と呼ばれていた。元妻に激しい暴行を加え、元妻を階段から突き落としたり、鼻を骨折させ肩を脱臼させるほか、段ボール箱につめて蓋を閉じるといった暴行を頻繁に加えていた。元妻は昨年48歳で脳腫瘍のために亡くなっているが、2005年の家庭内暴力の訴状には「キャストロの暴行のせいで脳血栓ができている」と述べている。

●激しい暴力に耐えられず、96年に元妻は別居を始めるが、元妻に頻繁に暴行を加え殺すと脅し、養育権がないのに、度々娘たちを連れ去っていた。

■警察の捜査に批判の声も

今回の件では警察の対応の悪さも指摘されていて、女性が全裸で犬のように首輪に繋がれて、裏庭をはいつくばって歩いているという通報をしたのにもかかわらず、警察はいたずらだと思って取り扱わず、調査をしなかったこと、13年間で2度、この家を警官が訪れているが、一度は応対がないまま帰るなど、怠慢さが非難されている。

2011年には近隣住民が窓を叩く音がするのでみてみると、赤ちゃんをかかえた女性がいるとの通報もあったが、警察はキャストロ宅を訪れたものの「何も問題がない」とそのまま帰ってしまっている。

■第一発見者のキャラクターが面白くて話題に

アマンダさんの第一発見者で彼女の救出を助けた近所の男性、チャールズ・ラムゼイさんのインタビュー動画がネットで話題となり一躍時の人となっている。

「おいらが家でマクドナルドを食ってたらよ、叫び声が聞こえたんだよ。そんで外に出たら、若い女が家の外に出ようと必死になってんだよ。(家の)玄関ポーチに行ったら"ここから逃げたいの。助けて。私はこの家に長い間、閉じ込められてるの"っていうからよ、きっと家庭内暴力だと思ってドアを開けようとしたんだ。でも頑丈にしまってて、ちっとも開かねえんだよ。手が入るくらいの隙間しか開かなくて、体が抜けられねえんだ。そんで、ドアの下を蹴っ飛ばしたんだ」

「そしたらよう、若い女とちっちゃな女の子が出てきたんだ。そんで"警察に通報して下さい。私はアマンダ・ベリーです"って言うんだよ」と答えると、アナウンサーが「アマンダさんのことは知ってましたか?」と尋ね

「そん時は覚えてなかったけど、通報電話をかけてる時に思い出して"アマンダ・ベリー?その女はとっくに死んだんじゃねえか?"って思ったんだよ。彼女が通報電話で"はい、私がそのアマンダ・ベリーです"って言うもんだからよ。」

もうひとりの女性ジーナさんに関しては「警察がやってきてから、5分後に救出されたよ。アマンダが警官に"監禁されてるのは私だけじゃありません。まだ女性が数人います"って言ったんだ。」

「あいつはよっぽど金玉のでかいヤツだな。俺たちは毎日あの男にあって、一緒にバーベキューしたりサルサ音楽聴いてたんだから。毎日見かけてたんだぜ!毎日!」と、この土地に住んで一年のチャールズさんは目を丸める。

「まさか女性があの家にいるとは思いもしねーよ。あいつはどこにでもいる普通の男だったんだ。ちっともとりわけ興味のわかない男だったんだよ、今日まではな。あはは」

「(救出直後のアマンダさんのリアクションに関して)白人のかわいい若い女の子が、黒人の男に抱きついてきたんだ。お前、わかるか。こりゃなんか絶対やべえことが起こってるって思ったよ。間違いねえよ!」

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