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6月29日、ロンドンで極右集団EDLのリーダー2名逮捕

そんなに「いいニュース」ではないのでご注意を。6月29日、ロンドンで行われたEDLの「チャリティ・ウォーク」(のふりをしたデモ)で、リーダー2名が逮捕されました。以下、この日の彼らの集会について。「EDLとは何か」、「そのカウンターは」は「まとめ」の末尾に。※「長い」とかいう戯言はチラシの裏にどうぞ

更新日: 2013年10月19日

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12 #EDL members gathered at Woolwich Barracks were they laid flowers and gave a brief round of applause. Police escorted them away

一方「ウリッチでは、集まっていたEDLメンバー1に2人が献花し、拍手。それもすぐに終わって、警察が彼らを誘導していった。」

#EDL contingent are currently in the Great Harry Pub on Wellington Street

「ウリッチのウェリントン・ストリートにあるグレート・ハリー・パブにEDLが集結している。」

場所は: http://goo.gl/maps/sPZUS
Google street view(2012年6月撮影)で工事現場状態なのは、2011年8月のロンドンの暴動で焼かれたから。

#EDL group split in half.Numbers grown to 30 in total.Half remain in pub,Others headed toward Elephant & Castle Pub

「EDLの集団は二手に分かれた。数は増えて、全部で30人くらいか。半分はパブに残り、半分はエレファント&カッスル[delete](地名)[/delete]のパブに向かっていった。」

[delete]エレファント&カッスルってウリッチからすごい離れてるんだけど。東京でいうと、亀有から上野の感じ?[/delete]

【訂正】「エレファント&カッスル」は地域ではなくパブの名前だそうです。 twitter.com/howardsaid/sta… 昨日はこれが流れてこなかった m(_ _)m >6月29日、ロンドンで極右集団EDLのリーダー2名逮捕 matome.naver.jp/odai/213725261…

"Why Elephant & Castle???" という反応を先に見ていたので釣られました……すみません。http://twitter.com/hopenothate/status/350970773411860480 に明示されているのに…… orz

Having some technical difficulties with website but you can still follow us on Facebook and Twitter

ここでいやなお知らせ。Hope Not Hateのサイトがアクセスできない。F5攻撃でもくらったかという感じ……(私もアクセスできなくて困りました)

Member of EDL almost arrested outside Elephant & Castle pub. Escorted onto DLR.He has got off at the 1st stop and intends to go back #numpty

「エレファント&カッスル・パブの前で、EDLメンバーがもう少しで逮捕されそうになる。連行され、DLR(公共交通網の1つ)に乗せられたが、最初の駅で降りて、また戻ろうとしている」

実はこの日の集会に出席する予定だったのが……

2012年、米ニューヨークの地下鉄に登場した、「反ジハード」(というより実質「反ムスリム」)の主張の広告。

この「中の人」が、パメラ・ゲラー。

▼英国のイミグレはこの人たちの入国を拒否

Well done @lowles_nick and @hopenothate for an excellent campaign to stop #PamGeller & #RobertSpencer from spreading their hate in Britain

その背後にあったのが、Hope Not Hateのキャンペーン(署名活動)であったと……

http://liberalconspiracy.org/2013/06/26/us-hate-bloggers-banned-from-entering-the-uk-for-edl-rally/
にイミグレからのレターなどまとまってます。

Congratulations to @hopenothate for keeping Islamophobic hate-mongers Robert Spencer and Pamela Geller out of the UK !

@dominicosborne1 @Marty_Caine @Atlasshrugs @lowles_nick @NorthEastEDL @jihadwatchRS The US banned Robinson from entering the US. #fairswap

なるほど、米国は「トミー・ロビンソン(通名)」の入国を拒否しているんですね。それはおあいこ(真面目に、ある意味「協定」的なことになっているのだと思います)。

well done @hopenothate Your campaign to stop right wing American extremists coming to the UK has succeeded bbc.co.uk/news/uk-230643…

@billybragg @hopenothate you don't think that the best weapon against their hate is letting them speak and countering their arguments?

