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ワイルドスピードに出てくるニトロって何?

6作目のユーロミッションが大ヒット上映中の映画ワイルドスピード。見所の一つはやっぱり「ニトロ」による爆発的な加速で相手をぶっちぎるところですね!でも、ニトロって実際どんなものなのでしょうか?

更新日: 2013年07月11日

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gurugurunekoさん

ワイルドスピードを知らない方へ

ワイルドスピードは、ストリートレーシングをテーマとしたカーアクション映画。登場する車は「ニトロ」と呼ばれる小型のタンク状の装置を積んでおり、ドライバーがタンクのバルブをひねりボタンを押すと爆発的な勢いで車が加速する、という演出がなされています。

ニトロとは?

ナイトラス・オキサイド(亜酸化窒素(笑気ガス/N2O))と呼ばれるガスをエンジン内部に噴射するシステムのこと。

「笑気ガス」という名前に聞き覚えのある方も多いかもしれませんが、麻酔に使われるガスと同じものです。意外ですね。

劇中にもこんなタンクを取り付けていました。
ちなみにナイトラス・オキサイド・システム(NOS)という名称自体はホーリー・パフォーマンス・プロダクツ社の米国における登録商標です。

アメリカでは絶大な人気を誇るメジャーなチューニング手段

ニトログリセリンみたいなもの?

名称が似ているニトログリセリンとは同じ窒素化合物ではあるが化学的特性は全く異なり、爆発性はなく安定した物質である。

劇中でNOSタンクに引火して爆発する、というシーンは演出のようです。

どうして瞬間的にパワーが出せるの?

大気に比べ約1.5倍(33%)の酸素が含まれています。より多くの酸素を吸い込むことが出来たエンジンは、ターボやスーパーチャージャーの様な過給状態となり、ガス噴射の間だけ一時的に馬力を上げることができる装置です。

最大でノーマルエンジンの200%以上のパワーアップが期待できます。

ニトロを使うメリット

最大のメリットは、そのコストパフォーマンスの高さにある。「1馬力1万円」ということがまことしやかに囁かれるチューニング業界において、例えば20万円前後の投資で50馬力以上の出力向上が可能なチューニングは他にない。

他のエンジンチューニングと異なり、カム、タービン、圧縮比等の変更が不要

安価で、通常の燃費、乗り易さもそのままに、ボタンを押すだけで、50-500馬力アップする

高価と思われがちなNOSですが、一度買ってしまえば車種が変わっても載せ換え出来ます。外してしまえばノーマル車両なので、車両の買い替え・下取りも普通に可能です。

エンジンは壊れないの?

ガスを噴射してる時はある程度エンジンに負担が掛かりますが、通常走行のOFF状態ではノーマルエンジンと同じ状態です。

近年のNOSキットは噴射させるタイミングの制御、燃料増量技術(部品の精度)、点火時期の調整、均等分配等の制御をモーテック等の電子制御で正確に行い、この制御システムの進化によりエンジンを傷める事が少なく、確実にレースに勝つ為の必勝アイテムへと進化を遂げています。

危険性もあるので注意!

非可燃性で無色、無毒ですが、吸い込むと麻酔効果があり危険です

前述の通り、実際に医療現場で麻酔に使用されるガスです!

NOSのボトルはかなり高圧なため、何かの勢いでバルブが破損した場合、バルブが鉄砲の弾のように飛んできます。これに直撃したらひとたまりもありません。

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