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【借金】歌人・石川啄木はとんでもない男だった【女遊び】

借金は踏み倒す、仕事は長続きしない、嫁姑戦争は放置し、妻子がありながら女遊びだけは一人前……。イメージを覆すこと間違いなし、天才歌人・石川啄木の驚きの素顔。

更新日: 2013年08月29日

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mojikonoheyaさん

石川 啄木(いしかわ たくぼく)
1886年(明治19年)2月20日 - 1912年(明治45年)4月13日)

26歳という若さでこの世を去った歌人・石川 啄木の肖像。
でこっぱちで可愛らしい顔をしているが、中身は顔に似合わず鬼畜というウワサ。

清貧なイメージの短歌

たはむれに母を背負ひて
そのあまり軽きに泣きて
三歩あゆまず

はたらけど
はたらけど猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざり
ぢっと手を見る

不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて
空に吸はれし
十五の心

出典石川啄木『一握の砂』より

誰もが一度は国語の教科書で目にしたことがあるであろう、
明治時代の歌人・石川啄木の短歌。
これらの歌だけを見ると、「親孝行で貧乏ながらも勤勉な好青年」というイメージをもたれてしまうかもしれません。

ところがどっこい。大いなる誤解なのです。

石川啄木(本名:石川一)は、借金は踏み倒す、仕事は長続きしない、嫁姑戦争は放置し、妻子がありながら女遊びだけは一人前。
そんな、どうしようもない、けれど何故か愛されてしまうとんでもない男だったのです。

こんな強烈な歌も……

一度でも我に頭を下げさせし
人みな死ねと
いのりてしこと

出典石川啄木『一握の砂』より

上に挙げた三首とは、あまりにも印象が違うこの一首。
傲慢でプライドが高くて俺様な感じがとても良く出ていますね!

借金に借金を重ねるタカリ魔

親友の金田一京助をはじめ、色んな人にお金の無心をしていた啄木。
仕事をしているのに(あんまりしてない時もあったみたいだけど……)、
何故そんなに生活が苦しかったのでしょうか?

・一つ目は、中学校(今でいう高校)を退学したので、
 学校の先生になっても「代用教員」にしかなれず安月給だったこと。

・二つ目は、新聞社に就職できてもなんだかんだですぐ辞めちゃったから。

・三つ目、これが一番大きな理由。お金が手に入るとすぐに女遊びするから!

しかも借りたお金を返さないダメ人間っぷり。
借金した相手と金額をきちんとノートに記録していたにも関わらず踏み倒すなんて、
几帳面なのかいい加減なのかわかりません!

妻子に仕送りもせず女遊びに明け暮れる日々

家族と同居していた時期と、単身赴任していた時期とがある啄木。
そんな啄木の鬼畜エピソードをいくつかご紹介しましょう。

・嫁姑仲がとても悪くても放置。耐えかねて奥さんが家出しても、
 呼び戻したのは啄木ではなく友人。

・友達にお金を借りて女遊び。給料が入るとすぐ女遊び。
 何なら給料を前借してまで女遊び。

・親密に交際していた芸者を他の男にお金で売り、
 さらにその後もその芸者に借金の申し込み。

こんな最低男なのに、良き友人たちに恵まれ、奥さんや浮気相手たちに愛されてたんですよね……。

石川くん=女の敵
という正しいイメージが日本中に広まるかと思うと、
ああ、
胸がすーっとします。

出典枡野浩一『石川くん』より

こんなこと言われちゃうのも、無理ないと思う。

そんな日々が赤裸々に描かれたローマ字日記

妻には読めないローマ字で綴っていた啄木の日記。
仕事をさぼったり、エッチな本を借りたり、友達のことや、
女性とのプレイの詳細なんかも書いちゃった日記。
亡くなる前、奥さんに燃やすように言ったのに、
「愛着から燃やせずに」金田一京助に託されてしまった為に、
啄木の鬼畜っぷりがこうして白日の下に晒されることとなりました。

啄木は妻にはローマ字は読めないと思っていたようですが、
女学校に行っていて才女として知られていた妻の節子は
ローマ字くらい読めたはずでは、というのが今の見解のようです。
彼女が日記の中身を読んだかどうかは定かではありませんが、
読んで全てを知った上で、ささやかな復讐として燃やさずに遺した……。
そんなふうに思わずにはいられません。

それでも多くの人たちに愛された啄木

啄木は肺結核を患い、26歳の若さで家族や友人に看取られて永眠しました。

石川啄木の第一歌集『一握の砂』に収録されている短歌には、
「死」という単語が多く出てきます。その数、実に32回。
タイトルにも入っている「砂」は13回。
また、「ふるさと」という単語も28回見られます。

頭の中で理想郷に仕立て上げたふるさとを追い求めながらも、
同時に死への憧れも抱きつついじけて砂遊びをしている。
そんな啄木の姿が目に浮かんできそうな今日この頃です。

啄木望郷の丘・啄木像

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