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高校野球のびっくり珍記録〜放棄試合・没収試合まとめ【人数が試合を決することも】

何らかのトラブルが発生したために、事態の収拾が付かなくなったり、人数不足になったりした場合に、そのトラブルの元となったチームを敗戦扱いにする制度。試合放棄と呼ばれることも多い。

更新日: 2013年09月22日

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hina0101さん

放棄試合・没収試合は全国大会での例はないが、地方大会で発生している。主な原因は一方的な試合展開による人数不足が原因である。

公認野球規則2・31の「フォーフィテッドゲーム(没収試合)」という項目で「9-0で過失のないチームに勝ちを与える」と定義されています。
つまり「日本野球だから9-0」という訳ではなく、大リーグであろうが大学野球であろうが、オリンピックであろうが、WBCであろうが「没収試合」となった場合は形式上、「9-0」となるのです。

In rare cases, baseball games are forfeited, usually when a team is no longer able to play. In the event of forfeiture, the score is recorded as 9-0, as stated in rule 2.00 of the Major League Baseball Rules Book. However, the actual game statistics are recorded as they stand at the time of the forfeit, and recorded as a loss in the standings for the forfeiting team, and a win for the other team, even if the forfeiting team is ahead at that point.

The 9-0 score equates to the number of innings in a regulation game. Sports with seven-inning games, such as softball and Little League baseball, generally award a rule-based score of 7-0.

なお「9-0」の根拠ですが、いろいろと調べたところどうやら「正式試合の正当なイニング数」であるようです。「7イニング制の試合の場合は7-0とする」という記述が見つかりました。

・球審が試合開始時刻にプレイを宣告してから、一方のチームが5分を経過してもなお競技場に出ないか、あるいは競技場に出ても試合を行うことを拒否した場合。
・一方のチームが試合を長引かせ、又は短くするために、明らかに策を用いた場合。
・球審が一時停止又は試合の打ち切りを宣告しないにもかかわらず、試合の続行を拒否した場合。
・一時停止された試合を再開するために、球審がプレイを宣告してから、1分以内に競技を再開しなかった場合。
・審判員が警告を発したにもかかわらず、故意に、また執拗に反則行為を繰り返した場合。
・審判員の命令で試合から除かれたプレーヤーを、そのチームが適宜な時間内に退場させなかった場合。

・ダブルヘッダー第2試合の際、第1試合終了後20分以内に競技場に現れなかった場合(ただし、第1試合の球審が第2試合開始までの時間を延長した場合は除かれる)。(以上公認野球規則4・15)
・ダブルヘッダーの第1試合と第2試合の間、又はグラウンドコンディション不良のために試合が停止されている間、グラウンドをプレイできる状態にするよう球審がグラウンドキーパー及びその助手に命じたにも拘らず、グラウンドキーパー及びその助手がこれに従わなかった場合(この場合はビジターチームの勝利となる)。(公認野球規則3・11)
・球審が試合を一時停止した後、その再開に必要な準備をグラウンドキーパーに命じたにもかかわらず、その命令が履行されなかったために試合再開に支障をきたした場合(この場合はビジターチームの勝利となる。ただし、アマチュア野球には適用されない)。(同4・16)
・一方のチームが競技場に9人のプレーヤーを位置させることができなくなるか、又はこれを拒否した場合。(同4・17)

▼1959年7月26日 選手権・西中国大会 島根県予選準決勝【大田高校 - 大社高校】 (大田市民球場)

前日に行われた同カードが日没再試合となり、大会本部は午後1時再試合開始としていたが前日判定トラブルがあったためか、大社高校側が
・審判の交代
・大田高校の監督を今後出場させない
・主催者の謝罪要求
の3条件をつけたため紛糾。4時間後の午後5時に試合開始を強行するが、3条件に拘る大社高校側が納得せず守備につかなかったため、大社高校に没収試合が宣せられた。

▼1969年7月25日 選手権 長野大会・本選1回戦【長野高校 - 丸子実高】 (上田市営球場)

