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今も昔も!?風刺画でみる近代のやりすぎファッション

現代でも行き過ぎといわれるファッションは多々ありますが、昔を振り返ると当時から反対されていたファッションが大流行していた時代もあります。代表的なものを少しまとめてみました。

更新日: 2013年07月12日

shikibu56さん

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どうしてそうなったの?盛り過ぎた髪型

絶対王政末期の1774年にルイ16世が王位を継いだフランスでは過激な髪型が大流行。

大きいものでは50cm以上の高さがあった。

中でも奇抜なのは画像のような船を載せた「麗しき雌鳥号(ラ・ベル=ブル)」風スタイル。
これは1778年に同名のフリゲート艦がイギリスの戦艦を破った事件から生まれた。

日本でも二〇三高地とかの髪型が流行したことがあったのでそういったノリである。

事件でもなんでも流行りモノがあれば素早く取り込むのがファッションというもの。

もちろん男性の髪型も巨大化。

地毛だけではなく膨大なのつけ毛をつけて生み出されるスタイル。

1度髪型を作ると中産階級の女性は1カ月、貴族の女性でも1周間はそのままだったそうだ。

残された絵画を見ると当時の髪色が白色で描かれているものが多い。

これはみな銀髪だったわけではなく、小麦粉を水で溶いたものを整髪料として使ったせいといわれている。
整髪料として使われる小麦粉は膨大で食糧事情を悪化させたとも言われるほど。

高さのあるスタイルは「ケザコ(なにそれ)」スタイルや「昇天」スタイルと呼ばれていた。

比較的硬派な髪型ですらコレである。

奇抜なものは植物や人形をつかって頭の上でジオラマを作っていた。

ペガサスMIXは意味が分からないが、「昇天」を入れているのは古典にのっとっているのかもしれない。

アントワネット時代に比べると可愛いものにも見える。

シースルーな透け過ぎファッション

1796年に描かれた当時のファッションと1556年のファッションを対比させた風刺画

ロココの時代から7年ほど後の時代。
貴族文化で優美なロココからフランス革命を経てシンプルな新古典主義の時代へ。

極薄のモスリンでできたドレスが流行し、全身が透けてほぼ半裸となる。

ロココはチャラすぎたからシンプルに行こうぜ!ってことでやり過ぎちゃった。

1556年はエリザベス1世時代でとにかく宝石に金銀装飾で絢爛豪華、この画像では過剰装飾の時代とされている。

16世紀中頃のファッション。

華美だと批判もされた。

地位や権力を示すためにレースや金銀、宝石を縫い込んだドレスが流行していた。

1800年の冬の衣装
ロココ時代のような派手な衣服を着ていると貴族と間違われてギロチン送りにされかねないため、ロココは一気に廃れた。

政府が古代ギリシアの民主主義を規範としたため、衣服もギリシア風が流行。

薄地のモスリンでできている上、胸当てもなくバストも、肌色のタイツをはいた両脚、靴下留めもスッケスケだった。

冬でもスケスケです。
もちろんギリシアはともかくヨーロッパの気候には合っていないため、多くの女性が肺炎で死亡した。

これはシュミーズドレスが薄手のモスリンからできていたことをとって「モスリン病}と呼ばれた。

その後、防寒のため大判のカシミール産ショールが流行する。

今も昔もおしゃれには我慢が必要。

1790年代のシュミーズドレス。



全員が全員スケスケドレスだったわけではなく、もう少し厚地のローマ風ドレスという道も残されていた。

シースルーは春夏になると流行ったりしますね。

19世紀初頭のシュミーズドレスの薄いものでは、装飾品をすべて合わせても250g以下のものすらあったとか。

前見える?突き出過ぎな帽子

1810年の風刺画。

ドレスは全時代より厚地になり透けることはなくなった。
カブリオレとは折りたたみ幌付きの二輪馬車のこと。
この帽子が大流行したが突き出たひさしのせいで顔は輪郭もわからないほど隠れてしまった。

ドアがくぐれない!大き過ぎたスカート

画像はクリノリンのせいで馬車に乗れない女性。

1850年頃、鯨の髭や鋼鉄のフープを重ねたクリノリンが登場する。

クリノリンはほとんどの男性を敵に回しながらも、1869年にバッスルスタイルが流行するまで根強く支持された。

大きなクリノリンは日常生活に支障をきたしていた。
通路につかえたり、手を伸ばしてもものが取れないなど不自由があった。

そのような不自由があるにもかかわらず、クリノリンはヨーロッパ中のあらゆる階層の女性に受け入れられていた。

クリノリンは今までのどのスカート寄りも大きく、円周が9mに及ぶものも存在した。

大きなクリノリンは到底1人で着ることができない。

優美?大きくなり過ぎた袖

1890年代に入り大きなパフスリーブが流行する。

とにかく大きな袖で見頃よりも大きいほどである。

袖の大きさをからかわれてはいるが、特に不自由はなく、流行の移り変わりは早いのでそこまでの批判は受けていない。

また、優美な印象のため現代でもデザインに取り入れられることがある。

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美術館、博物館めぐりが好きです。
民族衣装も好きなのでその辺りをボチボチまとめてます。
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