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身内が死んだら手続きは?知って得する葬式、葬儀に関する知識

世の中には当事者にならない限り知らないことはたくさんありますが、葬儀代もその代表例でしょう。悲しみに暮れながら葬儀屋の言い値で言われてしまい、請求書を見たら絶句!なんてこともあるそうです。また他国よりも葬儀代が高いと言われる日本ですから万が一のことに備えて知っていて決して損はないはずです。

更新日: 2017年02月23日

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egawomsieteさん

■喪主の失敗談 葬儀社の言われるがままに支払い180万円

家族が亡くなった時などに、喪主を経験することになるかもしれない。でも、一体どうすればいのだろうか、うまくできるのだろうか──そんな不安を抱いている人も多いはず。そこで、人々の喪主体験から学ぶべく、失敗談を集めるとともに、エンディングデザインコンサルタントの柴田典子さんからアドバイスをもらった。

●母の葬儀は、長女の私が喪主でした。初めてだったので、手続きなどに駆け回っていたため、喪服を準備したのが葬儀の直前でした。たんすから出してみると、折りしわだらけ。3人姉妹のうち、喪主の私だけが洋装という略礼装に。妹ふたりは美容院で着つけだけでなく、髪までセットしてもらっての参列でした。恥ずかしいやら、情けないやらでした。(58才・主婦)

「直前でも、1日前であれば葬儀社で貸衣装の手配ができます。着つけや髪のセットも、式場でできるところもあります」(柴田さん)

●事故で45才の息子が亡くなりました。息子は未婚で、夫も他界していたため、私が喪主に。こぢんまりやりたいと思いつつ、葬儀社に「一般的な感じで」とお願いしました。見積もりでは50万円弱の金額が書かれていました。ところが、後から「若いかたには生花の祭壇が人気です」「香典返しにはタオルが一般的です」など、次々とオプションを紹介されました。言われるままにしていたら、支払いは180万円、老後の蓄えの中から大きな出費になってしまいました。(75才・主婦)

「まず最初に予算を言って、それに合う内容を提案してもらうことが大切です。必要ないオプションははっきり断りましょう」(柴田さん)

●実母の葬儀の際に、親戚の1人が「お花を出したい」と連絡してきたので、「気を使わないでほしい」と遠慮しました。ところが、他の親戚は私に聞かずに葬儀社に直接連絡してお花を供えていたため、電話をくれた親戚は「私だけ花を出さないで恥ずかしい思いをした!」と憤慨していました。(51才・主婦)

「1人に遠慮した場合には、全員に同じようにしなければ、気まずい結果となります。また葬儀当日でも供花の手配はできます」(柴田さん)

■人気の格安葬儀の落とし穴 以後弔問客が引っきりなしになる

宮城県在住のAさん(58)は同居していた父の葬儀を近親者のみの家族葬で行い、葬儀後に喪中ハガキで知人や友人に伝えた直後、自宅に「異変」が生じたと明かす。

「弔問客が引っきりなしに訪れるようになったんです。父が亡くなった原因や生前の様子など、弔問客は一様に同じことを聞きます。喪服で来る人、焼香する人をぞんざいには扱えず、いつまでも葬式が終わらない感じで、父を亡くしたストレスがなかなか癒えません」(Aさん)

恥をかいたというのは神奈川県在住のBさん(60)。高齢の母を看取った後、本人の希望もあり、近くに住む身内だけで家族葬を行った。

「翌年の正月に里帰りした際、親族から“この親不孝者”“みすぼらしい葬儀をするな”と責められて辛かった。考えてみれば、田舎に住む母のきょうだいも母の家族です。本人の希望とはいえ、きちんとした葬儀をしておけばよかった」(Bさん)

 別れの場を「奪われた」と嘆くのは、福島県在住のCさん(76)。近所に住む50年来の友人を亡くした際、葬儀を手伝おうと友人宅を訪れると思わぬ対応をされた。

「友人の妻は“東京に住む長男が戻って家族葬をするみたい”とオロオロするばかりで葬儀の日程や段取りを教えてもらえなかった。長年の友に線香も上げられず、気持ちが落ち着きません。長男はたしかに家族かもしれませんが、疎遠だった者が葬儀を仕切って参列もできないのは残念です」(Cさん)

■ゆうパックで「送骨」、格安・手軽で広がる…変わる葬送の価値観

亡くなった親族らの遺骨を日本郵便の「ゆうパック」で霊園や寺に送る「送骨」が、広がりをみせている。インターネットでの申し込みで遺骨を霊園に持参しなくても納骨できることを理由に、需要が伸びているという。秋の彼岸は26日まで。「弔いの軽視だ」との批判も呼びそうだが、葬送をめぐる価値観は変わりつつある

