1. まとめトップ
  2. 雑学

悲劇の女子力を持つ「ロザリンド・フランクリン」ByGoogleロゴ

今日のGoogleロゴ「ロザリド・フランクリン」彼女を知れば知るほど「悲劇の女子力」の持ち主であることが分かります。

更新日: 2019年05月10日

120 お気に入り 103426 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

ロザリンド・フランクリン93周年のロゴ

ロザリンドをチョイスするGoogleはセンスあるな。ロザリンドも報われる。

なぜ「報われる」とコメントしているのかが気になり調べてみた。

ロザリンド・フランクリンって?

ケンブリッジ大学および大学院で結晶学に関する研究を行い、フランス留学から帰国後はX線によるDNA結晶の構造解析に従事。

彼女の視線の先にあるもの

1953年には、DNAの二重らせん構造の解明につながるX線回折写真を撮影している

Googleの「l」の部分。

彼女の功績が評価されなかった理由

写真や研究レポートをロザリンド・フランクリンの許可なく第三者がジェームズ・ワトソンとフランシス・クリックに見せてしまい、両氏はこれらを参考に、DNAが二重らせん構造であることを示す論文を共同で提出。

1962年にワトソン、クリック、ウィルキンスがDNAの構造解明によりノーベル生理学・医学賞を受賞

論文発表から15年、ノーベル賞受賞から6年後の1968年、ワトソンはDNAの構造解明までの経緯として、有名な「二重らせん」を出版

彼が「ロージィ」と蔑称で呼んでいる女性、ロザリンド・フランクリンへの露骨な悪意、軽蔑、否定、敵意

ワトソンが「二重らせん」で書いたフランクリン像。この書籍が大ベストセラーになったため、フランクリン=「悪女」というレッテルが貼られてしまった。

20世紀最大の科学的発見であるDNA二重らせん構造。その解明に貢献しながら正当に評価されず、若くしてこの世を去ったロザリンド・フランクリン。彼女の生涯を鮮やかに描き出し、二重らせん発見のドラマに新たな光を当てる決定的伝記。
(Amazon商品の説明抜粋)

世紀の大発見をした彼女に「ダークレディ」はあまりにも可哀相な呼び名。

そして彼女は…

しかしロザリンド・フランクリンは1958年に卵巣がんで死去してしまい、受賞はならなかった。

ワトソン、クリック、ウィルキンスがノーベル賞を受賞した4年前。

一説には、実験のため無防備に大量のX線を浴びたことが癌の原因だといわれている

1968年にワトソンが『二重らせん』を出版した後、ロザリンドの友人アン・セイヤーによって書かれたものである。書かれた目的はふたつ。『二重らせん』により人々に植え付けられたロザリンドへの悪印象を、亡きロザリンドに代わって正すこと。そして、ワトソンの行いに対して痛烈な批判を浴びせることである。
(Amazonレビューより)

ロザリンド・フランクリンとワトソン、クリックの二重らせん構造解析の争いは数多くの本に筆記されているが、中でも『ロザリンド・フランクリンとDNA―ぬすまれた栄光』はフランクリン側、『二重らせん』はワトソンの観点から描かれている。

1962年DNAの二重らせんの発見によりワトソン、クリックと共にノーベル賞を受賞したウィルキンズの自伝。50年の沈黙を破り、女性科学者フランクリンをめぐる疑惑の真相を明かすとともに、科学者としての生き方を語る。
(Amazon商品の説明)

ワトソンの「二重らせん」によってもう一人苦しんだのは彼らとともにノーベル賞を受賞したウィルキンス。「二重らせん」では「ウィルキンズの発見は実は同僚の(しかも不仲の)ロザリンド・フランクリンが行ったものだ」と暴露しているため長年苦しめられてきた。

現在の彼女の評価

ワトソンの『二重らせん』で「気難しく、ヒステリックなダークレディ」と書かれるなど長い間否定的な評価をされてきたが、1980年代に入ってようやく彼女の業績が再評価されるようになった2008年には、コロンビア大学からホロウィッツ賞が遺贈された。

ルイザ・グロス・ホロウィッツ賞(Louisa Gross Horwitz Prize)はコロンビア大学によって、生物学、生化学の分野の基礎研究において、顕著な貢献を行った研究者または研究者のグループに毎年与えられる賞

ウィキペディアの「ジェームズ・ワトソン」を見ると(http://p.tl/tBBD)ワトソンは「優れた業績の反面、問題発言が多いことでも知られる。また、経歴に関する幾つかの疑念が指摘されている。」とあり、黒人差別の発言が掲載されていました。

ワトソンの中に「女性差別」があったかどうかは分かりませんが、彼女の死後に発表された彼の著作「二重らせん」で世間に悪女のイメージを植えつけたのは間違いないでしょうし、彼女に釈明の機会が与えられなかったのはあまりにも悲しい現実です。

しかし、彼女自身は研究熱心でかなりの女子力を発揮し正当な評価を受けるに値する人物。

「ロザリンド・フランクリン」彼女のことをもっと多くの人に知ってほしい…Googleのロゴにはそんなメッセージが込められているのではないでしょうか?

1