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株主優待 投資に彩り

「株主優待」でお得生活――。自社製品やサービスの優待券などがもらえる株主優待に個人投資家の関心が高まっている。自社を理解してもらったり、ファンを増やすための企業からの贈り物だが、中には株式配当に見劣りしない価値のものもある。自分の好みに合った株主優待を探すのも、銘柄選びの1つだ。

更新日: 2013年08月17日

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july701さん

株主優待 投資に彩り

利回り・分散・趣味で選ぶ

「株主優待」でお得生活――。自社製品やサービスの優待券などがもらえる株主優待に個人投資家の関心が高まっている。自社を理解してもらったり、ファンを増やすための企業からの贈り物だが、中には株式配当に見劣りしない価値のものもある。自分の好みに合った株主優待を探すのも、銘柄選びの1つだ。

人気ブログ「毎日優待三昧(ざんまい)」を運営するrika氏の“優待生活”が始まったのは2002年。近所のスギ薬局(現スギホールディングス)で「株主になればお得」とのポスターを目にした。さっそく同社株に投資し、買い物優待券をもらったのが最初だ。

外食もゴルフも

「株主優待は私の生活を豊かにしてくれる」

ポイントは大きく3つ。「利回り」「分散」「趣味に合う」だ。

子どもの外食にマクドナルドの優待券を渡し、週末は優待で割引の効く映画やゴルフに出かける。食卓には優待でもらった高級コシヒカリ。最近は家族の引っ越しに使える優待がないか探した。優待目当ての保有銘柄はいまや200に。「株主優待は私の生活を豊かにしてくれる」

 株主優待といっても中身は多種多様だ。特に投資の初心者は、どんな視点で探せばいいだろう。ポイントは大きく3つ。「利回り」「分散」「趣味に合う」だ。

利回りは金銭的な「お得度」で考える。最低限必要な株数で優待の権利を得て、もらえる買い物の割引券などの金額と、株式配当とを足し合わせ、それを株価で割った「実質利回り」が高いかを見る。

 ビックカメラの場合、8月末時点の保有株が1株以上5株未満の株主に1000円分、2月末時点で2000円分の買い物優待券が送られる。つまり年間3000円。これに予想年間配当額1000円を足した4000円を今の株価(13日時点で4万7700円)で割れば、実質利回りは年8%ということになる。

 表は、8月末や9月末時点で株主になれば、高い実質利回りを見込める銘柄の例だ。ワイシャツ大手の山喜は、同社自営ショップの買い物券が優待でもらえ、実質利回りは20%を超える。SHO―BIは雑貨など自社の企画商品、ラウンドワンはボウリングなどの施設割引券で、10%の実質利回りを見込める。

食品や飲料品、食事券は優待の定番。これを少ない投資額で、より多くの銘柄に広げるのが、2つめの考え方だ。株式投資のリスクを分散する意味合いも、もちろんある。

 実際、20万円以下の投資で優待の権利を得られる銘柄は少なくない。吉野家ホールディングスやゼンショーホールディングスは、牛丼チェーン店などで利用できる食事優待券が手に入る。カゴメやキーコーヒーは自社製品が届く。

 イオンは、株主なら店舗の買い物でキャッシュバックを得られる。イオンの株主数は2月時点で35万人近く。半年だけで2万人強増えたが、その多くは個人株主だ。「日常生活で使う機会が多い銘柄を選んで、長く保有するのが基本」とrika氏は話す。

 3つめが、ユニークな株主優待の中から自分の趣味で選ぶこと。7月に上場した星野リゾート・リート投資法人は、星野リゾート系の温泉旅館の宿泊割引券が株主に贈られる。エイベックス・グループ・ホールディングスは所属アーティストのライブイベントの優先購入が株主の特権だ。また、優待をもらう代わりに、一定額を寄付へ回すことを株主が選べる企業もある。

まず業績ありき

7月現在で優待実施企業は1095社。初めて全上場企業の3割を超えた。

大和インベスター・リレーションズによると7月現在で優待実施企業は1095社。初めて全上場企業の3割を超えた。「長期に保有してくれる個人株主を増やすため、株主優待を充実する動きが広がっている」(松永聖祥・業務推進部副部長)。長期保有すれば、より多くの優待を受けられる仕組みも増えている。

 もっとも、企業の業績そのものが悪くなれば、優待を続けられなくなる。株価も下がって経営自体が行き詰まることもありうる。エフピーウーマンの高山一恵取締役は「あくまで業績ありきで銘柄を選ぶ必要がある」と話す。決算などもこまめに確認する必要があるだろう。

(竹内宏介)

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