7月中旬、大阪府河内長野市滝畑の河内長野中央霊園に郵便局の配達員が段ボールを運んできた。品名は「供養品」。中には、骨壺や火葬されたことを証明する書類などが入っていた。

 「予想より、はるかに需要があります」と話すのは、同霊園の田村一央(かずお)代表(67)。昨年12月の受け入れ開始から今月25日までに65件の申し込みがあったという。

 同霊園では、専用の梱包(こんぽう)キットに遺骨の入った骨壺や法律で定められた埋葬許可証などを同封し、料金3万円を支払えば、霊園内の合祀墓で永代供養する。

こうした“手軽さ”が求められ、送骨は各地で増えているという。全国17寺院への送骨をインターネットで仲介する「プロ」(名古屋市)には平成26年中、前年比3割増の200件近くの申し込みがあった。また21年から送骨を受け入れている高岡大法寺(富山県高岡市)は「最近は各地で送骨が広まったため、受け入れ件数は落ち着いている」という。

■葬儀の見積もり 他業者にも依頼していると伝えることが重要

複数の業者から見積もりを取る際にはコツがある。

「インターネットで業者を探す場合、極端に安い料金設定をアピールしている業者はオプションで追加料金として吊り上げていくケースが少なくありません」(消費者センター担当者)

 一方、ネットでは料金を明らかにせず「お問い合わせください」と書いてある業者も高いケースが多いという。

 信頼できるのは、口コミだ。近所の人や知人・親族から聞くのはもちろん、町内会長や町村議会議員などは良心的な葬儀業者を知っていることが多い。

候補となる業者をいくつか見つけたら、参列者数や葬儀形式を決めて同じ条件で具体的な見積もりを出してもらい、比較する。 NPO法人「葬儀費用研究会」の冨永達也事務長がいう。

「他の業者との料金の差をはっきりさせるために最も安い直葬(通夜や告別式などを行わない、火葬のみの葬儀)の値段を聞くことが効果的。これに家族葬の場合の式場や祭壇など最低限のものを付け加えていく。

 その時に棺や祭壇のグレードアップを前提にして料金を吊り上げてくるようなら、“故人の遺志です”と断ること。家族葬なら故人のスナップ写真があれば、数万円の別料金が必要になる遺影も不要です。

 また、初めから花がセットになっている必要はなく、参列者の供花で棺を囲んで祭壇にすることで費用を抑えることができます」

 見積もりを取る際には「他の業者にも見積もりを依頼している」と伝えることが重要だ。そこで“うちで早く決めないと、いい式場が押さえられない”などと言ってくる業者は候補から外していい。

「イオン」や「コープ」のように葬儀の“品質基準”を定めた格安セットプランを提案する「ブランド展開型業者」も出てきた。それらと比較することも参考になるだろう。

■障害者や高齢者も参列しやすい「ドライブスルー葬儀」が登場

お彼岸が近づき、先祖をしのぶ季節がやってきた。墓への考え方が変わるように、葬儀の形も時代に合わせて変化している。

 家族や親しい知人など少人数で葬儀を行う家族葬、通夜や告別式などの宗教儀式を行わない直葬、墓石の代わりに樹木を墓標とする樹木葬、遺骨をロケットで宇宙に打ち上げて散骨する宇宙葬などさまざまで、生前に自分の葬儀や墓のスタイルを決めて遺言に残す人も増えている。

 なかでも最近注目なのは、車から降りずに手を合わせることができる「ドライブスルー葬儀」だ。

 葬儀に訪れたドライバーは自動受付機で登録をすませ、ボタンを押すと、焼香代わりに祭壇に電気が点灯する。焼香をしている姿は撮影され故人の遺影の隣にあるスクリーンに映し出されるので、参列しているのがわかる仕組みだ。焼香が終わってボタンを押すと、退場ゲートが開く。

画期的なシステムだが「ドライブスルーなんてあまりにも葬儀を軽視しすぎでは…?」という疑問の声も上がっている。このシステムを開発し、葬儀会社に提案しているD&Aコンサルティング代表取締役社長の竹原健二さんは「葬儀に行きたくても行けない人のための工夫」だと、明かしてくれた。

「障害者、高齢者など葬儀に行きたくても行けない人が参列できる方法はないかと考え、このシステムを開発しました。仕事が忙しくて時間がとれない人も参列しやすくなります。献花を共同で購入するなどのシステムも含め、すでに葬儀会社からの問い合わせもきています」

 今後こうしたシステムが広まれば障害者や高齢者が参列しやすくなるだけでなく、“お金や時間をかけずにすませたい”という思いが形になるかもしれない。

■身近な人が亡くなった後の年金関連手続きについて専門家解説

身近な人が亡くなると、個人を偲び悲しみに暮れる一方で、葬儀費用や香典返しなど出費がかさむことに驚かされる。その一方で、実はもらえるお金があることは忘れがちだ。21万部の大ベストセラーとなっている『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』(自由国民社刊)の監修者で司法書士の児島充氏が年金関連の手続きについて解説する。

