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津波の確率予測が開始…果たして防災に役立つか?

現在、確率予報は地震のみですが、それが津浪にも適用されることになりました。しかし、現在の地震の発生確率予測も完全ではなく、本当に防災に役立てることができるかが焦点になりそうです。

更新日: 2014年09月30日

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この記事は私がまとめました

c-hisaさん

◇津波の確率予報ができる!

政府の地震調査委員会は、全国を襲う津波の確率予測を新たに始めると発表

同委員会はこれまで、地震の発生確率などを予測し公表してきた。東日本大震災を機に、津波についても初めて評価することにした

あらかじめ、津波を発生させる可能性のある断層を設定して津波の数値シミュレーションを行い、その結果を津波予報データベースとして蓄積

津波は地震に比べて発生頻度が低いため、地震のように10年や30年以内の発生確率ではなく、100年以内の発生確率を求める方針

これには、大学や研究機関の予測成果も利用されるということです。

◇防災対策に役立てる

遅くとも5年以内に津波の発生確率を示す地図を公表

津波の予測に使う標準的な計算手法も作成する。これまで自治体などの計算手法はばらばらだった。統一した手法で想定を作り、防災対策に役立てる

これまで…内閣府の中央防災会議や各地の自治体は地震による津波の高さを算出して公表してきたが、確率は出していなかった

このため、同じ地震でも各自治体によって津浪の高さの予想が違うことがたびたび起こっていたようです。

◇津波の確率の算出方法

津波の発生場所とそこから海岸までの水深分布を元に、水深によって変化する津波の速度をシミュレーション

断層は水平方向に約1,500箇所、深さは0~100kmの間で6通り、またマグニチュードは4通りを考え、これらの断層ひとつひとつについて海底の地殻変動を求めます

気象庁では独自に開発した津波予想システムを採用しています。このシステムでは、津波を伴う地震が発生することが予想される領域についてあらかじめシミュレート

これまでの方法では、津浪の予測まで1時間以上かかってしまっていたようです。

◇地震の確率予測の方は……

日本政府は、確率論的地震動予測地図を公表している。しかし、1979年以降、10人以上の死者をもたらした地震はリスクが低いとされた地域に起きている

そもそも1980-2010年の30年間の発生確率は78%あったはずで、実際には東海地震は起きていない。20%の幸運にあったのか、予測モデルが間違っているのか

東海地震について…前兆すべりの進行があまりにも急激で時間的に余裕がない場合には、残念ながら情報発表がないまま地震発生に至ることになります

前兆すべりとは、震源域の一部が地震の発生前に剥がれ、ゆっくりと滑り動き始めるとされる現象のことです。

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