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税金のゆくえを可視化した「税金はどこへ行った?」プロジェクトが面白い

自分の納めた税金が何に使われているかを市民が「パッと見て」簡単に知ることができるサービスなんですが、これは面白いです。

更新日: 2013年07月24日

shunkakuさん

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広がるWEBアプリ「税金はどこへ行った?」

横浜市で、扶養家族がいて、年収510万円だとすると…

・あなたの横浜市税(年間):¥266,400
・あなたの市税は、1日あたり、どこで、いくら使われているか?

健康福祉:\475.26
子育て・教育:\70.52
経済・観光:\58.13
街づくり:\63.37
環境:\21.07       
など

「税金はどこへ行った?」は、私たちが自治体に払った税金が具体的にどのように使われているのか、一人ひとりの年収に応じて知ることができるWEBアプリケーション

もともと、オープン・ナレッジ・ファウンデーション(OKF)という英国発のグループが進めていた「Where Does My Money Go?」というプロジェクトを、日本にも導入しようと有志が集まって作り上げたものだという

年間総収入を設定すると、"健康福祉"、"子育て・教育"、"街づくり"、"交通・水道" など、各分野に1日あたり利用されている税金がひと目で分かる

支払った税金の用途を、1日ごとの費用で示してくれる

自分の年収にカーソルを合わせるだけで、市に納めた税金がどのような事業にいくら使われているのか、具体的に知ることができる。

横浜市版:
http://yokohama.spending.jp/

市民の有志が、自治体の予算書などを基につくっている。例えば南三陸町では、災害復旧費や復興費といった事業が盛り込まれるなど、地域の事情に合わせて使いみちが分かるように工夫されている

日本では、去年6月に横浜市版のアプリが公開されたあと、この1年間で、千葉市や仙台市、福岡市、宮城県三陸町など19都市(7月8日現在)のアプリが公開されている

自治体自体がデータをプログラムで処理しやすい形式でオープンデータとして公開しているわけではないが、有志によりそのように加工しやすい形にしているという意味では、オープンデータを活用した例と考えて良いだろう

オープンデータ(Open Data)とは、特定のデータが、一切の著作権、特許などの制御メカニズムの制限なしで、全ての人が望むように利用・再掲載できるような形で入手できるべきであるというアイデアのこと

「インターネットが発達して情報公開が進んだことで、自分が払った税金が具体的にどのような行政サービスに使われているのか、より分かりやすく知りたいというニーズは徐々に高くなっていると感じています。また、アプリを見ることで、税金の使いみちへの市民の意識が高くなることが期待されています」

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1959年茨城県土浦市生まれ。国土交通省、インドネシア住宅省、北九州市、世界銀行を経て2006年から2011年まで佐賀県CIOを務め、現在は特別顧問。社会工学博士。

「税金はどこへ行った?」横浜市版の立ち上げに関わった。

現在、19の都市が参加している「税金はどこへ行った?」

まだ19都市分しかないが、自分の住んでいるところじゃなくても見てみると結構楽しい。

この活動が広がって、早く自分の住んでいる自治体のデータも見られるようにしてほしい(他力本願)

各アイコンをクリックすると詳細が表示されたり、使途別予算額なども見られるので楽しい。

以下のリンクから。

神奈川県横浜市 http://yokohama.spending.jp/
千葉県千葉市 http://chiba.spending.jp/
宮城県仙台市 http://sendai-miyagi.spending.jp/
福岡県福岡市版 http://fukuoka.spending.jp/
愛知県北名古屋市 http://kitanagoya.spending.jp/
宮城県南三陸町 http://minamisanriku-cho.spending.jp/
北海道江別市 http://ebetsu.spending.jp/
北海道札幌市 http://sapporo.spending.jp/
京都府京都市 http://kyoto-city.spending.jp/
東京都小金井市 http://koganei.spending.jp/
東京都武蔵野市 http://musashino.spending.jp/
宮城県石巻市 http://ishinomaki.spending.jp/
北海道旭川市 http://asahikawa.spending.jp/
茨城県水戸市 http://mito.spending.jp/
東京都杉並区 http://suginami.spending.jp/
東京都中野区 http://nakano-ku.spending.jp/
東京都調布市 http://chofu.spending.jp/
東京都葛飾区 http://katsushika.spending.jp/
大阪府吹田市 http://suita.spending.jp/

「投票率の低下や政治不信など、今の間接民主制は少し制度疲労を起こしかけています。IT技術を使って情報の公開を進めることで、市民の行政への参加意識を高め、意見を直接取り入れようという試みは、今後、ますます広がると思います」

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東京大学公共政策大学院の客員教授。

7月20日・21日には開発者向けイベントも予定されている

「Spending Data Party 2013」は、世界各地の「税金はどこへ行った?」プロジェクトが協力し、さらにこの活動を広めるために、同時に開催されるイベント

イベント全体の流れ(予定。変更の可能性あり)

7/20 PM: 世界各地からの参加者とエールの交換
オープニング・トーク:WDMMG の到達点と将来像(仮)
先進自治体からの事例報告
各都市版の開発着手
7/21 AM: 開発続行

7/21 PM: 各チームの成果発表・共有、次のアクションを考える
世界各地と成果の共有

海外ではさらに「すすんだ」取り組みも

例えば、(アメリカ)イリノイ州のクック群では、予算をグラフ化する取り組み(Look at Cook)が行われています。データもGoogleの提供するオープンな形式でダウンロード可能

「税金はどこへ行った?」は単年度の内訳をグラフ化したものですが、こちらは経年変化が分かるグラフ。

毎年すこしづつ予算が増えているのが、パッと見て分かります。

これは分かりやすいし、興味深い!

Look at Cook(英語):
http://lookatcook.com/

英国では、すでに「Where Does My Money Go?」の次の動きが出ていますよ。(中略)「You Choose」というサイトは、政府の財政削減案を自分なりにシミュレーションして、独自の予算案を提案できる仕組みです

「Where Does My Money Go?(税金はどこへ行った?)」は直前の予算データを使っているので、いわばバックミラーを見ているようなものだと表現されている

データを見るだけじゃなくて、「こうしたらいいのに」っていう提案を実際に出来る仕組み。

リアルなSimCityみたいだな、これ。

You Choose(英語):
http://youchoose.yougov.com/redbridge2012

参考に

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このまとめへのコメント1

  • y_hさん|2013.07.09

    今、議論している法律が、どの程度の予算を必要とする議論なのか、どのくらいの経済的影響のある議論なのか、という観点はあると便利かもしれない。

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