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街で漫画を読み聞かせる「漫読家」という商売が気になる

漫画をアニメや紙芝居のように人に読み聞かせる「漫読」という一風変わった大道芸のパフォーマンスに注目が集まっています。第一人者の東方力丸さんとは?

更新日: 2017年05月09日

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chattingcatさん

▼漫読家(まんどくか)って何?

漫読家ってのは、漫画の本を紙芝居風に、おもっきり感情こめて読み上げる人です。

擬音語も含めマンガの言葉をすべて音読してくれます。聞き手の緊張を高めるため、マンガのコマを手で隠すなど細かな演出も。

一人で何役もこなしたり、果ては、効果音やBGMを再現したりと、様々なスキルが必要になる。まさにオリジナリティの勝負である。

現在のところ職業として「漫読家」を名乗って活動し生計をたてているのは「東方力丸」さんのみとされています。

▼漫読家 東方力丸(とうほうりきまる)さん とは?

1974年3月3日生まれ、鹿児島県出身。高校卒業後に、1年間のアルバイト生活、その後、1年間アパート引きこもり生活を送る。引きこもり脱出後、フォークシンガー、声優、役者を夢見ながらアルバイトを転々とし、2001年より『漫読家(まんどくか)』として、下北沢を中心に、都内各所の路上、公園等で活動を続ける。また最近では、TVバラエティー番組、イベント等でも活躍中。

神奈川県茅ヶ崎市で育つ。高校卒業後タレント養成所にも通った時期もあるとか。

週末に下北沢駅前、井の頭公園などで、1回100円で客からのリクエストに応 じ、漫画本をアニメ風に大きな声を張り上げ朗読するというパフォーマンスをしている。その風貌から下北沢のイエスと呼ばれることも。

ジーンズに地下足袋姿で台車に商売道具一式を積み電車で”職場”へ出勤しています。

東方力丸さんの漫読(紙芝居みたいに漫画を読むパフォーマンス)で「耳をすませば」バカ受けwwwこれは実際聴かないとわからない‼ pic.twitter.com/6Ih34krz

一度見たら忘れられない特徴的な風貌もさることながら、物語に感情移入して演じる気迫にも圧倒されます。

この漫読想像より凄い!!イメージとしてはマンガで紙芝居なんだけど感情の入れ方がこっちの想像上を行く感じ。 流石プロ。

レパートリーは「ドラえもん」「ベルサイユのばら」「あしたのジョー」「北斗の拳」「スラムダンク」「アンパンマン」「ジョジョの奇妙な冒険」「ドラゴンボール」「セーラームーン」「キャプテン翼」「東京大学物語」ほか少年・少女漫画から青年向けのものまで幅広いジャンルをカバーしています。

▼TVやネットでの上演は制約があり路上や公園を中心に活動してきた

「地元の(神奈川県)茅ヶ崎の駅前でパントマイムをやってらっしゃった方がいて、それを見て私も何かやりたいなと思いまして、フォークソングが好きだったもので当初はギターの弾き語りをしていたんですが、ちょっと飽きて来た時に漫画でも読んでみようかと思いまして。始めたのはかれこれ10年程前ですかね」

当初はアニメの声優にあこがれ練習のために漫読を始めた東方力丸さん。この商売に行き着いたのは「セレンディピティ」のなせる技といえるかもしれません。

井の頭公園に来たのは、「力試し」のためだ。「大道芸人が活動する中で、自分の芸が通用するか、勝負をかけたかった」。平日と土曜は下北沢の駅近くで活動。たまに、映画のエキストラの仕事をする。レパートリーは40ほど。多い時では、一日に30作品ほどをこなすため、声がかすれる。

井の頭公園には「井の頭恩賜公園100年実行委員会」による審査と抽選で選ばれれば週末と休日に活動できる制度があり、パフォーマンスを見に人が集まります。今ではレパートリーも更に増えメディアに紹介されることも多くなって漫読だけで生計が成り立つようになったという。

キング「カメラを廻される方とかもいるんですか?」
東方「先程も話に出てましたが、マンガですと著作権の問題がありまして、、、ネットに流されたりすると問題になるんですよ。ですからお断りしてます。」

作品を自由に上演する許可をもらっている漫画家 蛭子能収などの作品を除くと無断でスクリーンに映写したりネットで放送したりはできない。その場に赴かないとじっくり鑑賞できないのがファンにとって歯がゆくもあり、また魅力でもある。

紙芝居のように絵を見せながら、登場人物ごとに声を変え、効果音も入れる。「ゴーッ、ゴーッ」「プルプルプルー」。表情が目まぐるしく変わり、大声を張り上げ、物語の世界に入り込む。観衆は腹を抱えて笑い、人の輪が増えていく。クライマックス場面十数ページを読み終えると、おひねりが置かれる。

