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ちょっと不思議?砂漠の遊牧民トゥアレグ族って?【男性がベール】

サハラ砂漠の遊牧民、トゥアレグ族の画像まとめです。ベルベル人の支族でコーカソイドの特徴を持った人からネグロイドの特徴を持った人までひとつの部族でもいろいろです。

更新日: 2013年05月29日

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shikibu56さん

「青の民」「砂漠の戦士」「女系社会で女が強い!」「詩才も抜群」

北アフリカのリビアやアルジェリア、ニジェール、マリなどに暮らすベルベル系の民族で、男性の青いターバンと民族衣装から「青衣の人」や「青の民」とも呼ばれます。
自身では「ケル・タマシェク(Kel Tamasheq)」(タマシェク語を話す人々)と呼びます。

言語はトゥアレグ語(タマシェク語)、アラブ世界の少数民族で唯一独自の文字を持ちます。

イスラム世界では珍しい女系社会で男性が青いターバンで顔や身体を隠す一方、女性は皮膚を露出することもあったり、かなり女性に自由が与えられています。

ラクダ、ヤギ、羊、牛等を放牧して暮らしています。
砂漠の遊牧民という点でべドゥィン族と同様です。

現在でも一部の人はラクダの隊商を組み、塩や家畜等を売って、中国茶、砂糖、衣料などを手に入れています。
近年は干ばつによって家畜を失い、定住化が進んでいるそうです。

かつては、ほかのベルベル人にはない厳格な身分制度があり、階級によって、皮膚の色・生活様式・ラクダの乗り方等が異なっていました。上流階級の混血が進まないための措置ともいわれています。

階級は3つ

「イマシュク(貴族)」
コーカソイドの特徴が強く、肌が白く長身痩躯。男性は青い衣服を身につける。他集団との戦闘や略奪を行う。

「イムカド(自由民)」
ネグロイドの血の混じった人々で、男性は白いターバンを身につける。

「イクラン(奴隷)」
かつてトゥアレグ族に征服されたスーダン系黒人で貴族・自由民の所有する奴隷。農耕作業や家事労働に従事する。

現在では、多くのトゥアレグ族が定住化したこともあり厳格な身分制度は取られていないようです。衣服の色も区別はなくなってきています。

男性はターバン(シュシュ)と、トゥアレグブルーと呼ばれる鮮やかな藍染め(インディゴ)の民族衣装ダラア(ガンドゥーア)を身に付けます。

ターバンの色はグループごとに分けられているため、黒色に近いものから緑がかったものまで多彩です。

トゥアレグ族は他の女系社会で多い一妻多夫制ではなく、一夫一妻制。
イスラム世界でも女系社会でも、一夫一妻制というのは珍しいです。

またイスラム信仰をしていますが、砂漠の悪霊であるジンに関するおまじないも行います。

かつての階級制度のおかげで貴族・自由民の女性は家事労働に従事することなく、たっぷり時間をとって教養を身につけることができ、トゥアレグ語の文字や詩、音楽、寓話に精通していました。

男性は女性を尊敬し、女性が子供の教育を引き受けていたそうです。

トゥアレグ族の文字や文学の水準は高く、数多くの叙情詩が残されていて男性は女性に愛の詩をおくるそうです。

トゥアレグ族は銀の装飾品を好み、奴隷階級の下の特別階級である鍛冶職人の手によって作られます。
アフリカでは鉄鉱石から様々な道具を作る鍛冶職人は尊敬される身分であることが多いので、卑下する階級とするトゥアレグ族はちょっと変わっています。

特に砂漠でのコンパスをモチーフとしたトゥアレグ・クロスというモチーフが有名で、ペンダントにされ父から子へと代々受け継がれ、出身地や氏族など自らの出自をあらわすために使われいます。

トゥアレグ族は盾や剣、槍、ライフルなどの武器を扱うのがうまく隊商の襲撃や警備なども行なっていました。

脚の速い白いラクダに乗って現れ、隊商を襲い、交易品に税をかけたり、略奪をしたりとなかなかの荒くれ者だったようです。

現在ではそんな砂漠の冒険は行われていませんが、ラクダに荷を積んだトゥアレグ族の人々を見ることはできます。

好戦的で誇り高く、教養も高い砂漠の遊牧民なんてなんだか素敵ですね。

男の子か女の子かわかりませんが、カワイイです。
男性がターバンをつけるのは成人してからのようです。

らくだに乗るときに使う綴織(つづれおり)の織物が交易品になっていたりするそうです。

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