4-4のスコアで延長戦に突入。11回表二死一・二塁の場面で、長野高校の打者が三塁線を破る2点適時打を放ったが、丸子実高側はファウルを主張。スタンドから数人が乱入して、約20分間中断した。
結局判定は覆らず再開されたが、今度は丸子実高側が日没再試合狙いの遅延行為に出た。このため午後6時45分、丸子実高に没収試合が宣せられた。しかし、この処置に丸子実高側の観衆の一部が激昂し、スタンドに放火、球場設備を破壊するなどの暴動となったため、警官隊130人が出動。逮捕者2名を出して午後9時30分頃に収束するという不祥事に発展した。
丸子実高には佐伯達夫高野連会長(当時)によって2年間の対外試合停止処分が課される事となり(11ヶ月後に解除)、後援会は責任を取り解散した。

▼1997年 選手権 長野大会2回戦【蘇南 - 飯田】

蘇南の選手が負傷退場。蘇南の選手が9人に満たなくなった為、没収試合が宣告され9-0で飯田の勝利となった。

▼2007年4月15日 春季・大阪府大会 Aゾーン予選1回戦【PL学園 - 住吉商業】

4回途中までPL学園が45-0とリードしていたが、住吉商業の三塁手がゴロを処理する際に負傷しプレーが続行できなくなり住吉商業の選手が9人に満たなくなった為、没収試合が宣告され9-0でPL学園の勝利となった。

▼2007年4月30日 春季・大阪府大会 Dゾーン予選3回戦【飛翔館 - 桜宮高校】

3回、飛翔館の投手が打球の直撃で心肺停止状態に陥り、AEDによる蘇生措置によって一命を取り留めるという事故があった(ACジャパンの広告にもなった事件)。この出来事にショックを受けた飛翔館側から放棄試合とすることが申し入れられ、0-9で桜宮高校の勝利となった。

▼2007年9月2日秋季・長野県大会 北信地区予選1回戦【飯山南・飯山高校 - 坂城高校】

4回表に坂城高校の一塁手が頭部に打球を受け負傷退場。坂城高校は出場選手が9名に満たなくなったため、試合続行が不可能となり、没収試合が宣告されて0-9で飯山南・飯山高校の勝利となった。

▼2007年9月9日秋季・北海道函館支部大会 Bブロック予選1回戦【福島商業 - 知内高校】

3回表に福島商業の選手が二塁へ盗塁を行った際に知内高校の二塁手と交錯し、脳震盪で負傷退場した。
福島商業は登録選手9名で出場していたため、試合続行が不可能となり、没収試合が宣告されて0-9で知内高校の勝利となった。

▼2008年4月15日春季・埼玉県大会 北部地区予選1回戦【川本高校 - 進修館】

2回裏一死までの時点で進修館が0-66と大量リードしていた。
しかし、川本高校の先発投手の投球数はこの時点で250球を超えたことから、選手の健康上の理由により川本高校の監督が試合放棄を申し出たため、没収試合が宣告されて0-9で進修館の勝利となった。

甲子園では力の拮抗した高校同士が戦うため得失点差はそれほどつかないものの、センバツでは1937年に27-0(滝川中対浦和中)、夏の全国選手権では1936年に27-4(静岡対長崎商)が最高記録として残っている。それが地方大会となると、30点を超える大差がつくことも珍しくない。こうした中、春季埼玉県大会北部地区予選1回戦で進修館と対戦した川本が二回裏1死の時点で66-0という大差がついたことにより、試合を放棄するという出来事があったのだ。申し出による試合放棄はきわめて異例のことなのだとか。

▼2011年7月9日選手権 広島大会1回戦【広島工大高 - 井口】 (マツダスタジアム)

猛暑の中、試合中に両校の選手が相次いで熱中症となり、負傷退場。延長13回裏終了時点で7-7の同点であったが、先に広島工大高の選手が9人に満たなくなったため没収試合が宣告され、0-9で井口の勝利となった。

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