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gun0taさん

敵重戦車を撃破する象を超えた鼠

第二次世界大戦中にドイツで試作された超重戦車である。“マウス(Maus)”とはドイツ語でネズミを意味する。

ソ連軍のT-34中戦車、及びKV-1、KV-2重戦車はドイツ戦車にとり大きな脅威となった。
さらに、これらを凌ぐソ連軍の新型戦車出現の可能性を危惧したヒトラーは、1941年11月29日の総統官邸における会議で超重戦車開発の可能性について打診した。

ヒトラーは1943年春にはソ連軍が超重戦車を戦場へ投入すると確信していたため、彼は主砲も装甲も当時の技術で最高の戦車を作ることを命じた。

ヒトラーの重戦車に対する構想は、車重70tを戦車の限界とする従来の技術的な推測を無視し、100tを超えて120t級の戦車が必要であると考えるようになっていた。

マウスの重量は最終的に188tまで膨れ上がります。

砲塔に15cm戦車砲と7.5cm戦車砲を同軸装備し、内燃機関と電動モーターのハイブリッド式駆動装置を備えた。

ドイツ戦車史上最大の超重戦車案であるにも関わらずこのような名称が付けられた理由は、敢えて逆の印象を与える名称を付けることにより情報の秘匿を図るためであるとされている。

150両分の生産準備が進められたものの、実際に戦車として形になったものは2両であり、その組立も次々に変更が加えられたことから遅延が積み重なった。

戦局はドイツにとって不利となり、軍需資源の不足が次第に深刻になっていくことが確実視された。生産に大量の資源を使用する超重戦車に対してアルベルト・シュペーアを始めとする軍需省関係者の評価は低く、資源の浪費であるとして計画の中止が進言された。

1944年11月1日には総統官邸から正式に「超重戦車全ての開発計画の中止」が命令されたため、マウスの開発計画は終了となった。

マウスを超える1,000tの陸上戦艦

ドイツの開発・製造した超重戦車としては重量188 t のマウスや140 tのE-100が知られているが、ラーテの規模はこれらの超重戦車をはるかに凌ぐ、重量約1,000トン、全長35m、全幅14m、高さ11mという桁違いのもので、「陸上戦艦」の異名を持ち、シャルンホルスト級巡洋戦艦の主砲塔である28cm 3連装砲から中砲を廃止した2連装砲塔を搭載する予定であった。

50トン程度の重戦車ですらその自重のために橋が渡れないことを想定してシュノーケル装備による潜水渡河を考慮しており、軟弱地盤にはまって行動不能になる、また機械故障や戦闘損傷で走行不能になった際の回収作業に相当の困難を生じたことを考えれば、1000トン・1500トン級の超巨大戦車が完成したとしても、道路や橋がその重量を支えられるはずもなく、故障・損傷が生じた際の対処は事実上不可能に近いものがあったと推察される。

更に、その巨体は航空機の爆撃の格好の目標になるだけであろうと考えられる。

ティーガーI重戦車の実戦での運用結果から上記のような問題が現実の事項として認識されるようになり、軍需大臣アルベルト・シュペーアにより1944年にはラーテはP1500と共に計画中止とされ、構想のみに終わった。

ラーテの想像ジオラマ。

80cm砲を搭載する空前の陸上要塞

このP1500 モンスターは、ナチスドイツが第二次世界大戦中に構想した超重戦車で、ナチスドイツの極端な戦車設計の最終点に位置する。計画上の巨大戦車としては重量1000 t のラーテが知られるが、モンスターはそれを更に上回っており、重量約1,500トン、全長42m、全幅18m、高さ7mである。搭載される大砲はドーラの80cm砲であり、その大きさから砲を旋回させることは出来ず、自走砲として固定搭載を予定したとされる。

この「陸上巡洋艦」は、クルップ社の製作した口径800mmのシュベーラー・グスタフ砲を搭載するための自走プラットホームとして設計された。シュベーラー・グスタフ砲は、第二次大戦の実戦で発砲されたものとしては最大の砲熕兵装である。

実際に運用されていた列車砲。80cm砲を発射します。

列車砲の砲弾。重量は7t。

この砲は強固に防御された目標を攻撃するために設計され、射出する7tの弾頭は最大射程が37kmに達した。

より規模の小さい全重188tの超重戦車マウスの開発で、この種の巨大車輛が抱える問題が明確となった。
例えば、これらの戦車が道路を破壊すること、橋梁を通過できないこと、道路または鉄道による戦略的な輸送が難しいことである。

車輛が巨大化するほど問題の克服はより困難なものとなった。

鈍重かつ大サイズのため、走行可能な場所が制限されるだけでなく、他の戦車の生産力に影響を及ぼすことなどから構想で終わった。

不沈を義務付けられた巨艦

明治時代末期に大日本帝国海軍の金田秀太郎中佐(1873年-1925年、最終階級は海軍中将)が提唱した超巨大戦艦の通称である。

資源に乏しい日本において、多大な資金と金属資源を消費する軍艦を複数建造することは、国家として大きな支出である。
そこで、海軍軍人の間で、「軍艦を幾つも建造出来ないのならば、巨大な軍艦を一隻浮かべておけばいい」という意見が出始めた。
1隻で1国の海軍力に匹敵する大型艦を1隻だけ建造すれば、欧米列強に対抗できるというものである。いわば防衛のための移動要塞という発想であった。

幾つもの計算を重ね、望ましい規格が導き出されたが、それによると、波の動揺に関わらず水平を保つために太平洋の波の波長よりも大きくしようということで、幅91m以上という数字が出され、そこから全長を計算した結果、609m以上となり、結果的に50万トン(100万トンという数値もある)という数字になったという。

【計画されたスペック】

全長:609メートル(1017メートル説もあり)
最大幅:91メートル(150メートル説もあり)
主砲:45口径41センチ砲:200門以上
副砲14センチ砲単装:200門
魚雷発射菅:200門
排水量:50万トン以上
速力:42kt
乗員:12,000人

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