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不思議なネーミング:うどんやそばに「きつねとたぬき」?

たぬきうどん、きつねうどん、たぬきそば、きつねそば…考えたら不思議なネーミングですよね…調べました。

更新日: 2013年08月12日

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この記事は私がまとめました

まずは「きつね」から

きつねうどんとは、甘辛く煮た油揚げを乗せたうどんの事で、蕎麦の場合はきつねそばといいます。

そして狐と言えば稲荷神社。ここは狛犬ならぬ狛狐が鎮座しています。そして、稲荷神社ではお供えはお神酒、赤飯に加え油揚げが供されます。

とりわけ、小姓から身をおこした田沼意次が老中に出世した(安永年間・1772~81年)のは居宅に稲荷を祀っていた霊験だと評判になり、人気に拍車をかけたそうだ。

その狐の名前を冠した「きつねうどん」は縁起も良く、油揚げの甘さが関西人の舌にあったこともあって、大阪の食べ物として定着していった。

関東では「きつねうどん」のうどんの台をそばの台にかえたものを「きつねそば」というのに対し、関西では関東でいう「きつねそば」を「たぬき」と称する

たぬきは?

関東ではかけそば・かけうどんに天かす(揚げ玉)を入れたそば・うどんの称である。天かす以外に、ネギや鳴門巻などを入れる場合もある

天ぷらの「タネ」を入れない(タネを抜いた)揚げ物の「タネヌキ」であり、そば屋で「天ぬき」を頼むと天ぷらそばのそば抜きが出てくるのと同様で、「タネ抜き」を語源に「たぬき」とした説

「関東ではごま油で揚げるので衣が黒っぽくなる」。茶色がかった濃い色がたぬきを連想させ、名前の由来になったらしい。

逆に、関西では、「たぬきうどん」も存在しません。「きつね」といえば「きつねうどん」のことで、「たぬき」といえば「たぬきそば」のことなんです。

きつねうどんに、ドロッとしたあんをかけたのが京都のたぬき。「きつねがドロンと化けてたぬきになった」(北村氏)というわけだ。

関西でも京都には「たぬきうどん」が存在する

当時の関西人は「捨ててもいいような天かすをいれるなんて、関東の人はハイカラやなあ」と皮肉をいったとか。その名残で天かす入りのそば・うどんを「ハイカラ」と呼ぶようになったらしい。

…ややこしいのでまとめてみた
関東関西共通:「きつねうどん」→油揚げ=きつね
関東:「きつねそば」→油揚げ、つまりきつねうどんの「そばバージョン」
関西:「きつねそば」→存在しない

関東:「たぬきうどん」→天かす(タネを抜く=たぬき)が乗っている(大阪では「はいから」と言う)
関西:「たぬきうどん」→京都のあんかけうどんのこと
関東:「たぬきそば」→天かす、つまりたぬきうどんの「そばバージョン」
関西:「たぬきそば」→油揚げの乗ったそば=関東の「きつねそば」

これでもややこしいと悩んでいたら?

鰹のだしを利かせた風味豊かなつゆに、なめらかでコシのあるうどん、味のしみた大きなお揚げ自慢です。(東向け)
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東向けだって…

赤いきつねは各地の好みに合わせて、東日本向け(東北地方・関東地方・甲信越地方・東海地方)、西日本向け(北陸地方・中国地方・四国地方・九州地方)、近畿地方向け、北海道向けの4種類が販売されている

「だし」によって分けているみたいですね

食べ終わったカップの内側に、ぐるりと黒い帯がついていることを。何を隠そう、これはかつお節なのだ。厳選した2種類の焼津産かつお節と沼津産宗田節。そんな彼らのコンビネーションが生み出した「だし」の跡なのである。

「赤いきつね」の油揚げも、東西で味つけを変えている

マルちゃんこだわりのつゆのおいしさで消費者に安心感のある食べなれた味を提供し、支持される和風カップ麺緑のたぬきそば「関西向け」バージョン。
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関西向けバージョン…でも、揚げの乗ったそばじゃなかった。

緑のたぬきは東日本、西日本、関西の3種類が販売されている

「緑のたぬき」のタネには、揚げ玉と小エビがたっぷり使われている。この小エビ、じつは1匹1匹丁寧に、最高の温度と伝統の技で揚げているのだ。こっそり自慢したい、東洋水産ならではのこだわりである。

きつねとたぬきの謎、調べたら由来が諸説あったり地方で呼び名と中の具が違ったり…調べたら逆に謎が深まりました…。そして今無性にうどんが食べたい…。

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