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【なにが起きた?恐怖の30秒】高速走行中に運転手急死でパニック 3人に感謝状

運転手を失って制御できなくなったバスを、乗客が連係プレーで止め、大惨事を回避した。三重県亀山市川崎町の東名阪自動車道上り線で7月1日、走行中の観光大型バスの運転手が意識を失うというトラブルが起きた。

更新日: 2013年07月06日

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T2B8S3さん

運転手を失って制御できなくなったバスを、乗客が連係プレーで止め、大惨事を回避した。

三重県亀山市川崎町の東名阪自動車道上り線で7月1日、走行中の観光大型バスの運転手が意識を失うというトラブルが起きた。だが、混雑する高速道路上で乗客の女性2人と男性の3人がとっさの判断でハンドルとブレーキ操作を分担してバスを無事に停車させたのだ。乗客が異変に気づいてからバスを止めるまでの時間は、わずか30秒ほどだったが、パニック状態に陥った乗客たちにとっては、長すぎるほどの恐怖の体験だった。

窓たたき「助けて!」

ご神体を20年に一度、新しい社殿に移す三重県伊勢市の伊勢神宮から帰る途中の愛知県岡崎市の運輸会社「オーワ」の観光バスの車内。乗客は旅の思い出を語り合ったり、土産物を整理したりしていた。

 到着予定地の名古屋市の名古屋駅まで残り約50キロだった。バスは時速80キロで走行していたが、1日午後5時50分ごろ、突然、左側にそれていった。異変に気付いた運転席側の2列目に座っていた名古屋市港区の会社員、小崎緑さん(57)が、運転手(44)=岡崎市=の様子をのぞき込むと、ハンドルに手を置きうなだれていた。

「意識がない。危ない」

 小崎さんは「起きて」と声をかけ体をたたいたりしたが反応がなかった。

 窓越しに多くの車が通り過ぎていく。運転手を介抱する間もなく、運転を交代することもできなかった。

 しかし、バスを止めなければほかの車との衝突は必至。路肩のガードレールも近づいてくる。小崎さんは同僚の会社員、北川よし子さん(52)=愛知県清須市=とともに、とっさに直径50センチの大きなハンドルを右にきった。収容人員62人で16トンにも達するバスをコントロールするだけに、ハンドルにパワーアシスト機能があっても重かった。

だが、間に合わず、バスはガードレールに接触。車内にも「ベキ、バキ、ベキ」という金属がこすれあう鈍い音が衝撃とともに伝わった。「事故か」。車体は大きく揺れ、乗客全員が異変に気づき、ざわついた。旅の疲れを癒やそうと居眠りしていた乗客は飛び起きた。バスの窓をたたいて「助けて」などと叫び声もあがり、車内は一時、恐怖に包まれた。

「誰か止めて!」

バスはガードレールに接触後、今度は右側の追い越し車線へ。ゆるやかな右カーブを曲がった後、左側に新名神高速道路から合流する車をみながら、縫うように蛇行して中央分離帯へ向かっていった。

 「また、当たる。止めなければ…。誰か止めて」

 呼びかけに応えた名古屋市中村区の会社員、近藤潤哉さん(42)が、とっさに運転手の足元に潜り込み、フットブレーキペダルを探し絶妙のコントロールで手で押した。バスは中央分離帯のガードレールに接触しながら混雑する高速道路を約500メートル走ってようやく止まった。

運転席に駆け寄る乗客もいた。しかし、運転手は気を失ったままだ。運転席に駆けつけている3人の決死の操作にすがるほかはなかった。

 小崎さんらがハンドルを支え始めてから約30秒ほどの出来事だったが、乗客らはとてつもなく長い時間に感じたという。バスが止まると車内で拍手が起こったが、停止したのは中央分離帯付近の追い越し車線。今度は左側で新名神高速道路からの合流車を含め次々と横を流れていく。

 依然、危機的状況は続いていた。

停車後、乗客らは、力を合わせ運転手を運転席横の通路にあおむけに寝かせた。この後、偶然にも同じ運輸会社の観光バスが通りかかり、路肩に停車し救助に駆けつけてくれた。運転手がバスに乗り移り、中央分離帯付近から4車線(幅員約20メートル)の車道をわたらせ路肩に寄せた。