【1】年金の受給停止・未支給年金の受給手続き

 年金受給者が死亡した場合、年金受給を停止する手続きが必要だ。

「手続きが遅れて“死者が年金受給してしまった”場合は、その分を返還しなければならないので注意です」(児島氏。以下「」内同)

また、「消えた年金」問題や基礎年金番号の未統合により「もらえたはずなのにもらっていない年金」があるケースがある。

「年金支払いの時効は5年ですが、もらい損ねた年金が見つかった場合は過去5年分までの支払いだけでなく、時効を超えた『時効特例分』も支払われるケースもあるので、年金事務所に確認のうえ請求しましょう」

【2】遺族年金の受給手続き

 遺族が受給できるのは主に遺族基礎年金(国民年金)と遺族厚生年金(厚生年金)の2種類がある。

「どちらも5年の時効があるので注意が必要です。遺族年金は世帯の主たる生計主が死亡した際に家族が路頭に迷わないためのものですので、遺族年金の受給資格は『亡くなった人に生計を維持されていた』ことが前提となります。

具体的には、死亡当時、故人と生計を同一にしていた人がいずれも、年収850万円未満だった状態を指します。ただし850万円以上あっても、今後5年以内に850万円未満になりそうなケースであれば遺族年金の対象となることがあります」

■お墓の土地だけ購入し、墓石は後で建てるのは可能?

“終活”を考えた場合、生前に墓地、霊園を確保するのは重要なことでもあります。

 ただ、墓に入る予定の当事者が、まだまだ健康で元気であれば、先に墓の土地(永代使用権)だけ購入し、「墓石を建てるのは後でいい」と考えても、ふしぎではありません。実際に、こういったことは可能なのだろうか?

 実は、これは非現実的なのです。というのは、ほとんどの霊園では、墓石の建立について、契約から○か月以内、○年以内との規則があります。つまり、「先に土地だけ買っておいて、墓石建立は数年後に…」というのは、現実的にむずかしいようです。

ましてや、公営霊園の場合、申し込む条件として、「まだ埋葬をしていない遺骨をもっていること」が付帯されていることが多く、そもそも、そういった希望をもたれている方には対象外となってしまいます。

 ただ、可能性はゼロではないようです。神奈川県下の某石材店によると、「数は少ないのですが、土地のみ購入可能な霊園もあります。たとえば、日本初の民間霊園である神奈川県下の某霊園には、墓石の建立期限のない区画があります。しかし、そもそも、そういった霊園の数が少ないため、選択肢が非常に狭くなります。また、寺院墓地にも建立期限のないものがありますが、区画を分かりやすくするため、外柵は先に建てる必要があるようです」と語る。

 このように、先に土地だけ購入して、墓石は後で建てるのは、不可能ではありませんが、現実的にはむずかしいようです。購入する霊園の選択肢を広げる意味では、永代使用権の購入と墓石建立はセットと考えておいた方がいいようです。

■家族葬の落とし穴 注目葬儀のメリット・デメリット

近年、人気の家族葬ですが、それだけにメリットは多くあります。まずは、身内だけなので余計な気を使わずに、ゆっくりと故人とお別れする時間が取れます。飲食の手配や会葬返礼品の手配も抑えられるので、葬儀費用も抑えられます。

しかし、費用面だけを考えると、宗家(喪主)の持ち出しは一般葬と変わりません。たしかに葬儀費用はかなり抑えられますが、参列者からの香典がいただけないからです。生前、故人と親しく参列を望んでいた方々への配慮にもまた、後から問題になってくることもあるようです。家族葬にするかどうかは、宗家だけの事情で考えるのではなく、個人の交友関係を考慮して決める必要があるでしょう。

「安さだけにとらわれると、思わぬ落とし穴があります」と、飛岡さん。「特に家族葬の金額を大幅に安く設定している葬儀社には、気をつけたいです。適正価格を逸脱して安い価格の葬儀を頼んだがためのクレームは後を絶たないようです。

また、菩提寺がある場合はさらに注意が必要です。家族葬だけに限ったことではないですが、あまりにお寺を無視した葬儀を行うと納骨時に様々なトラブルが発生するケースもあります。それらを避けるためにも葬儀社との綿密な打ち合わせが必要となります。この打ち合わせを面倒臭がるような葬儀社であれば、依頼を考えた方がよいかもしれません。

どのような形の葬儀であれ、まずは故人への想い、そして手間をかけるのが、よい葬儀といえそうですね。

■親の死亡時、最低いくらの費用がかかる?

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