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「目に見えないヘルメット」を女子大生が開発して話題に

スウェーデンの女子大生2人が「目に見えない」自転車用ヘルメットを開発し、デザインやアイデアが独創的だと、ネットで話題となっています。その動画や画像を含めて概要をまとめてみました。

更新日: 2019年07月30日

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ilabjpnさん

スウェーデンの女子大生2人が「目に見えない」自転車用ヘルメットを開発し、デザインやアイデアが独創的だと、ネットで話題となっています。その動画や画像を含めて概要をまとめてみました。

■ スウェーデンの自転車事情

北欧スウェーデンのストックホルムが「健康・環境・エコ」の3拍子を合言葉に同市が自転車利用環境の整備に乗り出したのは1990年代から

その後自転車利用のトレンドは年々高まり、最近10年間で自転車利用者数が80%増加した

現在のスウェーデンでは子供(15才以下)のヘルメット着用の義務はあるものの、大人には規則がないらしく、ヘルメット着用率はあまり高くない

理由は「ヘアースタイルが乱れる」「暑苦しい」「ファッショナブルではない」など

■ 新型のヘルメット

目に見えないヘルメット「Hövding」を装着している

スウェーデンの大学院で 工業デザインを学んでいた女子大生ふたりが、7年がかりで「目に見えない」ヘルメットを発明した

「見えない自転車ヘルメット」とも呼ばれるこの商品の名は「ホブディング」。開発は大学院での工業デザイン研究のプロジェクトとして、2005年に始まった

■ 「目に見えないヘルメット」とは

「目に見えない」というのは、単純に透明な素材でつくられたヘルメットのようなものを言い表しているわけではない

彼女たちが発明したヘルメット「Hövding」は、マフラーのように首に巻くスタイルのもので、衝突直前にクルマのエアバッグのように出現する仕組みとなっている

事故に遭遇したときの人の動作を感知し、その後わずか0.1秒でエアバッグが頭部全体を覆い、衝撃を吸収する

■ ヘルメットもファッションの一部

彼女たちが主張する魅力のひとつは見栄えだ。ヘルメットもファッションアイテムになるべきだと、と彼女たちは考えている

普段の着こなしでも、違和感の無いものが多いようで、「Hövding」をつけたファッションショーも開催されるほどの力の入れよう

長年の努力が実を結び、自転車用ヘルメットHövdingは、デンマークが主催する国際デザイン賞 – INDEX:Award 2011のプレイ部門で見事大賞を受賞した

■ 開発のきっかけ

デザイナーのアンナ・ハウプトさんらによると、同国で15歳以下の子どもが自転車に乗る際、ヘルメットの着用を義務付ける法律が可決されたことが、そもそものきっかけだった

大人にも同様のルールを課すべきではないかとの議論が巻き起こったが、ハウプトさんらは「進んで着用したくなるヘルメットを開発する方が、法律で強制するより近道ではないか」と考えたという

■ 自転車用ヘルメットのパラダイムシフト

「目に見えないヘルメットなんてつくるのは不可能だと言われた。でもわたしたちはそれを成し遂げた。もう何でも実現できる気がするわ」

彼女たちは、安全性より見た目が重視される世間の動向を察知し、安全性とデザイン性の両方を兼ね備えたベストソリューションを生み出した

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