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【書籍】事実は小説より奇なり おすすめのノンフィクション 10冊【必読書】

ノンフィクション書籍の紹介です。是非一読して貰いたい本をまとめました。引用した文が長くなってしまいました。すいません。

更新日: 2013年06月30日

keioooさん

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★事件現場清掃人が行く

餓死した大学生、高級マンションで二年放置された死体、風呂で煮込まれたお婆さん…。自殺、孤独死、事故、殺人―死んだ人の後始末を1500件以上請け負ってきた著者。血と体液と虫にまみれた部屋で、死者の無念さに涙し、呆然とする遺族を慰める。誰も近づきたがらない特殊な死の現場から、生の悲哀を見つめた衝撃のノンフィクション。

死後何日も経過すると、その死体からウジ虫やハサミ虫ゴキブリなどが大量発生し
猛烈な激臭ととともに、体から体液や血液が流れ出しその家を汚染する。
それをきれいに清掃し、元通りにするのがこの特殊清掃人の仕事である。
誰かがやらなくてはいけない仕事だが、誰もやりたくないであろう仕事である。
そんな仕事を、著者は完璧なプロ意識で汚染された現場を何事もなかったように元通りに戻す。
著者がなぜそこまでやるのか?ひとえに死者への尊厳とよるものだという。本当に頭が下がる。
こまで来るのに著者に紆余曲折の人生があったとはいえ、驚嘆と尊敬の念が絶えない。

知人に勧められて読みました。「はじめに」というところを読んで、読むのを止めようと思いました。写真を見て衝撃を受け、でも結局読了。「感謝追求」の理念の基、お仕事をされていることがわかりました。独りでいることが孤独ではないこと、孤独死が必ずしも不幸ではないことが分かったような気がします。

★亡びゆく言語を話す最後の人々

絶滅の危機に瀕する言語の記録のため、シベリアからパプアニューギニアまで、
世界中の僻地を旅する言語学者。
グローバリズムに呑みこまれ、現地語が消滅しようとしている今語られる、
少数言語が失われてはならない理由とは。

この本の著者のチームの一員になって、世界中の辺境を訪れ、多くの少数言語を話す人達に出会えたような気持ちになりました。
 中学で初めて英語の勉強をしたときは、ただ圧倒されて、記憶することにばかり気をとられていました。ですが、その次の言葉を学び始めたとき、言葉が違うと世界が違って見えることに気づいて、とても感動しました。そのあと、3番目の外国語を学んだときにも。。。言葉と認知、文化、歴史、自然との関係は、奥が深くて、考えれば考えるほど、学べば学ぶほど、深い森の中に入っていくようです。

少数民族の中でのみ使われる言語はグローバル言語に押され、消滅の危機にある。少数言語について研究する著者が、現地を実際に訪れ、調査を行なった記録と、それを通じて得た言語保存への想いが込められた1冊。日本語も大切にしないといけないな。

★ある奴隷少女に起こった出来事

1820年代のアメリカ、ノースカロライナ州。自分が奴隷とは知らず、幸せな幼年時代を送った美しい少女ハリエットは、優しい女主人の死去により、ある医師の奴隷となる。35歳年上のドクターに性的興味を抱かれ苦悩する少女は、とうとう前代未聞のある策略を思いつく。衝撃的すぎて歴史が封印した実在の少女の記録。150年の時を経て発見され、世界的ベストセラーになったノンフィクション。

次々と起こる困難と、それを乗り越えていく姿に、ページをめくる手が止まらなかった。
物語は、当時のアメリカ奴隷制度の残酷な現実をまざまざと伝えてくれる。
荒唐無稽なTVドラマでも漫画でもなく、ましてやフィクションでもない。
証明された事実、ノンフィクションであることが衝撃だった。
正直、途中「え!まだ困難来るの!?」とつぶやいてしまったくらい、想像を絶する。
主人公リンダの、生き延びる、闘う、その強い意志に感動して読み終えた。

「アメリカの奴隷制度について、なんとなく知っている」と思っていた自分の浅はかさが恥ずかしくなった。教科書的な知識は、事象を単純化し、客観化すると改めて認識した。この本にはそれくらいのインパクトがある。奴隷であった少女が自分に起こった悲惨な出来事を綴っているが、その根底にある奴隷制について、いろいろ知らないことが書かれてあった。

★Because I am a Girl――わたしは女の子だから

角田光代が訳さずにはいられなかった――!
世界を代表する7人の作家が描いた 名もなき女の子たちの物語
「作家たちが(おそらく私と同様の思いで)描き出した、
幾人もの女の子たちの声を、
私は私たちの言葉で、届けなくてはならなかった。」
――角田光代

男性からの不条理な搾取から逃れる『選択肢』は持てずに、
「ノー」を言う『規律』だけは押し付けられる女性たち・・・
男性視点からでも、憤りを感じるのは容易だった。

このような現状に対して、行動を起こすか起こさないかは、
本書を読んだ後に決めればいいと思う。
古くからの現地の伝統を前に、どんな行動も無意味と思えるかどうかも。
僕たちに与えられた“知る”という『選択肢』を行使した、その後に。

レイプや売春により12歳で子供を産み、その子がまた同様の理由で12歳で子供を産む。負のスパイラルが繰り返される。日本の男性も女性もぜひこの本を読んで、信じられない現実を知って欲しい。

