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1都5県では取水制限の中、神奈川県が水不足に強いわけ

2013年夏、関東1都5県では取水制限を開始しました。関東の中でも神奈川県だけは取水制限がかかっていません。神奈川県が水不足に強いわけをまとめました。

更新日: 2013年08月01日

jack11sptさん

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2013年の夏、猛暑と空梅雨による首都圏の水不足が懸念

今月23日に東京都内の一部が1時間100ミリを超える豪雨に見舞われるなど、関東地方ではたびたび降雨があったが、ダムのある群馬県北部などではまとまった量が降っていない。

神奈川県を除く1都5県では取水制限を開始

ダム貯水量の減少で、利根川水系で10%、渡良瀬川で20%の取水制限

利根川水系を水源とする1都5県などは、このまま雨が少ない状態が続けば水不足になるおそれがあるとして、24日午前9時から、取水ぜきなどから取り入れる水の量を10%減らす取水制限を一斉に始めました。

神奈川県以外は主に利根川水系。それに対して神奈川県は……

関東地方には、利根川水系のほか荒川水系や多摩川水系などいくつかの水源があり、中でも利根川水系は、神奈川県を除く1都5県で合わせて2700万人余りが利用する重要な水源です。

かながわの水がめは、大きく“相模川水系(相模ダム、城山ダム、宮ケ瀬ダム)”と“酒匂川水系(三保ダム)”に分けられます。

“相模ダム”は昭和13年に横浜市、川崎市などの京浜地帯の人口増加や工業の進展に伴う水道用水、工業用水及び電力需要の増大に対応するため計画され、戦中、戦後の混乱の中、物資や労働力の不足など幾多の困難を乗り越えて、昭和22年に完成しました。

昭和30年代から始まった高度経済成長により、県内の水需要は飛躍的に増大しました。
この状況に対処するために、県、横浜市、川崎市、横須賀市が共同して城山ダムの建設を中心とする相模川総合開発共同事業を計画し、昭和40年に完成しました。

昭和40年代の更なる水需要の増大に対応するため、初めて酒匂川に水源を求め、三保ダムを基幹施設とする酒匂川総合開発事業を計画し、昭和53年に完成しました。

21世紀に向けて水源水を安定して供給するため相模川水系中津川において国が宮ケ瀬ダム建設事業を計画し、平成13年に完成しました。宮ケ瀬ダムの完成により、既設の相模ダム、城山ダムと連携して効率的に水を使用しています。

安定の貯水量

神奈川県では、早くからダムを整備し、水源の森を守る活動を続けたことで、安定的に水が供給され、この夏も今の所水不足の心配はありません。

2013年7月25日現在

4つのダム湖の合計3億3,690万m³は県内で使われる上下水道の約108日分の容量があります。

特にすごいのが宮ヶ瀬ダム

国が21世紀に向けて県民に水道水を安定的に供給する為に相模川水系の中津川に宮ケ瀬ダム建設事業を計画し、平成13年に完成しました。

今年で12周年になります。

満水時の宮ヶ瀬湖には1億8300万m3(有効貯水量)の水が蓄えられますが、相模湖(相模ダム)、津久井湖(城山ダム)、丹沢湖(三保ダム)の3湖の総有効貯水量以上の水が確保されることになります。

それまでも3湖でなんとかまかなえていたが、年々増える水の使用量を見越して一気に倍増させました。

宮ヶ瀬ダムが無ければ、取水制限が実施されていたと考えられます。

完成12年後の今年、すでに宮ヶ瀬ダムがなければ取水制限がかかっていたと考えられるほど使用量が増えています。今やなくてはならない存在になっています。

忘れてはならないこと

宮ヶ瀬ダムの建設にともなって、多くの方が移転を余儀なくされました。水没した土地の面積は4.6km2、移転戸数は281戸。たくさんの人たちのご理解とご協力のもとに、この宮ヶ瀬ダムは建設されたということをおぼえておいてください。

国と神奈川県の計画的な水資源事業と、たくさんのひとの協力によって神奈川県の水は安定して供給されているのです。

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