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ムンバイなう。 タブラ奏者・ユザーンのじわじわくるツイート集【U-zhaan】

タブラで鍛えた(?)文章能力で観る者を魅了する、ユザーンさんのつぶやきを集めました。

更新日: 2013年09月11日

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boisさん

インドの民族楽器・タブラ奏者。オニンド・チャタルジー、ザキール・フセイン両氏にタブラを師事。様々なアーティストのライブや録音に参加しています。

《Twitter》
https://twitter.com/u_zhaan
《公式サイト》
http://u-zhaan.com/

《目次》
「インドなう」
「じわじわくる両親とのやり取り」
「じわじわくる日常のやり取り」
「じわじわくるミュージシャンとのやり取り」
「じわじわくる日常の出来事」

● インドなう

大家のお婆さんとの「お昼にサメのカレー作ったんだけど食べる?」「今日は外で食べるんで大丈夫です」「サメ、嫌い?」「いや、嫌いとかそういうことじゃなくて」「サメカレーはなかなか食べられないのよ」という押し問答の結果、部屋でサメカレーを黙々と食べているところだ。しかもサメがまずい。

インド人から「339ってバスはどこに止まるかい」と聞かれたので「いや、僕ちょっとわかんないです」と答えたら「チッ」と舌打ちして去っていきました。気持ちを素直に表現できる素敵な国です。

インドの携帯にかかってきた見知らぬ番号の電話に出たら「あ、おれおれ」と言われた。こんなところまでオレオレ詐欺の手が伸びてるのか、と思って早く切ろうとしたら「おれおれ。おれだよ。七尾旅人」という声が聞こえてきた。

ムンバイのタブラ屋があまりにも楽器を作るのが遅いので、ちょっとプネーのタブラ屋に来てみた。ここは職人が若過ぎる。 twitpic.com/bxtqfj

インドの携帯が突然つながらなくなったので、どうしたのかと思って電話屋に持っていってみた。なにが原因なのかいろいろ調べてくれたおじさんが、少し寂しそうにこちらを見つめて「ねえ、君の番号は既に存在しないらしいよ」と言っている。なんでだよ。

真夜中にGoogleで「ムカデ 大量発生 対策」という検索をしなくてすむ部屋に住みたい。

近所のレストランにもいいかげん飽きて来たので、おいしい店を新しく開拓しようと思い、iPhoneを立ち上げてSiriに聞いてみた。 twitpic.com/bz6wgt

インドの人が「お、それが噂のiPhone5か? ちょっと見せてくれよ」というので貸してみた。嬉しそうに少しいじったあとに、とつぜん怪訝な顔になった彼が「…おい、これは君のボーイフレンドなのかい」と、待ち受け画面に表示されたレイ・ハラカミさんを指さしながら言っている。

4月にあるライブのオーガナイザーから、フライヤーデザインの確認をするようメールがきた。「だいたい問題ありませんが、できたらタブラ奏者の名前のところだけ "ユーザン" ではなく "ユザーン" に変更していただけたら嬉しいです」と返事をした。

公衆トイレにいったら、入り口のところで監視員みたいな人から2ルピー請求された。「インドもいろいろなところでお金がかかるようになったな」と思いながらしぶしぶ払ったら、彼はそのまま足早に遠ざかっていった。あの人、ただ2ルピー欲しかっただけだな。

大家のお婆さんが「食事はいつもどこでしてるの」と聞くので「近所の食堂で適当に」と返事をしたら、「外で食べるのっておいしくないわよね。やっぱり家の食事が一番よ」と言われた。そうですね、と答えながら「インドに来てから最もまずかったのは、お婆さんが作ったサメカレーだったな」と思った。

母親が「あんた、インドに行くならティッシュ持っていきなさい。いろいろ便利だから」と持たせてくれたポケットティッシュを見ながら、"これ、いつのだよ" と小さくつぶやいたムンバイの朝です。 twitpic.com/c0rkyu

