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世界で活躍した日本人…「藤田スケール」の発案者・藤田哲也

巨大竜巻の風速を表すために使われる「藤田スケール」。この発案者である故・藤田哲也シカゴ大学名誉教授は、日本よりも世界で有名な日本人の一人です。

更新日: 2013年05月22日

あちこすさん

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●巨大竜巻の風速を表すために使われる「藤田スケール」

米南部オクラホマ州で20日、巨大な竜巻が発生し、子供20人を含む51人の死亡が確認されたほか、子供70人を含む145人が負傷した。

同州検視局当局者の話として、死者が91人に達する可能性があるとも報じられている。

MSN産経フォト http://p.tl/SKoK

巨大竜巻の大きさは「藤田スケール」で紹介されている。

竜巻の風速を推定する尺度「藤田スケール」では、6段階で上から2番目の強さだった

●「藤田スケール」とは?

故・藤田哲也シカゴ大学名誉教授が1971年に提唱した「藤田スケール」。竜巻の規模を表す数値として国際的に広く用いられている。

竜巻 - Wikipedia http://p.tl/FmND

世界中で竜巻の規模を示す尺度として使われている「F」は、日本人気象学者 藤田哲也博士が提唱した「藤田スケール(F-Scale)」のFです

National Weather Service(アメリカの気象庁)で1973年から採用され、現在でも国際的基準として使用されている

●日本よりもアメリカで有名な藤田哲也

1920年福岡県出身、九州工業大学卒。1953年シカゴ大学より招聘され渡米、アメリカ市民権を取得。1998年死去。

ダウンバースト(下降噴流)とトルネード(竜巻)の研究における世界的権威

その優れた業績から Mr. Tornado(ミスター・トルネード)、Dr. Tornado(竜巻博士)とも称された。

気象学のノーベル賞ともいわれるフランス国立航空宇宙アカデミー・バーメイル金メダルをはじめ、数々の賞を受賞

もしノーベル賞に「気象部門」というカテゴリーがあったなら藤田博士の受賞は間違いないと言われていた

●航空機事故の原因となる「ダウンバースト」の発見も

1975年、ジョン・F・ケネディ国際空港でイースタンエアライン66便が着陸直前に墜落した事件では、当初はパイロットの操縦ミスと判断されていましたが、 藤田博士は、この墜落の原因は、「ダウンバースト(下降噴流)」に起因すると指摘しました。  

当初は全米のほとんどの気象学者は、藤田博士が唱えた「ダウンバースト」現象の存在を否定していましたが、 1976年 藤田博士は、「ダウンバースト」の存在を証明することに成功します。

そして、イースタンエアライン66便はの墜落事故は、「ダウンバースト」が原因であると結論づけられました。

藤田 哲也 http://p.tl/VbZV

雷雲中における強烈な下降気流の存在とその仕組みを初めて解明し、ダウンバーストと命名

予知システムの構築を提唱し、航空安全に大きく貢献した

世界各地の空港にドップラー・レーダーが配備されるようになった。

●世界で活躍した日本人の一人

1998年11月19日、「ミスター・トルネード」こと藤田哲也博士は他界(享年78才)。弔問には当時のクリントン大統領も訪れた。

その訃報は、『ニューヨークタイムズ』をはじめ、世界各国のマスコミでも大きく取り上げられた

藤田博士の葬式には、当時のクリントン大統領も弔問に訪れた

日本よりも、むしろ世界で、名前とその功績を知られた一人であろう

●参考リンク

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