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何枚あっても0円!?実在した本物の「零円札」

零円札という不思議なお札についてまとめました。

更新日: 2013年06月23日

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rinqoo1976さん

「零円札」の発見というのは、インド人もびっくりというような、かなりの哲学上の飛躍がある。

ここには、また、経済の本質がつまりまくってて、また現代芸術としての本質がつまりまくってる。

▼「零円札」はKITTE内の「学術文化総合ミュージアム インターメディアテク」にも展示されている

KITTE内のインターメディアテク、何気に凄い。インディジョーンズばりの古い標本の数々。1937年の巨大地球儀から、朱鷺の剥製、慶喜の写真、鯨の骨格標本、ミイラ、赤瀬川源平の大日本零円札まで、このごちゃ混ぜ感は楽しい。窓から見える東京駅もいい感じ。これで無料とは。

▼「本物の零円札」を作ったのは前衛芸術家の赤瀬川原平

1937年3月27日
作家・随筆家・美術家

■主な受賞歴
芥川龍之介賞(1981年)
野間文芸新人賞(1983年)

▼赤瀬川原平は「本物の零円札」を作る前に「千円札の模型」を作って懲役3ヶ月、執行猶予1年を受けたことがある

赤瀬川原平は、原版の「複製」である筈の紙幣が「本物」とされている仕組みに興味を抱き、1963年から千円札の片面を写真製版により転写した「千円札の模型(模型千円札)」を制作した。

赤瀬川は、これを芸術作品として模型千円札の「本物」と考えていたが、いわゆる「千円札裁判」においては、司法当局により「模造」(=千円札の偽物)と判定されてしまった。

当時の法廷では瀧口修造、中原佑介など著名な美術評論家達が特別弁護人として参加し、近代~現代の美術講議が繰り広げられるという前代未聞の"芸術裁判"となった。

▼千円札では有罪となったが、零円札では罪に問われていない

「本物」の「零円札」は今日まで罪に問われたことはなく、赤瀬川の代表作のひとつとしてここにある。

「傍目にはいかに本物と見えようとも、やはり本物であることを御理解下さい。」
東京都杉並区成田東四ノ五ノ十四 大日本零円札発行所 赤瀬川原平

と添え書きされている。

この零円札は、かつての模型千円札のように「本物とも見えて、偽物」とされるようなものではない。「本物と見えて、かつ本物」なのである。

お札はコピーされたものこそ「本物」という不思議なモノ!?

オリジナルを「ホンモノ」、コピー物を「ニセモノ」とする見方は、一般的な通念のようであるが、しかしこれを見事に裏切る実例が存在する。たとえば、巷に流布するお札がそうである。

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