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埼玉・千葉の竜巻を引き起こした可能性の高いスーパーセルとは?

2013年9月2日に埼玉・千葉を襲い大きな被害を出した竜巻。その原因として「スーパーセル」という気象現象が話題に。いったいどんな現象なのかまとめました。

更新日: 2013年09月03日

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monet333さん

2013年9月2日に埼玉・千葉を襲い大きな被害を出した竜巻とみられる突風

大きな被害を出した竜巻

9月2日午後2時5分ごろから2時半ごろにかけて、埼玉県越谷市と同県松伏町、千葉県野田市などで竜巻とみられる激しい突風

埼玉県越谷市と千葉県野田市であわせて67人がけがをしたほか、2つの県で住宅など合わせて547棟が全半壊するなどの被害

東京電力によると、竜巻の影響で、午後2時15分ごろには埼玉、千葉両県の7市町の約6万7千世帯が停電

埼玉と千葉で発生した竜巻の様子があまりに恐ろし過ぎるとツイッターで話題となり、多くの被害状況が写真とともに報告

この竜巻が発生したのは「スーパーセル」が原因とみられる

被害をもたらした竜巻とみられる突風について、気象庁は「スーパーセル」と呼ばれる巨大積乱雲が引き起こした可能性が高いと説明

埼玉県越谷市では午後2時前に、最高気温34度を記録。上空約5500メートルは氷点下6度程度で、地表との気温差が大きかった

ぶつかった風が上昇気流を生み、積乱雲が発生。スーパーセルに特徴的な反時計回りの渦「メソサイクロン」を気象レーダーが捉えた

レーダーなどの分析から「スーパーセル」とみられる積乱雲は大きさが直径20キロ程度まで発達していた

この竜巻を起こす「スーパーセル」とは?

スーパーセルは、塔状積雲と、中央部分で回転する空気の塊を特徴とする雷雲群

出典wired.jp

海外で撮影された「スーパーセル」

スーパーセルは通常の積乱雲よりも巨大な雲で、直径は数十キロにも及ぶことがある

『スーパーセル』は内部に強い上昇気流や渦があり、通常の積乱雲に比べて消滅するまでの時間が長いことから、大規模な突風災害を引き起こすことがある

1時間ほどで消える通常の積乱雲と比べ、数時間にわたって発生しているため、竜巻となるケースがあるという

風向が、高度と共に、顕著な時計回りの回転をする時には、「スーパーセル」と呼ばれる回転する巨大積乱雲が発生しやすくなる

日本では発生しにくいもののいくつか例のある「スーパーセル」

国内でスーパーセルが発生することは非常に珍しく、これまでにも北海道佐呂間町で発生した竜巻被害の時に発生源となった

日本では珍しいとされる「スーパーセル」ですが、いくつか過去にも例が(画像はつくば市を襲った竜巻)

今年7月の島根・山口豪雨の際にもスーパーセルが局地的な大雨を発生させたとされている

気象庁気象研究所は、地球温暖化が進行すると、日本では激しい竜巻の発生しやすい気象条件が増えると予測

気象庁は「黒い発達した積乱雲が近づいてきたときには安全を確保してほしい」と話している

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