「ヘイトへの最大の武器は、しゃべらせて、反論することではないか」

この人、ゲラーの言説知らないね。

@billybragg @ProfMike_M Mike, you can't counter an argument with people who just won't listen. Too many innocents have to pay the price

この件については、私も少ない頭でいろいろ考えているのですが、まとまらないです。またいずれ。はっきりわかるのは、ゲラーのそれのようなヘイトスピーチの拡散を「言論の自由」の名のもとに正当化しようとする側が、これで勢いづいた(「国家権力による弾圧である!」と)面もあるということです。

パメラ・ゲラーの件、単に「ソリー、ウィー・アー・フル」って言ってやればいいのに。メラニー・フィリップスの写真つけて。

UKIPのビラより。(校正くらいちゃんとしろよというネタでもある)

※EDLとは (slight return)

EDL = The English Defence League. 2009年に組織化され活動開始した、非常に新しい「極右」集団である。……

その名称は、ほぼ間違いなく、White Defence Leagueにちなんでいると思われる。戦術もオズワルド・モーズリーによる「大衆動員」のそれだ。

ただし思想的な中身はWDL(のちのBNP)のようなガチの「ネオナチ、反ユダヤ主義、白人優越主義」とは少し異なる(要資料確認)。EDLの活動のコアは、少なくとも名目上は、「反ムスリム、反イスラミズム、反シャーリア法」である……。BNPなどを含め、旧来の「極右」の重要な要素のひとつであった「反ユダヤ主義」の色彩はない。むしろ、「反イスラム」=「シオニズム支持」ということになっている。

「反イスラム」=「シオニズム支持」で、ガチの人種主義者(反ユダヤ主義者)は引いてるようですが、今どきそういう人たちの数はさほど多くない。

▼「シオニズム(イスラエル)支持」について資料 ※2013年10月追記

Shifren made clear his opposition to Sharia Law and Muslim extremists and to any kind of 'multiculturalism'. At one point he spoke for some minutes in Hebrew, presumably expressing his support for Israel.

これさ、自分で言ってて「変だ」って思わないのかね。首尾一貫していないって。(「多文化主義」にはことごとく反対だ、と言っておいて、ヘブライ語で演説をする。英国のロンドンで、アメリカ人のユダヤ教のラビが。)

Robert Spencer and Pam Geller will be pleased the EDL are using their slogans. Shame they are not allowed in the UK pic.twitter.com/O35tk9KXRT

EDLの「イスラエル支持」のバックボーンは、パメラ・ゲラー(名前でわかると思いますがジューイッシュです)らの強烈な主義主張(修正シオニズムと、反イスラムがブレンドされたとんでもないもの)。

※ここまで、2013年10月に追加。

写真は2012年7月、ブリストル。

旗の右下の枠に、「シャーリア法反対、ハラル・フード反対、モスク増加に反対」。

連中の言う「ハラル・フード反対」は、「ベーコン禁止反対」(「イスラムがイングランドを支配する」→「豚肉、つまりベーコンが禁止される」という脅威論が本気で受け止められている)みたいなことで、多くの人にアピールしている。「ハラール反対ならコーシャは?」などとツッコミを入れてはならない。

2009年3月、ルートンでの英軍の帰還パレードの際、「英軍は人殺しだ」などのプラカードを持った人々による「ムスリムの反戦デモ」(の名目での、ごく少人数の「イスラム過激派」の宣伝活動)が行われたことは、今度は地域の「ムスリムではない人々」の行動を引き起こした。当時のインディペンデントの記事で、「反戦デモ」の参加者の1人は次のように語っているが、ルートンのような街で「シャーリア法の導入を」云々と書かれたビラをまいていた集団が「反戦デモ」の名目で街路に出てきたらどうなるか、ほんの少しの想像力があれば何となくわかるだろう。

……そんな中で「もう我慢できない!」的に「立ち上がった」ひとりが、「トミー・ロビンソン」ことスティーヴン・レノンである。

出典kwout.com

彼について「スティーヴン・レノン」という本名を使っているのは、英全国メディアではタイムズだけかもしれない(記事を書いているのはアイリッシュのフリージャーナリスト、ブライアン・ウィーラン。英国とアイルランドの極右の調査報道が専門分野のひとつ)。

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