★私は、走ろうと決めた。――「世界最悪の地」の女性たちとの挑戦

救いたい人たちがいる
たとえ世界が目を背けても

ルワンダの悪夢 は隣国コンゴで続いていた……。
第二次大戦以降もっとも多い540万人の死者を出し、
今なお暴力の嵐が吹き荒れるアフリカ大陸の奥地 。
そこには虐げられた無数の女性たちがいる。
蔓延する性暴力、偏見と孤立、絶望的な貧困、民兵の脅威……。
繰り返される悲劇を止めるべくたった一人で立ち上がった著者が、紛争地で見た真実とは。
想像を絶する運命に抗い、強く生きようとする女性たちの
哀しくも美しい姿を描いた心ゆさぶるノンフィクション。

読み始めると、まるで映画のようにぐいぐいと引き込まれていきます。
日本人の知らない世界、同じ地球上で、今、おきていること。
今、同じ空の延長に、見上げる同じ太陽、同じ月の下で、日本人の女性、男性、子供が経験するのとは違う現実があるとこの本は教えてくれます。

「おんな」に生まれ、同じ「おんな」として仲間の女性たち、まるで、地球上の苦渋の全てを耐え続けているかのようなコンゴの女性たちを抱きしめたくなった、だから、行動を起こしたというのが筆者リサ・シャノンのすなおな姿だと思います。

英語の原題は”A Thousand Sisters"
一千人の私の姉妹たち、ですが、この題名に筆者の思いがこめられていると思います。

もしも、あなたの実の妹がコンゴの女性たちのような体験をしてたら、あなたは姉として、
どうしますか?
先進国の女性として、その犠牲になったアフリカの小国の女性たちに手を差し伸べたいと願った筆者の思いは、人間的な豊かさであり、真に、精神的な成熟の顕れとして読みました。

「私があなたを見るとき、何が見えるか見せてあげられたらいいのに」と語りかける著者の言葉に嘘はなかった。目を背けたくなる事実も、耳をふさぎたくなる事実もこの本には載っている。読んでいると辛くなることもあった。しかし、著者の正直な気持は自分をこの本に向かわせた。著者含め、人間の正直な面が書かれたこの本には、自分自身の言動を考えさせられた。

★少女の私を愛したあなた: 秘密と沈黙 15年間の手記

私を愛したペドファイル(児童性愛者)へ――

「すごく愛しているよ、ダーリン」「ありがとう。僕を愛してくれてありがとう」
7歳の少女マーゴとピーターに起きた、信じ難い「罪」と信じ難い「愛」。

アリス・シーボルト(『ラブリー・ボーン』)絶賛!
世界20か国以上で翻訳出版のベストセラー・ノンフィクション。

ラブストーリーのように反転できるところが、根が深い問題なのだと思う。
そこにあるのは欺瞞・エゴ・性欲・支配欲・暴力。
優しくしてもらった? 愛をささやきあった?
その愛は卑劣な見返りを求めている。

深夜のワンルームでこの本を読んでいる間、私は8歳のマーゴで、同時に16歳のマーゴで、精神病の母親で、彼女らに「正しく生きろ」と強要する父親だった。地下室でのマーゴのように自分の感情が失われるような気がしたし、逆に強い怒りと愛情で心がねじれるような気もした。後半のけだるく微妙に甘い雰囲気は若干恋愛小説みたいで、これがフィクションだったらどんなにいいだろうかと思った。もちろんそれは「なかったことにするのが一番いい」なんていう意味では決してなく。

★世界しあわせ紀行

戦乱や飢餓に満ちた不幸な国ばかりを取材するのにうんざりしたジャーナリストが、人びとが世界で最も幸せに暮らす国を探して旅に出た。訪れるのは、オランダ、スイス、ブータン、カタール、アイスランド、モルドバ、タイ、イギリス、インド、アメリカの10カ国。各地で出会う人びとのユーモラスなやりとり、珍しい風習や出来事などをウィットに富んだ筆致でつづりながら、ときに心理学や哲学の知見も交えつつ、真の幸福について思いを馳せる。果たして一番幸せな国は見つかるのか?全米ベストセラーとなり、18カ国語以上に翻訳されたユニークな旅行記。

現代的な(都会的な?)アメリカ人の視点から漠たる「しあわせ」を探して世界を旅する紀行文。
オランダ、スイス、ブータン、イギリス、カタール 等々 「しあわせ」を構成するであろういろいろな切り口から世界を旅し、そこで見聞きしたことに筆者が感じたことを書いているっていうもの。
個人的にはクスリと笑えるくだらなさがあっていい。
ちょっと高いけどその分長い時間楽しめるし、私はすごく気に入った。
著者の感性に共感できるタイプの人にははまると思う。

幸せとはなんなのか?この誰もが知りたいとおもいつつも、誰もが納得できる答えを見つけられない問いを抱いてまわった、世界10カ国でのエッセイ。

★将棋の子

講談社ノンフィクション賞受賞の感動ドラマ将棋のプロ棋士を目指して戦い続ける少年たち。だが、そのほとんどが、昇段規定をクリアーできない冷徹な現実を前に夢半ばで挫折する。残酷で切ない奨励会物語。

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keioooさん

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