1. まとめトップ

ゴシック建築って何?要点をまとめます。

写真は、ノートルダム大聖堂。映画「ノートルダムの鐘」で御存知の方も多いはず!

更新日: 2013年07月17日

133 お気に入り 186924 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

tyojinさん

ゴシック建築とは?

ゴシック建築は12世紀から15世紀末頃の時代、パリを中心とするフランスを発端に、ヨーロッパ各地に影響を与えた建築様式のこと。

ゴシック建築の特徴は?

ゴシック建築には「技術的側面」「美術的特徴」「空間的」などいくつかの見方、特徴がある。
今回はその中でも、「技術的側面」について言及する。

3つの工学的要素(技術的側面)

1、尖頭アーチ

頭が尖ったアーチは尖塔アーチと呼ばれ、ゴシック建築では多用されています。ゴシック建築が生まれる以前のロマネスク建築では、半円形状のアーチが使用されていました。

頭が尖ったアーチは尖塔アーチと呼ばれ、ゴシック建築では多用されています。ゴシック建築が生まれる以前のロマネスク建築では、半円形状のアーチが使用されていました。

バース大聖堂の尖塔アーチ

半円アーチの場合、屋根からの重さ(応力)は横方向へと分散し、アーチを広げようとする力が強く働くので、アーチを高くしたり広げたりすると、支柱が横に広がり、アーチの中ほどから凹んで崩れてしまう恐れがあった。
しかし、尖頭にすると応力は下方向に分散するので、アーチを高くすることが可能になった。

2、リブ・ヴォールト

バース大聖堂のリヴ・ヴォールト

リブ・ヴォールト(Rib vault)は、横断アーチとその対角線のアーチをリブとし、その隙間をセルによって覆うヴォールト。交差ヴォールトの稜線をリブで補強した形状とも言える。天井部分の軽量化が可能で、後期ロマネスク建築において使用が認められるが、特にゴシック建築において決定的な空間の特徴の1つとなった。

リブ・ヴォールト

リブ・ヴォールトのおかげで、天井の重さをうまく柱へと伝えることができるようになって、壁にの負担を減らすことができたんですよね。
逆に言うと、壁を厚くする必要というか、壁自体が必要無くなったので、柱と柱の間に、大きなステンドグラスの取りつることができるようになりました!

↓こんな感じで

ゴシック教会のステンドグラスには「聖書物語」が描かれている場合が多く、当時の市民にとって大切な場所だったようです。(当時の市民はほとんど字が読めなかったそう)
さらに、教会内に差し込む光量がぐっと増えて、昼間でも暗かった屋内が、とっても明るくなりました!

3、フライング・バットレス(飛び梁)

しかし、柱は上からの力には強くても、横へ広がる力は弱い。いくら尖頭アーチで力を下に伝えるといっても、限界があった。
そこで「フライング・バットレス」の登場!!

簡単にいうと「つっかい棒」です。
外側から、柱を支える。上からの力は柱が自分で支えてくれますから、横に広がる力を外から支えるのが 「フライング・バットレス」、つっかい棒です!w

より高くなったヴォールト天井は、いっそう外に開きたがる力が強く働きます。ロマネスク様式ではそれを分厚い石の壁で受け止めようとしていましたので、窓も小さくしかあけられませんでした。

1 2