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アシアナ航空の事故後対応に疑問や批判が多いのは?

見るも無残に炎上した機体の映像を見ると、犠牲者が少なかったのは奇跡にすら思える米サンフランシスコ国際空港で起きたアシアナ航空機の事故。着陸直後の緊迫した機内で沈着冷静な行動で多くの乗客を脱出させた女性客室乗務員に称賛の声が上がる一方で、航空会社のCAたちからは疑問の声も…

更新日: 2015年05月08日

egawomsieteさん

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■事故起こした機長の名前、経歴の詳細も未だ公表せず 専門家も「アシアナ航空、まったく誠意がない」と批判

韓国・アシアナ航空機が広島空港で着陸に失敗し、乗客25人が負傷した事故から1か月近くが経った。しかし、未だに機長の名前すら明らかにされず、ネット上で疑問や批判が相次いでいる。

広島空港では、2015年4月14日夜の事故から1か月も経たないのに、アシアナ航空のソウル便が30日に運航を再開した。利用客の多いGWに合わせたかのような早さだ。

その一方で、パイロットの操縦に問題があった可能性があるにもかかわらず、機長らの会見も開かれないままだ。国交省の運輸安全委では、機長ら乗組員8人に聴取したと報じられたが、事故から4日後には全員が帰国してしまった。その証言もほとんど報じられていない。

また、機長らの名前や経歴の詳細もほとんど明らかにされておらず、多くのことがナゾに包まれている。

こうした状況に、ネット上では、いら立つ声も次々に上がっている。「再開は早すぎる」「原因究明が先じゃね」といった疑問や批判も多い。

元日本航空機長で航空評論家の杉江弘さんも、「アシアナ航空は、まったく誠意がないですね」とその対応に懐疑的だ。

しかし、杉江さんは、そうだとしても、パイロットの操縦に問題があった可能性はなくならないと指摘する。

「地上120メートルまで降下して、滑走路が見えない状態で着陸を強行してはダメです。さらに高度を下げれば見えてくると思い込んだ可能性があり、地面が迫ってきてゴーアラウンドしても手遅れですよ。推力が加わるのに5、6秒はかかるからで、パイロットはとても弁解はできませんね。ヒューマンエラー(単なる過失)ではなく、運航規程に反した危険操作と言えるかもしれません」

非常に古いタイプの事故で、パイロットの安全教育不徹底と訓練不足があった恐れがあるという。

「日本なら、機長らが会見に引っ張り出されますし、事情聴取の内容についても明らかにされるはずです。アシアナ側は、日本の運輸安全委が調査に1年ぐらい時間をかけることを知っていて、何も言わないで機長らを本国に帰してしまったということだと思います。アシアナ側は、分かっている範囲で事故について話すべきだし、たとえ、機長らの名前を言わないとしても、そのコメントぐらいは明らかにすべきだったでしょうね」

■トラブル相次ぐアシアナ航空 事故が頻発する「必然」理由

「ものすごい衝撃があって、機内では酸素マスクが降りてきました。一時は死も覚悟しました」(乗客)

4月14日午後8時ごろ、広島空港に着陸を試みたアシアナ航空機が滑走路手前の着陸誘導装置に接触し、車輪を破損、滑走路を大きく逸脱して停止した。死者は出なかったが、27人が軽傷。航空評論家の青木謙知(よしとも)氏が言う。

「パイロットが2つのミスを犯したため事故につながったと推察されます。着陸が難しい状況なのに着陸をやり直さなかった判断ミスと、適切な進入角度を保たなかった操縦ミスです」

ここ10年、アシアナはトラブルが相次いでいる。現役パイロットが言う。

「ライセンスを取得している以上、技術的には問題ないと思うが、韓国の航空会社は元空軍パイロットが多い。軍隊は階級がすべてなので、機長の権限は絶対。命令口調も多く、民間で育ったパイロットとの間で軋轢が生じやすい。昨今は乗務員全員がチームになって運航するから、そんな軍出身パイロットは浮いてしまう」

