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daiba49さん

脳の中に複数存在するこうした倫理規範。

 社会心理学では5つの道徳感情が倫理観の根幹にあるとしています。すなわち:

(1)「傷つけないこと」(harm reduction / care)
(2)「公平性」(fairness / justice)
(3)「内集団への忠誠」(loyalty to one's in-group)
(4)「権威への敬意」(deference to authority)
(5)「神聖さ・純粋さ」(purity / sanctity)

道徳感情は、公平に扱われることなど「個人の尊厳」に関するものと、秩序維持や社会における人の正しい役割など「義務などへの拘束」に関するものの二つに大別できる。これはいわゆるリベラルと保守の違いに当てはまる。それぞれが司る脳の部位は別であり、画像解析をして該当部位の大きさを測れば、その人物がどちらを重視するタイプかある程度わかってしまうそうである。なお、その原因として遺伝の部分的な影響もあるし、歳を重ねれば変化するということもあるとのこと。

  本書で紹介されたとある実験によれば“リベラルな大人になる子どもたちは、三歳のときすでに問題に直面したときに乗り越える能力を発揮し、自発的で表現力豊かで、独立心が強いという特徴があった

保守派の人たちは、生まれながらにそうした思想になり易いのかもしれない。右派志向の人たちは“恐怖”に関係する脳の部位が肥大しているという研究結果が報告されたのだ。

学者によると、脳の中心部にあってアーモンドの形をした「扁桃体」は心配事や情動に関係する部位であるが、保守的な見解の人たちのそれは、より大きいことが判ったという。
他方で、彼らは人生を楽観したり勇気に関係していると言われる脳の「前帯状領域」は小さくて貧弱なのだという。

この“驚きの”相関性は、ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(UCL)の学者たちによって明らかにされた。英国の国会議員2名と多くの学生たちの脳を調べて得られたものだ。
脳の2つの領域の「サイズ」が、政治的見識の如何に直接的な関わりがあることが判ったのである。

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