乗客が「運転手が倒れた」という110番を通じて駆けつけた亀山市消防本部の救急隊員が到着した際、意識を失った運転手は乗客らに心臓マッサージを受けていた。

 しかし、運転手は鈴鹿市内の病院に搬送後、手当のかいもむなしく約5時間後に死亡した。乗客にけがはなかった。

事前の体調には問題なかった運転手

「後ろからドンと追突されていたら多重衝突で大事故だった。巻き添えになった車がなかったのは奇跡的としかいいようがない」

 関西方面からの新名神高速道路と合流する東名阪自動車道。バスが停車したのは新名神高速道路と合流する亀山ジャンクション付近で渋滞の名所でもあった。

 平日の夕方はトラックや乗用車などで混雑していたが、運転手が意識を失った後、乗客が路肩から中央分離帯へ何とか走らせ止めたバス。三重県警高速隊は「乗客たちの機転の利いた判断で大事故にならずに済んだ」と話した。高速隊のパトカー2台が到着したのは、別の運転手がバスを路肩に避難させた後だった。

乗客らは6月30日に伊勢神宮に参拝し、三重県鳥羽市のホテルに1泊して帰る途中だった。運転手はバスで岡崎市から1日朝にホテルに迎えに行った。乗客を乗せた帰路、運転手は事故現場から約10キロ手前の亀山市関町の関ドライブインで休憩のため停車。意識を失う約20分前で、運転手は乗客と「予定より早く目的地に着きそうです」などと会話を交わし、体調不良の様子はなかった。会社と家族にも、それぞれ電話をかけ「順調に走っています」と説明していたという。

入社して12年の経験があり、社内の昨年12月の健康診断でも問題はなく持病もなかった。出発前の前日には休暇を取って仕事に備えるなど万全だったという。出発した1日も午前6時過ぎに出勤して出発前に行う体調などのチェックで異常はなかった。

そんな運転手を襲ったのは、急性大動脈解離だった。大動脈の内膜、中膜、外膜の3層の間に血液が入り込み血管が裂ける症状だ。突然、強い痛みとともに発症し、3層構造が壊れた大動脈はもろくなり、出血性ショックを起こすこともある。また、一気に血圧が下がって死亡することも少なくない。高血圧や動脈硬化などが原因で、運転手は高血圧だったという。

急性大動脈解離

今回の事故で、「オーワ」の加納浩仁社長は「運転手が亡くなったのは本当につらいが、乗客3人が大きな事故を防いでくれ感謝している」と話したが、乗客の1人は「無事に家に帰ることができたが、バス会社には運転手の健康管理も徹底してほしい」と求めた。

 高速隊と東名阪自動車道を管理するNEXCO中日本などは7日、小崎さんら3人を桑名市蓮花寺のNEXCO中日本の会議室に招き感謝状を贈呈する。

【衝撃事件の核心】バス乗客たちの“最も長かった30秒”…高速走行中に運転手急死でパニック、乗客は手でブレーキを押してバスを止めた - MSN産経ニュース sankei.jp.msn.com/west/west_affa… 血管が切れかかっていることまではわからんでしょう。私の脳みそも大丈夫か?

バス乗客たちの“最も長かった30秒”…高速走行中に運転手急死で sankei.jp.msn.com/west/west_affa… これ、親父が死んだ病気だな。バスの運転手だった父だが幸い運転中では無く洗車中だったけど。もの凄く痛いらしい。父の遺体、胸には大きな内出血の跡があり痛々しかった

怖い。以前もこういう事故があった気がするのだけど宇→ 【衝撃事件の核心】バス乗客たちの“最も長かった30秒”…高速走行中に運転手急死でパニック、乗客は手でブレーキを押してバスを止めた - MSN産経ニュース sankei.jp.msn.com/west/west_affa…

「こわっっ!!」 【衝撃事件の核心】バス乗客たちの“最も長かった30秒”…高速走行中に運転手急死でパニック、乗客は手でブレーキを押してバスを止めた - MSN産経ニュース sankei.jp.msn.com/west/west_affa…

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