意思疎通を欠き、安全運行に支障が出ているのだ。アシアナは’93年に韓国で死者68人という墜落事故を起こした。その後、比較的安全運行をしてきたが、’05年の大規模スト以降、トラブルが多発するようになった。

韓国に詳しいジャーナリストの室谷克実氏が指摘する。

「このストのとき、パイロット側は年間飛行時間を100時間減らせ、昇級試験の英語テストを簡略化しろ、飛行前の薬物・飲酒検査を中止しろ、ホテルにゴルフセットを用意しろ……などとわがまま放題でした。あまりの勝手ぶりに、客室乗務員側が反発。『自動操縦なんだし、ゴルフをしなければ楽でしょう』と異議を申し立てたのです。するとパイロット側は『俺たちは国家資格を持っている。コーヒーを出す研修しかしてないお前らとは違うんだ』と反撃し、仲間割れを起こしました」

これ以降、アシアナの社内はぎくしゃくしたままなのだという。

「今年2月にも、ビジネスクラスでゴキブリや使用済みの靴下が発見され、評判を落としました。機内清掃もいい加減なのかもしれません」(室谷氏)

韓国では、航空業務手がける公務員が、大韓航空とアシアナ航空に座席のグレートアップを強いているとの報道もある。社内はぐだぐだで、監督省庁もいい加減。この結果、ドイツが公表した安全度ランキング(’14年)で、アシアナは世界60社中46位。今回の事故をきっかけに早急に安全性を見直してほしい。

■急降下、「最後の1分」中心に調査…アシアナ機

広島空港でアシアナ機が着陸に失敗した事故で、飛行機が発する衝突防止用電波の受信データから、事故機は着陸1分前まで、高度、速度とも正常で、その後、急降下したことがわかった。

 また、気象庁によると、着陸直前に急速に霧が広がり、滑走路の見通しを示す「滑走路視距離」が低下した状況も判明。運輸安全委員会は、霧の影響や、着陸を中止しなかった理由について、最後の1分間を中心に調査を進める。

各国の航空ファンが、飛行機からの電波を受信して、航路や飛行データを公開する民間インターネットサイト「フライトレーダー24」によると、事故機は着陸許可を受けた14日午後8時頃には、海面からの高度1219メートルを時速320キロで飛行。事故1分前の同4分には、624メートル、235キロだった。同空港は標高331メートルにあり、専門家は「着陸に向けた通常の降下だ」とみている。

 また、国土交通省によると、管制室内には、飛行機の異常降下をレーダーが感知すると、警報音などで管制官に知らせる「最低安全高度警報」があるが、事故機については、作動記録がなかった。警報は、滑走路端から3・7キロ以内に近づくと鳴らない設定で、この間を飛行する約1分の間に急降下したことが裏付けられる。

■アシアナ航空 乗客全員に見舞金約60万円

広島空港のアシアナ航空機事故で、アシアナ航空は19日までに、ホームページで、事故機の乗客73人全員に一時見舞金として1人当たり5000ドル(約60万円)を支払うと明らかにした。

 73人のうち23人が負傷したが、同社によると、けがの有無に関わらず一律に支払う。さらに、治療費や休業補償などが必要になった場合は、個別に対応する。

 機内預け手荷物は、郵送や直接届けるなどして返却を終了。機内持ち込みの手荷物は持ち主が確認でき次第、返却する。

■霧で急に視界悪化か=滑走路手前の灯火も破損-アシアナ機事故・広島

アシアナ航空機が広島空港(広島県三原市)に着陸する際、滑走路を逸脱した事故で、滑走路周辺の視界が事故当時、急速に悪くなっていた可能性が高いことが16日、分かった。霧が立ち込めたとみられる。

滑走路手前にある「進入灯」と呼ばれるライト17個が破損していたことも判明。パイロットは滑走路が見えない中、手前に降下した可能性がある。
 運輸安全委員会は同日、機長や客室乗務員らに加え管制官も聴取。機体から取り外したフライトレコーダーなどを解析し、原因の分析を進める。
 航空機向けの気象観測を行う関西航空地方気象台(大阪府田尻町)によると、管制官が同機に着陸許可を出した14日午後8時ごろ、東側の滑走路付近は弱い雨が降っていた。空港の南東には霧があったが、1800メートル以上先まで見える状態だった。
 その後、滑走路の東側に霧が拡大し、事故が起きた同5分には見通しが400メートルに悪化。同6分には300メートルまで低下したが、同8分に再び1800メートル以上に回復した。

