1. まとめトップ
  2. ニュース・ゴシップ

【子供の貧困を考える】日本の子供の貧困率増加、負の連鎖が止まらない

6月、参議院本会議で「子どもの貧困対策法」が全会一致で可決されました。なぜこのような法案が必要なのか。それには、日本では現在、貧困の子供が増加しているという現状があったのです。問題点などをまとめました。

更新日: 2013年06月25日

31 お気に入り 46641 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

takikawaさん

▽「子どもの貧困対策法」が6月に成立した

生まれ育った環境によって子どもの将来が左右されることがあってはならないとして、子どもの貧困を減らすための対策を、国や地方自治体に実施するよう義務づけている。

生活が苦しい家庭の子どもに対する学習支援や保護者の就労支援などの取り組みを定めた大綱を国が策定したうえで、大綱に基づいた対策を国や地方自治体が責任を持って実施するとしています。

関係閣僚による会議を設け、子どもの貧困状況や対策の実施状況を毎年公表するよう義務づけています。

▽実は日本の子供の貧困率は高く、貧困大国と呼ばれてもいいほどだった

日本の子どもの相対的貧困率は、OECD35か国中、9番目に高い貧困率。

日本より、子どもの貧困率が高いのは、アメリカ、スペイン、イタリアだけです。

アイスランドや、フィンランド、オランダといった北欧諸国に比べると、日本の子どもの貧困率は約3倍の高さとなります。

すべての先進諸国の貧困の子どもたちの総数が3400万人。そのうち、日本の子どもは305万人。

1985年には10.9%であった子どもの貧困率は、2009年には15.7%まで上昇しています。

この24年間の間に、子どもの貧困率は約5%上昇しました。

▽背景にあるものは

親が働いているのに貧困に陥っている世帯の割合が高い。

日本の貧困世帯には、他の先進国と大きく違う特徴

ひとり親は子育てをしながら仕事もしなければなりません。時間の制約がある中では安定した仕事に就けず、賃金も低くなりがちです。日本の母子世帯の母親は8割以上が働いていますが、働いて得られる年収は平均で180万円ほどにとどまっています。

▽親が貧困→止まらない負の連鎖

貧しい家庭に生まれた子は、貧困を理由とするいじめや不登校で学習の「機会の平等」を奪われることが少なくない。安定した職に就けず、貧困が連鎖。厚生労働省によると、生活保護受給者のうち親も受給者だったのは約25%に上る。

専門家は、親が仕事に追われ、精神的にも追い詰められ、子どもと十分向き合えないなかで、子どもたちが孤立しがちになる。自信を失い、自己肯定感を持ちにくく、意欲や将来への希望をもつことさえ難しくなると指摘しています。

大人になってからの仕事や家族形成にも影響を与え、まさに貧困の連鎖が心配されるというのです。

子どもたちが貧しさのゆえに、学びの機会を脅かされているという現実でした。

子どもの学力に関する調査では、親の収入によって明らかな差が出ています。貧困家庭の子どもたちの中には、学びたくても学べない、結果として、学びたいという意欲さえなくしてしまう子どももいます。

家に病院に行くお金がないため、学校の保健室が頼り。給食が唯一のまともな食事。そんな子どもたちもいる。

教育費を専ら家計に依存する日本。親の所得が低いと子が十分な教育に恵まれず、大人になっても厳しい生活から抜け出せない。そうした「貧困の連鎖」が始まっているとすればゆゆしきことだ。

▽「貧困の連鎖」に向き合う若者たちの声

1 2