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【2019/2/2更新】スウェーデンのMovits!ってこんなバンド

スウェーデンのスウィング×ヒップホップバンドMovits! だけど、日本語の情報が少なくてどんなバンドか今ひとつわからない…そもそも今活動しているの?そんな人のために活動の全容をまとめてみました。

更新日: 2019年02月02日

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この記事は私がまとめました

livebongさん

Movits!ってこんな人たち

中央:Johan Rensfeldt(ヨハン・レンスフェルト):ボーカル
左 :Anders Rensfeldt(アンダシュ・レンスフェルト):DJ、プログラミング、アコギ等
右 :Joakim Nillson(ヨアキム・ニルソン/通称ヨッケ):サックス

ヨハンとアンダシュは兄弟です。作詞はヨハンが、作曲は主にアンダシュが担当しています。

Movits!ってそもそもなんて読むの?

スウェーデン人以外には発音しにくいのか。バンド名の発音についてはこちらの動画を参照。

答え:もーびっつ!

ですが、実際は<もーびっつ>と<むーびっつ>の中間のような発音です。日本人には難しいので、困った際は「Sammy Davis Jr.」のPVの表記にならって<モービツ!>と表記しましょう。

けいおん!みたいでかわいいですね

メンバーの名前の発音についてはこちらも参照。Andersの名前は、最後が“シュ”に近い発音になります。

おじさまバンドのように思えますが

この時、左の人(ヨハン)は20代中盤。

ボーカルのヨハンは1983年1月9日生まれ。
その弟、アンダシュは1986年11月6日生まれ。
サックスのヨアキムが1984年5月23日生まれ。

Äppelknyckerjazzの時、ヨハンは25、6だったということですね。本当です。

改めましてバイオグラフィー的な何か

スウェーデンはノールボッテン(県/地方)の県庁所在地ルレオ出身のヨハン・レンスフェルトとアンデシュ・レンスフェルトのレンスフェルト兄弟と、ルレオより少し南の街、ピテオ出身のヨアキム・ネルソンの3人からなるヒップホップバンド。

スウィング/ビッグバンド調のジャズをベースにラップとサックスが載るスタイルはジャジーヒップホップとしては割と異端だが、基本的には踊れるポップミュージック(だと思う)。また、編成の特殊さからは考えられないくらいバンド然としたサウンドを出せるのも魅力。基本は打ち込みだが、ほぼ全ての曲もアコースティックで演奏することが出来るのはバンドとして大変な強み。歌詞は全てスウェーデン語。ポリティカルという程ではないものの、比較的身近な社会問題をテーマにしておりシビアでシニカルな内容であったりもする。

元々は兄弟二人のユニットとしてPlaneten Jordan(Planet Earth)という名前で活動しており、2004年には音源も一枚リリースしているが現在は入手不可能。2013年6月現在youtubeからも削除済(※1)。2005年頃からヨアキムを加えた3人で活動(することもあり)、現在の編成となる。2007年にシングル「Swing för hyresgästföreningen」でデビューするが、これはあまり注目を集めず。が、次のシングル「Äppelknyckarjazz」で人気に火がつく。アメリカツアーを含む年間80〜90本程のライブをこなしつつ、2010年には2ndアルバム「Ut ur min skalle」をリリース。2012年二月に様子見で初来日、同年9月にはジャパンツアーを行う。

2013年9月11日に3rdアルバム「Huvudet bland molnen」をリリース。ジャズ要素は殆ど見られなくなりましたが、モリコーネ調のアレンジを取り入れたり、エレクトロ色の強い曲が登場したり…表現の幅も広がっています。それに伴い、トレードマークの蝶ネクタイと眼鏡も外し、ちょっとワイルドで男っぽいスタイルとなりました。同年10月には3回目の来日を果たし、東京、静岡、名古屋、福岡、熊本、大阪でライブを行う。

盟友Zackeとのサイドプロジェクト、“Alaska”を挟み、2015年10月28日に4枚目となるアルバム「Dom försökte begrava oss, dom visste inte att vi var frön」をリリース。タイトルは「彼らは俺たちを葬ろうとしたけれど、俺たちが種だということは知らなかった」。新譜のリリースに合わせて11月末には名古屋・東京・大阪・広島4都市でのジャパンツアーも行われた。

※1.アコースティックベースのヒップホップで、現在よりもレゲエ色が強いもの。

ライブでもPVでも、眼鏡はもうかけてません。

アルバムは何枚出てるの?