派手なアクション漫画では効果音を演出するために、漫画を叩いて音を出したり、主人公の視点が変わる際には、漫画を横や縦に動かしたり。登場人物が背後に立つシーンは、東方氏自らが背後に立ってセリフを読んだりと、五感に訴える

一回一回の漫読に全力を注ぎ、お金を貰った後にお菓子をお返しするその律儀な姿勢にも、昔の紙芝居おじさんのようなものを感じ、不思議と心が温まる。

個性的な風貌とパフォーマンスで、話題になる東方氏でありましたが、お会いした印象は全く違うものでした。非常に丁寧で律儀な方です。近所の方々に挨拶をし、同じ路上パフォーマーの方にも、進んで挨拶をしていました。

パフォーマンス後は、必ず周辺の清掃を行ってから帰路に着くようにしている。

下北沢の路上でのパフォーマンスは正式には公認のものではないことから"彼曰く、「いつも路上で漫画を読ませて貰っている事への感謝の気持ち」もあるとしている"

▼著作権の制約なしにネットで見られる作品はまだ ごくわずか

”東方力丸さんに、イベントに出演して頂いた際に、著作権フリーの漫画「ブラックジャックによろしく」を読んで頂きました。” ”「ブラックジャックによろしく」は、佐藤秀峰氏が2002年第6回文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞受賞した作品です。テレビドラマ化もされました。”

上演前の語りから終了までライブ感を満喫できます。

▼最近は活躍の舞台を広げ更に進化している

井の頭公園で大道芸人として活躍中の漫読家の東方力丸氏。 ニート代表としてテレビに出て叩かれた事もあったが今はプロダクションに所属して様々な方面で大活躍。久しぶりに見たが、客いじり、漫読の技量、その他サービス全てレベルアップしてる。色々批判されたが、信念を曲げず努力した結果だな。

ARENA下北沢オープンしてます!本日20時から東方力丸さん漫読ライブです!本日もよろしくお願いします!!! pic.twitter.com/0QKaSSO86C

路上や公園だけでなく屋内の劇場でのライブ公演、他のアーチストとのコラボレーションなどの機会も増えています。

久々に東方力丸氏.@touhourikimaru の漫読を見たけどグレードアップしてた。お身体ご自愛ください。 pic.twitter.com/0gRVclPq4s

声だけでなく体全体を使ってのパフォーマンス。ミュージシャンとコラボしたライブでは漫読の合間に軽快なダンスを披露してくれることも。http://www.youtube.com/watch?v=FsQxQ9LwQJg

こちら東方力丸が声で出演してる、パチスロタイガーマスクのCM です。 ヤマダ電機でもディスプレイのモニターで見れるそうです。正直マジなんでしょうか(ーー;)もし見かけたらゆる〜い眼で見てくださいませ(~_~;) m.youtube.com/watch?v=wyyVJw…

「パチスロタイガーマスク」のCMは、全部で5種類でうち4種類に東方力丸さんが出演。これは第三弾「みたこともないわざ」編。
第一弾「虎の穴」編
http://www.youtube.com/watch?v=v3bQqGXoizI
第二弾「始まり」編
http://www.youtube.com/watch?v=V0AZPHiDbMs

第四弾「タイガーV」編
http://www.youtube.com/watch?v=CnwLKAAiyFM

日経新聞を読んでて思うこと………基本的に日経新聞をなるべく毎日読んでるのは読解力を上げるため。先方はオデの事嫌いだろうが神谷明さんも新聞読めと言っている。さて本題、オリコの暴力団問題は読んでてちっとも頭に入って来ない。週間大衆に書いてあるほうが参考になりそうな気がする。

漫画ばかり読んでいるのかと思えばそうでもなく、色んなものに目を通して芸の肥やしにしているようです。

そんな東方力丸さんのパフォーマンスが見たいあなたは、土曜日の夜(19時頃?)の下北沢駅前か日曜日の昼(14時頃?)に井の頭公園へ出掛けてみてください。急な用事が入らない限りは、少しぐらいの雨降りでも「漫読」しているそうですよ!

近年、インターネットの普及で私たちは「直接的なコミュニケーション」の機会が確実に減ってしまった。そんな私たちの生活にほんのり何故か懐かしい、温かな気持ちを与えてくれる東方さんの活動を、今後も注目していきたい。

【参考】AKB48にも漫読を特技とするメンバー岩田華怜がいる
「岩田華怜の漫読 」http://www.youtube.com/watch?v=DXYcYrz6zGc

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