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【爬虫類注意】コモドオオトカゲのアレコレ

既出情報ばかりですが、コモドオオトカゲについてアレコレまとめてみました。ライトな感じになってますので爬虫類好きな諸兄は生暖かく見守ってください。

更新日: 2013年08月28日

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この記事は私がまとめました

Do30PRさん

別名コモドドラゴンと呼ばれる世界最大のコモドオオトカゲについて様々な情報をまとめてみました。既出情報ばかりですので「コモドオオトカゲって一番でかいトカゲでしょ!」くらいの認識の方向けです。

■コモドオオトカゲの基本情報

【名称】コモドオオトカゲ

【別名】コモドドラゴン

【学名】Varanus komodoensis

【英名】Komodo Dragon,Komodo Island Monitor

【全長】200~300cm(最大313cm)

【重量】約70kg(最大166kg)

メスはオスより少し小さめです。

全長自体は別のオオトカゲの方が長いのですが、重量があること等を考えて同じ大きさならコモドオオトカゲのほうが大きい、ということで「最大のオオトカゲ」で間違ってはいないようです。

■分布・生息地

生息地はインドネシアで、インドネシア南東部にある小スンダ列島。そのなかのコモド島、パダル島、リンチャ島などがコモド国立公園として自然遺産に登録されています。

コモドドラゴン自体も保護されていて、皮を目的として人間に乱獲され、現在CITES(ワシントン条約)の付属書I類掲載種と指定されているためです。
付属書I類掲載種というのは、本当に大雑把に言うと、死んでても生きてても商用利用のために輸入したりしちゃいけませんよ、という事です。

他にも撫でられたりしている写真もありました。

そんなコモドオオトカゲ、日本の動物園では今現在は見ることはできません。
上野動物園での飼育個体は今繁殖のためシンガポールに貸し出し中。
(繁殖は成功したようです。平成23年までを予定していたが帰ってくる旨の続報が発見できず)
北海道の円山動物園でも2008年~2010年までは飼育していましたが返却ということに。
上野動物園の個体が帰ってくるのを待つか、インドネシアの小スンダ列島のリンチャ島に出かけて見るのが早いみたいです。わらわらいるそうです。

■コモドオオトカゲの食性

食性は動物食で、主にイノシシやシカなどの哺乳類、鳥類やその卵、爬虫類やその卵、昆虫、動物の死骸なども食べます。水牛等自分より大きな獲物を食べることもあります。コモドオオトカゲの幼生を食べることもあります。
量は自分の体重の約80%程を食べるんですが、これは餌の少ない地域の生き物として適応しており、一度食べると何日も何も食べずに過ごすことができます。変温動物らしさが出てます。

自分より大きな獲物を食べる(狩る)ことができると書いたのですが、その理由がコモドオオトカゲの毒によるものです。
コモドオオトカゲと水牛は、大きさの比率で行ったら猫が大型犬を狩りする感じでしょうか。
(体長240-300センチメートル、体重700-1,200キログラムが水牛のスペックです)
毒がないとちょっと無理そうな感じですね。

円山動物園ではさばいた鶏を与えられて太り気味でしたが、餌も環境によってさまざまですね。

【閲覧要注意】実際にコモドオオトカゲと水牛の映像です。
怪我を負わせるシーンや、捕食シーンも含まれています。

■コモドオオトカゲの毒

コモドオオトカゲの毒についてまとめてみます。
まず、コモドオオトカゲの毒というのは何年か前まで
「口の中の細菌・雑菌が獲物にとっての毒になって敗血症等を引き起こしてるのではないか」
と言われていました。結構長い事そう思われていたそうで、今もコモドオオトカゲを検索するとその記述のサイトも多いです。
ただ、他のオオトカゲも含めて口中のバクテリアも毒になるので、あながち間違いでもないのかもしれません。ただ今回はメルボルン大学で発見された”毒”についてを書いていきます。

2005年タイムズ誌の世界大学ランキングで19位にランク付けされた、世界トップクラスの名門大学。
ここでコモドオオトカゲの毒について解明されました。

メルボルン大学(オーストラリア)のブライアン・フライ氏の研究チームの研究で、コモドオオトカゲには毒があり、噛み付かれた獲物はその毒に犯されてゆっくりと死に至るということが判明しています。
毒の成分のうち血圧を低下させる作用のある一部の化合物は、西オーストラリアに生息し世界で最も強力な毒を持つといわれているヘビ、“ナイリクタイパン”の毒にも劣らないほどの効力だそう。
しかも、毒蛇と違って複数の毒管を持ってるそうです。噛まれたらまさにイチコロです。

陸生の毒蛇ではもっとも強力な毒を持つと言われ、一噛みでマウスを12万5千頭も殺せるという。
毎年噛まれる人がいるけれど、血清があるので亡くなる事はほぼ無いようです。

毒の使用方法なのですが、ノコギリ状の歯で噛み付き裂傷を作り、そこから毒を流し込むという仕組みをとっています。
蛇は牙の1本に毒管があり、歯が脆いことを考えると、コモドオオトカゲは「牙」と「毒」の2つの武器を備えてるすごいヤツなんだなと解ります。しかも、ものすごくしつこいんです。

まず、毒によってどのくらい「ゆっくり」と死に至るかと言うと、時間で言えば約24時間ほど。コモドオオトカゲは約24時間、ゆっくり追跡して獲物が弱って死ぬのを待ちます。
症状としては血液の凝固を妨げる毒による失血と、失血によるショック、急激な血圧低下などがあげられます。
そんな症状でもコンパスも長くコモドオオトカゲより足の速い哺乳類たちは必死に逃げるんですが、コモドオオトカゲは嗅覚が優れているので、離されてもヒタヒタヒタヒタ追い続けます。
ちなみにコモドオオトカゲもその気になったら時速30km程で走る獲物を追いかけることができるそうです。

■単為生殖もできるコモドオオトカゲ

今回コモドオオトカゲを調べるまで知らなかったのですが、単為生殖なるものがこの世の仕組みにはあるそうです。いろんな生き物で観測されてるみたいです。知らなかった。理科で習ったかもしれませんが忘れてました。

単為生殖をものすごくざっくり言うと、メスだけで子供が造れる事らしいんです。
もっともっとざっくりニュアンスで言うと処女受胎。
単為生殖については科学的に仕組みも解明されているので、興味のある方は調べてみてください。

コモドオオトカゲは単為生殖の事例があるので、それを少しまとめてみたいと思います。

2006年12月21日、このNatureという雑誌で発表されたのが、コモドオオトカゲ単為生殖のニュース。

2006年12月21日のNatureという雑誌にてニュースとして発表されました。
イギリスのチェスター動物園とロンドン動物園でそれぞれ確認されていたようです。
チェスター動物園のコモドオオトカゲはオスとの接触が生まれてこの方なかったらしいです。
ロンドン動物園は2年以上オスとの接触がなかった個体が…ということらしいのです。

単為生殖によって生まれた子供は全部「オス」でした。むろん生んだ母親は「メス」です。
どうも、単為生殖というのは本来、(別の遺伝子情報がないので)親個体の遺伝子情報をそのまま受け継ぐ「クローン」を産む事らしいのですが、コモドオオトカゲは「オス」を産みました。
この仕組みや詳細については後述にリンクを載せておくのでそちらや、他の情報を参考にされることをおすすめします。

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