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PCオーディオはUSB DAC ヘッドホンアンプが決め手

今やパソコンやスマホもオーディオ機器の一部として使われる時代。その中心になるDACの良し悪しはシステム全体の音質を左右する存在です。PCマザーボード内蔵オーディオはさっさと捨ててDACを選びましょう。

更新日: 2018年04月25日

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kids246さん

USB DAC関連最新情報

USB DACって何?

【USB DACって何?】
 ここ数年よく目にするようになったUSB DACという製品。パソコンのオーディオ関連製品みたいだけどいま一つ必要性がわからないという人もいるでしょう。そこで簡単におさらい。
そもそもパソコンが普及しはじめた頃(1990年代後半)のパソコンから音を出す回路の音質は、一般のオーディオ製品と比べれば格段に劣るものでした。パソコンで音を出す最初の頃の目的は、状態やエラーを知らせるためのものなので、音質など二の次だったのです。
 それが高精細画像のゲームソフトの開発や、動画の高解像度ストリーミング再生、DVD、地上波デジタル放送の普及などによりディスプレイが高解像度化し画面の表現力が高まるにつれ、音声についても次第に高品位なものが求められるようになりました。また、iTunesに代表される音楽ダウンロード市場の創生・拡大によりダウンロードした音楽をパソコンで再生するニーズも生まれました。
 パソコンはデジタル機器ですので、音声も内部的にはデジタルデータとして持っています。対して人間の耳はスピーカー同様アナログですから変換してあげる必要があります。これがDAC(デジタル/アナログ変換器)の役割です。
アナログ音声とは具体的には波です。音の波をデジタルで表現するには、波を細かく縦に切って(サンプリング)その波の高さを調べ、それを数値で表します(量子化)。一つの波を44KHzより96KHz、16ビットより24ビットで表す方がデータ量は増えますがより元の音を忠実に再現できます。
 DACの性能の優劣は、基本的にはこれらの回路がいかに高速に、元の音に忠実に大量の音声データを処理できるかという事で決まります。パソコンとDACの間は外付け機器ではUSBケーブルで接続するのが普通のため、USB DACという製品ジャンルが生まれました。USB以外では光ケーブルで接続したり、最近では無線LAN接続の製品もあります。

USB DAC、実際にはどんな製品を選べば良いの?

現状USB DACはパソコンメーカー、オーディオメーカー、周辺機器メーカー、楽器メーカーなど多くの会社から製品が出され、価格も数千円から数十万円まで非常に幅広くなっています。
購入を検討する側からいえば、ある程度詳しい知識のある人でない限り何を選べば良いのか困惑するのではないかと思います。
 しかし、パソコンで比較的良い音で音楽を聴きたいというニーズであれば原則音楽CDレベルの音質(16ビット, 44KHz, 96dB)があれば良いので、せいぜい2万円台、高くても5万円までの製品で十分でしょう。
 因みに私が現在使用しているのはFOSTEX HP-A4ですが、それ以前はONKYO SE-U55という10数年前にWindows 98用に購入した製品を使っていました。(壊れないんだもの)スピーカーはYAMAHAのPC用スピーカーでした(現在はJBL JUMBE WIRELESS)。
じっくり音楽を聴くのは主にLPレコードを主体に別のオーディオ機器で聴いていて、PCではBGM的に聴いたり、楽譜の打ち込みぐらいなのでこのレベルで特に不足は感じていません。

 オーディオの世界でも、アンプにお金をかけるよりスピーカーにお金をかける方が良いと言われるくらいなので(実際スピーカーの差は大きいです)、どうせならUSB DACと同等以上にスピーカーを充実させてみてはいかがでしょう。
 その場合USB DACはスピーカーを鳴らすためのアンプは内蔵していない製品が殆どなので、別にアンプを用意するか、アンプ内蔵スピーカーを選択するかということになります。
アンプ内蔵スピーカーは以前は正直なところ安い粗悪品しかありませんしたが、最近は良いものが出てきています。パソコン周りの環境はさほどスペースがないのが一般家庭ですから、ネットのレビュー等を参考にコンパクトで良い音の物を探してみてください。

