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"幸福の国ブータン"は大嘘だった!?幸福国家の暗部がえぐい…

一度は訪れてみたい国ですが…多くの問題を抱えているようです。

更新日: 2019年08月20日

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国民の幸福を最重要視する国 ブータン

第三代国王のジグミ・ドルジ・ウォンチュック陛下は、発展のゴールは『国民の繁栄と幸福』であるという考えを表しました。

この考えは、第四代国王のジグミ・シンゲ・ウォンチュック陛下がさらに練り上げ、彼は国王に就任した年に『我々の国の方針は、国や国民の為に経済的独立、繁栄、幸福を実現し国をまとめることだ』と語りました。

その発展の度合いを測るのにGDP(Gross Domestic Product/国内総生産)ではなく、GNH(Gross National Happiness/国民総幸福量)を使っています。

GNHとは…4つの柱

「公正な社会経済発展」= 格差を生まない経済政策と差別を生まない社会
「文化の保全と推進」  = 伝統技術や習慣、言葉を大切にする
「環境保全」        = 自然との共生
「良い統治」      = 住民が意思決定に関わる民主主義

今や多くの他国が、ブータンに続いてGNHのコンセプトを取り上げています。

なんと、国民の97%が「幸福」と回答

世界の後期開発途上国(LDC)の48カ国に含まれるものの、2005年の国勢調査では国民の97パーセントが「幸福」と感じているという。

ところが、当のブータン国民が「幸福の国」を否定

「人びとが幸福でないことは見てとれる」と、ソーシャルワーカーのジグメ・ワンチュクさん(24)は語る。

「私たちはとても多くの課題に直面しており、多くの人が苦しんでいる」

本当に幸福なのか?  薬物、アルコール、犯罪、失業率…

「犯罪率は年々高まっている。空き巣や強盗などは10年前にはほとんど無かった」と、ダンバー・K・ニロラ(Damber K. Nirola)氏は語る。人口75万人足らずのブータンに2人しかいない精神科医の1人だ。

「現在直面し、今後ますます大きくなるであろう最大の問題は、失業だ。失業とともに、薬物とアルコールの問題も来る」

GNHの運用にも疑問符が…

「この国の問題を見る限り、GNHがこの国にあるとは思えない」と、学生のジャミャング・ツェルトリムさん(21)は語る。

公式には、ブータンの失業率は2009年の12.9%から、2012年には7.3%に減少しているが、この統計には疑問の声も上がっている。

GNHが「高度に知的な」コンセプトとしてエリート層の支持を獲得する一方、国民の大半からは十分な支持が得られていない中で、政府首脳陣は悪化する国内問題を「見ないふりをする」ようになった

「幸福重視」は小国の生き残り戦略だった

北の隣国チベットは中国が力でねじ伏せ、西の隣国シッキムは民族問題を口実にしたインドの画策で併合される。

「国民総幸福量」という概念は実は小国が生き残りを賭けた起死回生の安全保障戦略だった。

「幸福国家」建設の裏面

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