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デマの恐ろしさが分かる「豊川信用金庫事件」って知ってる??

1973(昭和48)年、女子高生の何気ない会話からデマが発生。パニックになった7千人の客が詰めかけ、数日間で26億円が引き出された「豊川信用金庫事件」。デマがパニックを引き起こすまでの詳細な過程が解明された珍しい事件をまとめてみました。

更新日: 2018年05月30日

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■豊川信用金庫事件とは

「豊川信用金庫が倒産する」というデマから騒ぎが発生し、
短期間に約26億円もの預貯金が引き出された事件。

騒動の舞台となったのは、愛知県宝飯郡小坂井町。(現・豊川市)
愛知県東部に位置する町で、名古屋からの距離は50~60km程。

事件の発端 昭和48年12月8日(土)

下校中の電車内で、豊川信用金庫に就職が決まった女子高校生Aを
友人B・Cが「信用金庫は危ないよ」とからかう。
これは「信用金庫は強盗が入ることがあるので危険」という
冗談だったがAは真に受けた。

出典豊川信用金庫事件 - Wikipedia

その夜、Aから「信用金庫は危ないのか?」と尋ねられた親戚Dは、
信用金庫を豊川信金だと判断して同信金本店の近くに住む親戚Eに
「豊川信金は危ないのか?」と電話で問い合わせた。

12月9日(日)

12月10日(月)

Fは親戚Gにこの話をする。たまたま居合わせたクリーニング店
店主Hの耳に入り、Hは帰宅後妻Iに伝える。

12月11日(火)

小坂井町の主婦らの間で豊川信金の噂が話題となり、通りがかりの住民の耳にも入る。
この頃、噂は「豊川信金は危ない」と断定調に。

12月12日(水)

12月13日(木)

Hの店で電話を借りたJが「豊川信金から120万円おろせ」
と電話の相手に指示した。
Jは噂を全く知らず、ただ仕事の支払いで金を下ろす指示を
しただけだった。

これを聞いたIは、同信金が倒産するので預金をおろそうと
していると勘違いし、慌てて同信金から180万円をおろした。

その後、H・Iは知人にこの話を喧伝、これを聞いたアマチュア無線
愛好家が、無線を用いて噂を広範囲に広める。

この後、同信金窓口に殺到した預金者59人により
約5000万円が引き出される。

同信金小坂井支店に客を運んだタクシー運転手の証言によると、
昼頃に乗せた客は「同信金が危ないらしい」
14:30の客は「危ない」
16:30頃の客は「潰れる」
夜の客は「明日はもうあそこのシャッターは上がるまい」
と時間が経つにつれて噂は誇張されていく。

12月14日(金)

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