タブラが見つからないので、練習用の楽器を友達のところに借りにきた。友達のお母さんが「スクォール飲む?」とすすめてきたので「なんですかそれ」と聞いたら、「味はよくないし、体にもよくない。ただ、色はきれいなの。どうする?」と言われた。飲まないよそんなの。

近所のヒモ屋に「売れ行きはどうだい」と聞いてみた。「お前にもし次の人生があったら、ヒモ屋になるといいよ。暇だぞ」と言われた。 twitpic.com/c1t4nx

カルカッタのタブラの先生が、僕の兄弟弟子に「お前のタブラは音楽的じゃないんだ。いい演奏をいっぱい聞かなきゃダメだ!」と叱っているのを見て、「なるほど、いいことを言うなあ」と思っていたら、そのあとに先生が「もっとネットでYouTubeとか観ろ!」と言い出して思わず噴き出した。

「チョイチョーイ」というベンガル語を新しく習った。湖で白鳥を呼ぶときに使う言葉だそうだ。おそらく使うことはないだろう。

道でベンガル人が「おい、おれのことわかるか」と話しかけてきた。「いや、ちょっと記憶にないんだけど」と申し訳なく思いながら答えたら、「15年くらい前、お前の部屋にアリが巣を作ったときに大家から呼ばれてセメントで埋めに行った、修理人のビバーシュだ」と言われた。知らないよそんな人。

先生から電子メトロノームを渡され「これ、なんか壊れて動かなくなっちゃったから修理してきてくれ。日本製だし」と言われた。日本製だから日本人なら直せるってわけじゃないんだけどな、と思いながらとりあえず電池を換えてみた。普通に動いた。

とてもおいしいエビカレーを出す隠れ家的な店がある、と聞いて食べにいった。隠れ家すぎて見つからなかった。

タブラ屋で「お前まだ結婚してないのか。結婚なんかやめといたほうがいいぞ。束縛がきつくなるし」と職人から言われた。そうなんだ、と適当に聞いていたら「いや、俺はそうは思わない。結婚生活は素敵だ」と別の職人が真剣に言い出し、2人の間で論争が始まった。早くタブラ作ってほしいな、と思った。

母親から電話がきた。「元気? マグロの解体ショーに行ってきたの。おいしそうな部位が買えたから今日はマグロ三昧よ。今、カマの辺りの一番おいしいところの皮をはがしてるとこ。あんたは今日もカレー?」と言っている。インドの携帯で、着信拒否ってどうやってやるんだろうか。

街で使えるベンガル語:「アミ アゲオ ボレチト、アミ バンガリーメエケ ショモンド コルボナ(ベンガル人女性とお見合いをするつもりはない、と私は前にも伝えたはずです)」

街で使えるベンガル語:アプニ エクトゥ チレジャッチェ ボレ ニッチェンナ エイ ドシュタカタ、カルケ アプニ アマケ チェンジダワル ショモエ ディエチェン(あなたが「ちょっと破れてる」と言って受け取ってくれないこの10ルピー札は、昨日あなたがお釣りとして私にくれたものです)

カルカッタに新しくできた日本料理屋に来ている。この "女子高カレー" というのはなんですか、とインド人ウェイターに聞いたら「ジョシコーは、日本では "スパイシー" という意味なんだ」と言われた。知らなかった。

雑貨屋で水を買おうと思って50ルピー渡したら「ごめん、今お釣りがないんだ。このチョコレートビスケットを付けるとちょうど50ルピーになるけどそれでいいか」と言われた。嫌だよ。

インド音楽のライブを観にいってきた。演奏前に「君は日本人か。今日ステージに座っている二人は、インドを代表する素晴らしい音楽家なんだ。彼らのプレイを聞けるなんて本当に幸せなことなんだぞ」としきりに話しかけてきたインド人が、演奏開始40秒後に爆睡し始めたのを見て小さな衝撃を受けた。

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