サンプリングと量子化

サンプリングと量子化(クリックして拡大)

【サンプリングと量子化】
 簡単に言うと、音の波を縦に切る間隔を決めるのがサンプリング周波数、横に切る間隔を決めるのが量子化ビット数です。
音楽CDの規格では、サンプリング周波数44,100Hz、量子化ビット数16ビットと決められています。これは音の波を縦に44,100回/秒切り(実際は切るのではなく読み取るだけ)、横に65,536(16bit=2の16乗)等分し値を取ることを意味しています。
一般に「CDは20kHzの周波数レンジで、ダイナミックレンジは96dB」と言われますが、サンプリング周波数のほぼ1/2まで高音域が記録でき、量子化の方は1ビットあたり6デシベルという目安があり、6×16=96デシベルとなるのです。

最近よく聞くハイレゾって何?

ハイレゾとはハイレゾリューション(high-resolution)の略。CDよりも高品位(高解像度)な音楽再生を意味します。昔からある技術ですが最近本格的に普及するかもしれない(かな?)という兆しが少し出てきています。
こちらのホームページがわかりやすいと思います。
http://www.koone.jp/#section2

今ハイレゾは買い時なのか?

最近発売されているUSB DACは殆どの製品がハイレゾ対応になってきました。この傾向は今後も変わらないと思います。では今ハイレゾそのものが買い時かというと、私は否定的にならざるを得ません。最大の理由は、まだ音源(楽曲)が少なくかつ価格が高く、一般の中高年や若い世代の人がお小遣い程度で気軽に楽しめるまでには至っていないということです。昔からの高級オーディオ同様マニアかお金持ちの道楽という領域をまだ出ていないと思います。
 ただ、ハードウェア(再生機器)としては確かに手が届く範囲になってきていますので、iTunesで現在の音源と同じ品揃えと同じ価格で販売するようになれば、それこそ爆発的に普及するのは間違いないでしょう。ハイレゾがどこまで良い音なのかどうかは私もはっきりとした見解は持てていないのですが(そんなに聴いてないから)少なくも同じ価格であれば文句はないでしょう。現在は過渡期なので良し悪しが議論になっているだけだと思っています。
 逆の例で言えば、昔々GS等の音楽に熱中していた団塊の世代の方々の多くはポータブルレコードプレーヤーでEP(45回転)レコードを聴いていたものでしたが、それでもその気さえあれば音楽は十分に楽しめるということです。

何故外付けUSB DACが必要なのか

【何故外付けUSB DACが必要なのか】
 最近はパソコンのマザーボード内蔵音源も技術革新により一昔前より格段に音質が向上しています。あえて外付けのDACを購入する意味はどこにあるかと疑問に思われる方もいるかも知れません。私は採用する意味は大きく3つほどあると考えています。

1.パソコン内部の電気的ノイズを拾わずに済む
2.パソコンと処理を独立させ、CPUに負荷をかけないで済む
3.投資金額に見合う音質が享受できる

 パソコンの内部回路は、音楽を聴く前提での電気的ノイズに対する配慮はなされていません。従って音源回路が遠くにあるに越したことはありません。またマザーボード内蔵の音源回路は当然ながら、処理にパソコンのCPUとメモリを使います。現在のWindowsはマルチタスクですから同時にいくつもの処理を投入し実行できるので、インターネットを閲覧しながらメールを立ち上げて、ExcelやWordも同時に使うなど普通にできます。そうした際に更にCPUとメモリにDA変換の処理負荷をかけ、全体のパフォーマンスを落としたくはありません。

 また、マザーボードの音源回路が良くなったとは言っても、マザーボード自体が1万円から買えるような製品です。音源にかけているコストは数百円と思って良いでしょう。
数万円するUSB DACと比べること自体無意味です。そして外付け製品は無制限に選択が可能ですから、自分の満足度に見合うコスト/音質が探求できます。
ただ回路的に優れている製品が、自分の好みに合うかどうかはオーディオ製品同様に別問題です。
まさしくそこがオーディオの楽しみとも言えるわけで。

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