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旅の候補地に。ヨーロッパ「本の町」まとめ。

日本では神保町が本の町として有名ですが、ヨーロッパにも本の町(村)として知られている地域があります。今回は代表的な3つをまとめました。本好きの方は、夏の旅の候補地として検討してみてはいかがでしょうか。

更新日: 2013年07月03日

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ttokmyさん

元祖 本の町「ヘイオンワイ」(ウェールズ)

のどかなイギリスのカントリーサイドに、突如として現れる古本だらけの村。もともとは1961年に、リチャード・ブースが、一軒の古本屋を開いたことに始まる。

まるでおとぎの国のような話が一気に実現した気分だ。その名は「ヘイオンワイ」(Hay-on-Wye とは、ワイ川のほとりにあるヘイという名の街という意味です)。普通の英国の地図では出てこないような小さな村だ。

1960年代から形成され、30軒以上の古書店が立ち並ぶ。古書を核とした地域おこしの先駆的事例であり、今では「古書の聖地」として知られる。

世界中に生まれようとする「本の王国」運動に賛同したり共感したりする者たちが、次々にヘイ・オン・ワイをめざして“巡礼”するようになったのだ。1998年の時点で、ヘイ・オン・ワイには年間100万人が訪れているという。

年に 1 度、5 月の下旬に数週間にわたってガーディアンヘイフェスティバルが開催されると、8 万人の来場者が読書とセミナー目当てに押し寄せ、最も賑わいます。

ヘイオンワイは日本にあるような、コアな層が集う古本街とは違い、誰もが、極端な話、本に興味がなかったとしても、楽しめるような町です。つまり、それはどんな町なのか?
 ①本屋だけではない(クォリティの高いカフェ、パブ、アンティークショップ、雑貨店が多い)
 ②中心部は歩いて見て廻るのにちょうどよいサイズ、その外には美しい田園風景が広がっている
 ③「いかにも観光地」ではなく、ほどよい地元の人の生活感が感じられる

レンタカーをして訪れるのが一番おすすめだが、列車で行くなら、ロンドンから行くならHerefordヘリフォード駅へ。そこから約33キロ。ウェールズからは Builth Wells駅から約30キロ。
バスで行くなら、ヘリフォードから Brecon 行きに乗り、ヘイオンワイで下車。

「ベシュレル」(フランス)

この村は、なんにもない、田舎の小さな村だったのですが、村興しとして、いつからか古書の村として生まれ変わったそうです。

10分もあれば一回りできるくらい、ほんとうに小さな町なのだが、15軒の書店がある。ほかには、クレープ屋が1軒、カフェが1軒というふうなのだが、フランスの新聞、雑誌などには毎月のように取り上げられているという。

「どこにでもあるようなお土産屋が一軒もなくのんびりした雰囲気だから、ゆっくり好きな本を探して歩ける居心地の良い場所」

ベシュレルには今も新刊書のみを扱う普通の本屋は存在しない。
なぜなら以前から大型書店があちこちにあり、それに対抗するより、探しにくい希少な古い本や安く買える中古の本を扱う本屋なら、どこにでもあるわけでなく特徴を出せると考え、その状況は今も変わらないということだ。

16年前に300人だった人口も今は700人に増え、書籍愛好家のあいだではすっかり有名になっているのだ。書店だけでなく作家や装訂師なども移り住むようになっている。

Renne駅(パリからTGVで2時間ちょっと)からバスで30〜40分程度。
1時間に1本位のペースで運行。

「ルデュ」(ベルギー)

ブリュッセルから南下すること120km、ワロン地方ルクセンブルク州にルデュ(Redu)という小さな村があります。ルデュは村の活性化のために、古本屋を集めて村おこしにとても成功した場所です。

この村が世界的に有名になったのは、ベルギーの事業家ノエル・アンスロー氏(69)がイギリスのウエールズ地方へ釣りに出かけたとき「本の村」として知られる“ヘイ・オン・ワイ(Hay-On-Wye)”という小さい村に出会い、自分もこれと同様の村をつくりたいと考えたことに端を発している。

この村に1984年から次々と古本屋が住み着き、今では人口500名足らずの村(実は近隣の村々と合併して一応4500人ほどの「街」になっていますが)に23軒もの古本屋が軒を連ねています。

本以外にも古い石造りの建物や教会を中心とした村の風景は、非日常的で味わい深くブリュッセルから120キロ来ただけで随分と違う時間が流れているようでした

毎年イースターの時期、ちょうど今週末に「Fête du Livre de Redu ルデュの本の祭り」が、また8月には夜の古本市「Nuit du Livre 本の夜」が開催されます。各古本屋さんが、村の通りに本を出して行われるこの古本市には、毎年多くの人が訪れます。

批判的な意見もあります。

確かにベルギーの小さな村だから、かわいらしい雰囲気、こぢんまりとした石造りの店が並んでいます。でもね〜古本が新しすぎ。魅力なし!

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