2008 - Äppelknyckarjazz
2011 - Ut ur min skalle
2013 - Huvudet bland molnen
2015 - Dom försökte begrava oss, dom visste inte att vi var frön
2018 - V:I

以上5枚がオリジナルアルバムです。
5枚目となるアルバム「V」は2枚組になるとのアナウンスがあり、パート1である「V:I」が2018年11月にリリースされました。パート2は2019年春リリース予定。ただし、2019年2月2日現在、日本のiTunes、Spotify、Amazonのいずれにおいても「V:I」は配信されていません。聴く場合にはSpotifyやiTunesのスウェーデンアカウントを取得しましょう。

CDはリリースされた国によって少し仕様が異なっているものもあります。例えば、3枚目の「Huvudet bland molnen」はスウェーデン盤がゴールド、日本盤がホワイト、US盤がピンクのロゴとなっています。購入の際はよく仕様やリリース国をご確認ください。

その他、日本独自の企画盤として「MOVITS! Under The Mix!」というリミックス/編集盤が出ています。安くまとめて聴くには手頃でオススメですが、リミックスや日本語ラップのゲストは必要ないという方はオリジナルアルバムをおすすめいたします。

PVを見てみよう

スウェーデン語ヒップホップ×スウィング×マカロニ×etc...?
音楽性に関しても説明するより見るのが早い!
発表順に並べたので、順に見て行けば音楽性の変化も掴めます。

1stアルバムより
Hyresgästföreningen=Tenants Association、つまりスウェーデンの賃貸の家賃が高いという話(ざっくり)。この曲はほとんど売れませんでした。

1stアルバムのタイトルトラック。
「林檎泥棒のジャズ」ということで、歌詞も「走って逃げなきゃ!」。

ちなみに↓

※Applestealingjazz:1930~40年代のスウェーデンのストリート・キッズ達が好んで着ていたズボンの名称にちなんだもの

つまりどういうことだってばよ……というわけで、つまりはこれ(http://sv.wikipedia.org/wiki/Golfbyxor =ゴルフズボン)のこと。ニッカボッカに近いズボンのことですわ。

1stアルバムより
Fel Del Av Gården=Wrong Part of the Yard
資本主義社会における生活格差と文化レベルの違いのお話(ざっくり)

2ndアルバムより
日本語字幕は公式。漢字キャラクターがかっこいいから、とはヨハンの談(tiki radioにて)。プルラ(http://en.wikipedia.org/wiki/Plura_Jonsson)とエバート・トーブ(http://en.wikipedia.org/wiki/Evert_Taube)はスウェーデンの有名歌手。ちなみに、宝くじはスウェーデンでは大変ポピュラーな娯楽(?)の一つです。

2ndアルバムより。
だいたい「Only Three Words, "Na" "Na" "Nah"」とMCが入る通り、ライブでは合唱が盛り上がる曲。ゲストのTimbuktuはスウェーデンを代表するラッパーの一人。ライムがスウェーデン語且つポリティカルな内容が多いためあまり本国以外では知られていないのが残念。

2013年9月リリースのアルバム「Huvudet bland molnen」より
3rdアルバムにかけてはだいぶ音楽性が変化し、スウィングジャズ色がほぼ抜けています。「狼煙」ではその代わりになぜかモリコーネテイストが。2012年秋のアメリカツアーの時に撮影したPVということで、2012年末に「ジャンゴ/繋がれざるもの」を見たメンバーは驚いたとか…

2013年9月リリースのアルバム「Huvudet bland molnen」より
撮影はタイ(サムイかタオ島あたり)。

2013年9月リリースのアルバム「Huvudet bland molnen」より
今回のゲストはスウェーデンではとても人気のあるエレクトロヒップホップデュオ「Maskinen(まふぃーねん)」。これまで音源で絡んだことはないですが、何かと縁のある人たち。現在所属しているレーベル、goldenbestはMaskinenのフレイのレーベルでもあります(2015年末にGoldenbestは解散、同じユニバーサル傘下のTrain Recに移りました)。

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