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手が付けられないほど悪化したルーマニアの野良犬問題

今、ルーマニア国内では、犬が少年を噛み殺した事を受け、野良犬処分の社会問題が浮上しています。この問題について、何故街中で野良犬が徘徊する事になっているのか原点から、今後の犬の処遇までをまとめました。今は手遅れに近い段階にもなっています。

更新日: 2013年09月15日

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この記事は私がまとめました

satomonoさん

ルーマニアの野犬問題

*無防備に路上で横たわる犬。ルーマニアでは日常的な光景です。

ルーマニアには、ブカレスト周辺都市の65,000匹を含む数十万の野良犬が徘徊している

動物愛好家たちが世話をしています

2001年から2007年の間に145,000匹の野良犬が、ブカレストで殺処分となった

それでも効果が無かったのが今の現状です。

ルーマニアは汚職問題が多い。そして野犬問題は政治化の利益にならないため、先延ばしになり何も解決せず悪化する

最近の世論調査では、ブカレスト住民の四分の三は、野犬を処分してほしいと願っている

ルーマニア人は一般にこの野犬問題に無頓着とみえて、普段は話題に上ることもない

日常の一部となっています。ただし、今回の出来事を見る限り、不満は溜めているだけの状態なのでしょう。

そもそもルーマニアの野犬問題はどこから来たのか

*無防備に眠る犬。ルーマニアでは、こんな姿も日常的な光景です。

1980年代チャウシエスク共産主義政権のルーマニアは戸建住宅の立ち並ぶ綺麗な街並みだったが、政策により、個人住宅は没収・破壊され、ブロックハウスが建てられた

家を没収された一般市民達が犬を買えなくなりほとんどが去勢しないまま破棄。数十年たった今、制御不能になった

新しい家では犬を飼うことが禁止され、しょうがなく犬を破棄しました。それが20年後の現在、大きな社会問題に発展しました。

他には大昔に領外からの侵略に備えて犬をたくさん放し飼いにしていた習慣が残っている理由もある

ルーマニアを徘徊する野良犬の問題点

ブカレストでは2013年1月~4月の間に6,000人以上が野良犬に噛まれていた。被害者の1,000人は小さな子供

当国は狂犬病感染リスクの高い国であり,キツネ等の野生動物や犬,猫等から狂犬病ウイルスが検出されています

日本外務省のページ。こちらに注意喚起がされるほどの問題となっています。動物愛護化らが去勢手術と一緒に予防接種も行っているため軽減はしましたが、狂犬病が解決するに至ってはいません。

過去には死亡事故も起きている

2006年、ブカレスト中心部で、ルーマニア日本協会の幹部を務められていた方が、自宅近くで車を降りて自宅に歩いている途中に野良犬に左足を噛まれ静脈を切り出欠多量で亡くなった

邦人男性が犠牲となっています。

そして9月2日・・・ルーマニア国民の怒りが爆発する事件が

少年はブカレストの公園で兄と遊んでいて、6歳の兄も野良犬に襲われ負傷

少年の死体を調べた医者は、何百回も噛まれ苦しみながら亡くなったと述べた

地元の当局は、事件現場の公園にフェンスを設置したが、子どもたち数十人は保護者なしに公園に侵入して遊んでいる

ルーマニア国民の怒り

*画像は少年の死を受け、野良犬をなんとかしろと訴えかける市民のデモ

ルーマニアの住民達は怒り、当局が野良犬を殺処分することを要求している

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