■事故機、1分前まで正常飛行…管制官と通常交信

広島空港で14日夜、韓国・仁川発のアシアナ航空162便(エアバスA320型機、乗員乗客計81人)が着陸に失敗した事故で、アシアナ機は事故の約1分前までは通常通りの飛行を続けていた可能性の高いことが、国土交通省への取材でわかった。

 原因調査にあたる運輸安全委員会は、着陸までの間に高度が急激に下がった状況などについて調べている。

同省によると、アシアナ機は着陸する5分前に同空港の管制官から着陸許可を受けた。その後も、管制官との間で空港周辺の気象状況などについてやりとりを交わしているが、着陸を試みる約1分前までは気象や機体の異常についての訴えはなかった。同空港の管制官の側でも、特に問題が起きているとの認識は持っていなかった。

■広島空港のアシアナ機事故 1分間で視界が400mまで急速に悪化していた

広島空港でアシアナ航空の旅客機が着陸に失敗した事故で、事故直前の1分間に滑走路の視界がわずか400メートルにまで急速に悪化していたことがわかった。

 この事故は14日、広島空港でアシアナ航空の旅客機が着陸に失敗し、乗客・乗員27人がケガをしたもの。滑走路脇には「RVR」という滑走路の視界を観測する装置を設置されているが、気象庁はこのデータを詳しく解析した。それによると、管制官が着陸許可をだした事故の5分前の視界は良好だった。しかし、直前の約1分前には視界は1300メートルに、さらに事故当時は400メートルと1分間で急速に悪化したという。元パイロットによると、視界が400メートルでは滑走路はほとんど見えないという。

■通常より30メートル低く飛行 直前の交信、異常なし

広島空港でソウル発のアシアナ航空機が着陸に失敗し滑走路から外れた事故で、国土交通省は15日、通常のコースより約30メートル低い高度で滑走路に向かい、高さ約6・4メートルの無線設備に接触したとみられると明らかにした。着陸直前のパイロットと管制官の無線のやりとりに異常はなかった。

 広島空港事務所によると、無線設備にはアンテナが24本あり、そのほぼ全てが破損していた。運輸安全委員会の航空事故調査官が現地入りし、進入高度が低かった原因を調べている。

無線設備は計器着陸装置と呼ばれ、進入機を精密誘導するが、アシアナ機は計器誘導ができない東側から進入した。

風向きで誘導装置使えず、識者「操縦士ミスか」

山あいにある広島空港は霧や雲が発生しやすいため、着陸機を滑走路まで誘導する計器着陸装置は国内空港でも最高水準のものが運用されているが、アシアナ航空162便は風向きの影響でこの装置が利用できない東側から進入した。

 この際、通常よりもかなり低い高度で滑走路に入ったとみられているが、どんな原因が考えられるのか。

 元日航機長で航空評論家の小林宏之さんは「当時、空港周辺の低いところに雲があったようだ。パイロットが滑走路を確かめようと高度を下げ過ぎたか、滑走路までの距離と維持すべき高度を見誤ったのではないか」と推測。「機材故障もありえるが、ヒューマンエラーで起きた可能性がある」と指摘する。

■【アシアナ機事故】「死を覚悟した」「すごい衝撃だった」…乗客が着陸時の恐怖語る

「着陸した時の衝撃はすごかった」「死を覚悟した」-。

 広島空港で15年4月14日夜、着陸に失敗したアシアナ機から脱出シューターで避難し乗客は、着陸時の緊迫した機内の様子を振り返った。

 ソウル旅行から帰国途中で事故にあった乗客の女性(58)は「『まもなく到着』の機内アナウンスが流れる5分前くらいから上下に揺れていた。高度を下げ始めた時も揺れ続けていた」と話した。「着陸した時の衝撃はすごくて、頭から血を流す人も見た」とショックを受けた様子。

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