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動物園もお手上げ。アライグマの飼育はこんなにも難しい

飼ってみたいと思う人も多いアライグマ。その飼育の現状に迫る。

更新日: 2015年03月18日

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この記事は私がまとめました

INFO-RAVENさん

2013年、アライグマをめぐってある動物園が悪戦苦闘していました

盛岡市動物公園はこの3か月、複数の園にアライグマの譲渡を打診したが、いずれも「これ以上飼えない」と断られた

引き取り先探しがここまで難航する理由は何なのでしょうか。

なぜ飼育が難しいのか

木登り、水泳など運動は何でも得意です。

盛岡市動物公園のアライグマは5月27日、展示場のあずまやから2、3m離れた柵にジャンプして飛びつき、隙間から逃げ出した

6月5日早朝、園内で捕獲されたが、逃走防止に大がかりな工事が必要となるため、同園は別の1頭と共に展示再開を断念した

雄は複数の雌と交尾し、雌は1回で3~6頭の子供を産みます。

とくに成体は気性が激しくなることがあります。

「散歩中の飼い犬がアライグマに襲われて噛まれた」「犬をかばおうとして飼い主が噛まれて怪我をした」といった被害が出た

アライグマは見た目は可愛いですが、ヒグマやライオン、オオカミと同じ「食肉目」に分類され、噛まれれば大怪我は免れません。

アライグマが媒介する病気としては、狂犬病、ジステンパー、アライグマ糞線虫、アライグマ蛔虫、インフルエンザ、日本脳炎、レプトスピラ、紅斑熱群リケッチア、サルモネラなどがあります。

犬や猫と違って医療サポートはありませんから、個人でどうにかするしかなく、獣医の知識が必要になります。

米国で臓器ドナーの男性と、この男性から提供された腎臓の移植手術を受けた患者が死亡した原因が、共にアライグマを媒介して感染した狂犬病であることが明らかになった

アライグマに関しては直接の接触を避け、アライグマが糞をする場所には近づかないなどの注意が必要

野生のアライグマに絶対に餌を与えてはいけない

法律による厳しい飼育規制

特定外来生物を新たにペット・観賞目的で飼育することは認められていない

アライグマは外来生物法によって「特定外来生物」に指定されている。

・「特定飼養等施設」(法第5条第3項第2号)を用意する。飼育施設は堅牢な構造で、出入り口が二重であり、施錠できるなど厳しい条件がある。
・マイクロチップを埋め込む。
・繁殖しないための対策を講じる。

以上の準備をして、環境省へ許可申請を行い、飼養等許可証を交付してもらう必要があります。

駆除を嫌って”とりあえず”保護するケースも増加中

地元協会では、アライグマを責任を持って飼育してくださる方を探さねばなりません。飼養者を待っているアライグマが、ここではこれで6頭になったそうです

駆除が可愛そうなのはわかりますが・・・ 結局、誰が飼育するのでしょうか?

一時保護施設(移入動物が逃げた場合保護する施設)を兼ねた移入種動物園といった教育施設の設置を提案しています

飼育するという最も難しい部分は「他人任せ」状態。

動物園はアライグマを捨てる場所なのか

2005年にかけて一時的に動物園におけるアライグマの飼育頭数が増加。「規制がかかる前に、飼い主が園に持ち込んだ」

今なお、動物園に預ければいいと安易に考える人は多い。

もはや「赤ちゃんポスト」と同じ扱いに・・・

これ以上は飼育できない

外来生物法による防除や有害駆除を含めたアライグマの捕獲数は2008年には14000頭を超えた

これはあくまで駆除された頭数。実際の自然下ではもっと多くのアライグマが生息しています。

毎年多くのアライグマが駆除されています。このアライグマたちを動物園で飼育することは可能なのでしょうか?

日本動物園水族館協会によると、2012年は国内の動物園など33か所で150頭を飼育

これが限界なのです。

そもそも・・・

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