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【甘やかし?】実は深い「犬のカート」事情

「なんで歩かせないの?!」…カートに乗る犬を見てそう思ったことがある方もいるはず。甘やかしているのでしょうか?いいえ、いろいろな諸事情があるのです。

更新日: 2013年08月18日

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caroshibaさん

私も犬と暮らすまでは、「なぜ歩かせない?」と密かに思っていました…

これが犬と暮らす前の私の考えでした。
カート(バギー)の乗っているのを見たことがあるのは小型犬ばかりでしたが、「あれはファッションなのか?溺愛なのか?」と疑問に思っていたんです。

しかしながら、あるきかっけで犬と暮らす様になり、いろいろな飼い主さんたちと交流していくうちに、目からウロコの回答、諸事情を知ることとなりました。

犬は「家族」という認識が高まっている今現在。
そして、犬の社会も高齢化が進み諸問題がいろいろ。
また、様々な施設で犬を受けいる体勢が整ってきていることも見逃せません。

そして、災害時にも活用できることも!

でも、単純に疑問に思う人は多いですよね

あれって犬の散歩の意味あるんですか?
運動にならないんじゃないかなー、な んて。
でも景色が見れれば満足なんですかね?

犬なんだから歩かせればよいし、疲れたら飼い主が抱っこすればよいと思います。犬を子ども扱いしたい人が使用するのかな?ただ、人間と同じように扱われている犬が気の毒に感じます。

上記の質問者への回答で一番多かったのが「犬が高齢・病気だから」でした。

でも、犬を飼っていない人から見たら、犬の年齢や健康状態はなかなか分かりにくいもの。
また健康そうに見えても、実は目の病気を患っている犬もいます。
「白内障で目がほとんど見えないの」と仰っていたとある飼い主さん。
公園まではカートで連れてきて、公園では好きな匂いをたっぷり嗅がせてあげています。

また、「関節疾患」も高齢犬には多くみられ、歩行困難なため補助としてカートを使う場合も。
そして、人間と同じで高齢で「痴呆」になる犬もいます。

なぜ犬の高齢化が進んだのか?

なぜこんなに伸びたのか。いくつか理由があります。

◆医学の発展と飼い主の意識の変化
検査や診断に様々な機器が使われるようになり、病気の早期発見が可能に。また、飼い主もワクチン接種や健康診断など積極的に受けるさせるようになりました。

◆去勢・避妊手術の増加
去勢や避妊手術も様々な議論を呼びますが、病気のリスクが減ることは確かです。愛犬の去勢・避妊について真剣に考える飼い主が増えたようです。

◆しつけの向上
しつけを徹底する飼い主が増えたため、誤飲や飛びだしなど事故も減ったようです。室内飼いも増えました。

◆ドッグフードの質向上
食生活にも変化が。療養食なども充実してきました。

愛犬と一緒に長く過ごせるのは嬉しいこと。
しかし、例えば犬の14歳は人間でいえば70代です。
「補助」としてカートを使っている飼い主さんが多いんですね。

「家族」としての意識が高まり、どこでも一緒に出かけたい!

一昔前は番犬として外飼いしていたお宅も多かったようですが、現在は圧倒的に室内飼いが増え、「犬も共に暮らす家族」という飼い主さんがほとんどでしょう。

「長時間留守番させるよりも、一緒に出かけたい!」そう願う飼い主さんが増えたと同時に、そういった要望に応えようとする施設も増えました。

一緒に出かけても車に犬だけを残すのは熱中症などのリスクもあり大変危険。カートに乗せることで、いろいろな場所へと遊びに行けるようになりました。

また、犬が宿泊できる施設も増えましたが、部屋以外はカートやキャリーケースに…と決まっている宿もあります。

多頭飼いも、子犬時代も実は大変なんです…

犬が好き、または愛犬にも家族を増やしてあげたいということで、多頭飼いするお宅も増えています。特に小型犬の場合、2匹~4匹というお宅を私も何軒か知っています。

そういったお宅では、カートを上手に利用し、人が多い場所、交通量が多い場所の移動手段としているようです。もちろん、目的地ではリードを使って散歩したり、ドッグランで思いっきり走らせていますよ。

子犬は免疫力が弱いため、3回のワクチン接種をします。
子犬の致死率が高いウィルスに感染させないためにも、見知らぬ犬との接触を避け、道の糞尿など間接的に細菌に感染しないよう散歩は控えるように言われます。
しかし、子犬の三カ月といえば好奇心旺盛。この時に外の匂いや音、他の人間や風景などいろいろなものを体感することが大事です。

そこでこういったスリングやカートで疑似散歩体験をさせます。自分の足で歩く前の予行練習です。でも、私もこの様に愛犬と散歩していたら「歩かせないと!甘い!」と見知らぬ方に道で叱られたことが(^^;

こういった「犬の社会化」をワクチン途中で実践している飼い主も多いのです。

災害時、愛犬とどう移動しますか?

こちらは多頭飼い用のバギーですが、簡易の日よけ・雨よけもついていますし、ポケットやカゴもついています。
災害時、車が使えない場合もありますが、そんな時、このようなバギーに愛犬を乗せて移動すると良いでしょう。

災害時は人間同様、犬もパニックになる可能性が高いのでリードではうまく制御、誘導できないことも考えられます。愛犬をいかに素早く安全に移動させるかも飼い主の使命です。

こちらは小型犬専用になりますが、逃げる際にリュックも便利です。脇はメッシュになっていて犬も苦しくないよう工夫されています。但し慌てて逃げる場合はかなりの負荷が背中にかかっているので転ばないよう気をつけなければなりません。

【最後に】飼い主が気を付けなければ…「自己満足」はダメ

このようにカート(バギー)利用には様々な理由と用途があります。
しかし、一番気を付けなければならないのは、いくらかわいい愛犬といえども、
「飼い主のためのファッションになってはいけない」ということです。

犬飼いならば誰だって「うちの子はかわいい」「見て見て!」の気持ちがあります。
しかし、見せたいことが目的で、わざわざ人ごみに出かけることは感心できません。
もちろん人間が大好きな犬もたくさんいます。
人ごみを楽しいと感じる犬もいるでしょう。

しかしながら世の中、みんながみんな犬が好きなわけではないのです。
犬が苦手な人は、カートに犬が乗っていても怖いのです。

また、飼い主の「うちの子はそんなに運動量はいらないから」という自己判断も、
犬にとっては実はストレスの場合もあります。よほどの諸事情がない限りは、
できるだけ自分の足で散歩させ、いろいろな匂いや物、他の犬と交流することも大事です。

楽しく長く愛犬と過ごすためにも、上手に運動、そして、お出かけの際にマナーとしての
いろいろな道具を活用していきましょう!


★★★ 犬を飼ったことがない、あまり好きじゃないとおっしゃる皆様へ ★★★

カート(バギー)利用も様々な理由があります。
見かけた際は、どうか単に「甘やかし」と思わないで頂けると嬉しいです。
但し、迷惑行為をしている飼い主にはしっかりと苦言してください。
飼い主目線ですと恥ずかしながら気付いていないことも多いのです。

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犬と人間がこれからも楽しく共存できる世の中でありますように☆ミ

2013.06.24 まとめ筆者caroshiba(黒柴飼い)

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