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junkworldさん

アメリカでは、日本のように一生同じ家に住み、子どもが家を受け継ぐという習慣はなく、子どもが学校を卒業し親元から離れて生活を始めると、大きな家では維持する手間や費用がかかるため、夫婦で小さな家に住み替えていく習慣がある。

これは合理的?

■ 元気な退職者の町 リタイアメントコミュニティー

リタイアメントコミュニティーはその名が示すように、退職された方を居住者とする町で、多くは55歳以上を居住の条件としています。
ところがこのリタイアメントコミュニティーが日本に紹介されると、老人タウンと訳され、老人ばかりが集まって住む町として理解されていますが、正確には「元気な退職者の町」と言うべきです。最近は、リタイアメント・コミュニティーというより、アクティブ・アダルト・コミュニティーという言葉が使われています。

アメリカで最初にこのような居住者の年齢制限を設けた町を作ったのはデルウエッブ社で1960年のことでした。

■ サンシティ アリゾナ

ロサンゼルスから東へ600キロ。
 メキシコと国境を接するアリゾナ州の州都・フェニックス郊外の、砂漠みたいな土地に、こつぜんと広がる人工の街がある。
 サンシティ。
 この街に住むための条件は、夫婦のいずれかが50歳以上である事と、貯金や年金などで、働かなくても生活できる事だ。

サンシティは、1960年に民間デベロッパ-のデル・ウェブ社によって開発された。
 日本ではちょっと想像できない程のスケ-ルを持っている。
 面積は1080万坪。すでに3万戸の住居は完売になっており、街の西側にはサン・シティ・ウエストも建設された。
 2つの街の総面積は、東京でいえば、品川・目黒・渋谷・中野・北の5区の合計面積に相当する。

ざっとあげただけで、ゴルフ場が11コ-ス、金融機関が46社、5つの証券会社や27の教会、100人の医者が勤務する中央病院もある。

街は7つの円状の街区からなり、どの家からも1マイル以内で円の中心にあるセンタ-に行くことができる。
 そこにはショッピング・センタ-、レクリェ-ション・センタ-、銀行、郵便局などの機能が集まっている。
 レクリェ-ション・センタ-にはプ-ル、テニスコ-ト、温泉、図書館、ジム、スケ-ト場などの施設があり、美術・手芸・木工・模型・洋裁など35のサ-クル・ル-ムが準備されている。

サンシティの住民がいかに健康で若々しい生活を送っているかというデ-タをご紹介しておこう。
 当時の住民の平均年齢は68歳。
 だが、中央病院にある280の入院用ベッドのうち使用されているのは、たった90余りにすぎなかった。
 単純計算すると、この街の入院患者は1000人あたり1.6人。
 思いつく限りの、知り合いの68歳の人の名前を思い出してみて欲しい。
 この数字が、かなり驚異的なものである事がお分りいただけると思う。

これは驚異的ですね。

■ 日本でサンシティに似た施設は?

日本ではサンシテイに似た施設としては「国の認定事業である「新ふるさとマイホーム推進事業」や「地域住宅計画推進事業」の認定としてうけ、平成8年に出来た北九州の「美奈宜の杜」が主な施設です。
日本初のリタイアメントーコミュニティー施設としては「ひろせ野鳥の森」に2006年に出来た「グリーンフォレストビレッジ」があります。

■ 大学に近い退職者コミュニティーが人気(アメリカ

マイアミのようなリゾート地に住むのはこれまでのパターンだが、大学近くの退職者コミュニティに住み、大学の特別講座を受けるという暮らし方もこれから人気が出てくる。
『ハーバードマガジン』(2005.1/2)によると、現在アメリカ国内に、大学と関係を結んでいるコミュニティが、ペンシルバニア大学やフロリダなど、全国的に20カ所存在するという。
 大学と関係するコミュニティのほとんどは、退職者継続ケアセンター(CCRC)で、居住者にいろいろなレベルで利用出来るオプションを提供している 。
 ニューイングランド州ニュートンのラッセルカレッジにあるラッセルビレッジは、2000年に作られ、210人の居住者が、教室とフィットネス施設を含む小さなアパートに住んでいる。しかし教育的な環境を構築し維持していくことは、簡単でもなく安くもない。それでも入居希望者は、空き待ちの状態である。

■ リーマンショックでリタイアメントコミュニティーからリタイア?

一年中気候が温暖なフロリダ州は退職後に老後を過ごす場所として米国人の定番になっている。ところが、近年様子が変わってきている。以前は海沿いの瀟洒なリタイアメント・コミュニティに裕福な高齢者が大勢住んでいたのが、リーマンショック後、多くの空室が目立つようになった。

米国人は金融資産を株や投資信託で保有する割合が大きく、株価の下落で保有の金融資産が軒並み目減りし、フロリダの高級リタイアメント・コミュニティでは老後の生活資金が賄えなくなったのだ。

■ 2000年からの新しい高齢者「エイジング・ブーマー」

米国におけるベビーブーマーとは、1947年から1964年生まれまでの人たちのことを指します。日本の「団塊世代」は1947年から1949年生まれまでの人たちのことを指すのに比べ、人口のボリュームゾーンとしては極めて巨大です。

2002年現在、このベビーブーマーの最年長者は既に56歳に達しています。米国では50歳から55歳をリタイアの区切りの年齢とする習慣が一昔前からあったため、ベビーブーマーは既に「リタイアの年齢」なのです。

しかしながら、このベビーブーマーは、その意識や価値観において従来の「高齢者」と大きく異なっていることは、ジェロントロジストのケン・ダイクウォールドが大ベストセラー「Age Wave」で述べています。

1960年代から元気な高齢者を対象にしたアクティブ・アダルト・コミュニティ「サンシティ」を建設してきたデルウェッブ社も最近コミュニティつくりの方針を大きく転換しました。

「Aging Boomer」という新しいタイプの高齢者に適した新しいスタイルのコミュニティつくりに取り組み始めたのです。
そして、このような「Aging Boomer」は米国だけではなく、日本でも確実に増えています。

■ エイジング・ブーマーのバリュー消費その7つの特徴

① 生活経験が豊かである
② 品質と価格について厳しいを評価する
③ モノだけでなく、サービスを重視する
④ ムダを嫌う
⑤ 子育てが終わって、再び自己投資を始める
⑥ 同じ世代、特に女性たちで群がる
⑦ 経験と情報の交換が激しい

「不況=EDLP」だけではない

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