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[秋に読みたい]センチメンタルな小説10選

たまに感傷的になるのもいいですよね。秋の切ない雰囲気に合う小説10選。

更新日: 2013年09月18日

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キッチン

出典hurec.bz

家族をなくした主人公は、知り合いの学生の家に同居する。
学生は母と二人暮らし。一緒に住んでいるうちに、徐々に精神的安らぎを得て、進路がきまっていく。
主人公と学生の仲はすこしづつ深まっていく。
主人公が自立してしばらくたって、大きな悲劇が彼らを襲う。
主人公と学生にとって、かけがえのない人物の消失…。
深い絶望の縁から、彼らが立ち直ることはできるのか...
作者 吉本ばなな

真昼にこうしてふと思い出しても、泣かずにいられるようになったことが、妙にむなしい。果てしなく遠い彼が、ますます遠くへ行ってしまうように思える。キッチン/吉本ばなな

この本に出会えて、良かった。そう思える一冊。とくに表題作は、祖母のことを思い出して胸に迫るものがあった。*生きていれば必ず訪れる、親い人の死に、ひっそりと寄り添ってくれる物語。切なくて苦しくて、でも最後は穏やかに、さよならを受け入れて、前に進もうと思える。いつまでも引きずってはいられない。生きているから、前に進むしかない。厳しいけれど、きっとそれだけじゃない、ということを読了して感じる。

青空の向こう

主人公のハリーはまだ小学生。交通事故に遭い命を落とし天国に行く。そこは死者の国と呼ばれ、この世に未練を残した者はここでさまようことになる。彼方の青い世界=the great blue yonderに行くには未練にけりを着けなければならない。彼は、事故にあう前に姉のエギーと口論をし、そのまま天国に旅立ってしまい、その事を気にしていた
作者 アレックス・シアラー

話は戻しますが、アレックスシアラーの『青空のむこう』も好きでした

本当に良い本だと久々に読んでみて思った。感動的な物語なのだけど、決して御涙頂戴というわけではない。ユーモアもあるし、結構淡々と進んでいく印象がある。死者の目線で書かれているいろんな日常風景が歯痒くて、切ない。

カラフル

「僕」は一度死んだはずだが、天使に「抽選にあたりました!」と言われ、生まれ変わり「小林真」という中学生としてもう一度人生をやり直すチャンスを与えられる。そして、小林真として生活が始まるのだが、さまざまな困難が立ちはだかった。
作者 森絵都

面白くて途中で止められませんでした。一人称の文だからかな、とても読みやすかったです。仮の真が仮の住まいという気楽さと、本物の真に対する同情から、周囲の人間に言いたい放題なのがスッキリでした。途中から仮の真の正体は察しがつきましたが、それにしても口が達者。でも私自身が長子という立場のためか、満の行動や気持ちの方が理解できる気がしました。

普段小説なんて読まないのになんとなく買ってみたカラフルっていう本が 有名な作品で幼い時の田中聖が 主役で映画に出てる作品なんて知らなかった読んでみたらめっちゃ引き寄せられて 1日で読み終わるなんて 自分でも思わなかった! 実写化はもちろんアニメ化もされてるらしいから是非見てみたい

GO

在日韓国人の杉原は、日本の普通高校に通う3年生。父親に叩き込まれたボクシングで、ヤクザの息子の加藤や朝鮮学校時代の悪友たちとケンカや悪さに明け暮れる日々を送っている。朝鮮学校時代は「民族学校開校以来のばか」と言われ、社会のクズとして警察にも煙たがれる存在だった。ある日、杉原は加藤の開いたパーティで桜井という風変わりな少女と出会い、ぎこちないデートを重ねながら少しずつお互いの気持ちを近づけていく。
作者 金城一紀

本作品の主人公は典型的な「浮いた存在」でありながら、とにかく魅力的なのだ。酒や煙草やクスリには興味を示さない。女性関係は非常に保守的。暴力的ではあるが、自らに振りかかる火の粉を振り払う以外の目的でそれを行使することはあまりない。

星の王子様

操縦士の「ぼく」は、サハラ砂漠に不時着する。1週間分の水しかなく、周囲1000マイル以内に誰もいないであろう孤独で不安な夜を過ごした「ぼく」は、翌日、1人の少年と出会う。話すうちに、少年がある小惑星からやってきた王子[5]であることを「ぼく」は知る。

王子の星は家ほどの大きさで、そこには3つの火山と、根を張って星を割いてしまう程巨大になるバオバブの芽と、よその星からやってきた種から咲いた1輪のバラの花があった。王子はバラの花を美しいと思い、大切に世話していた。しかし、ある日バラの花とけんかしたことをきっかけに、他の星の世界を見に行くために旅に出る。
作者 サン=デグジュベリ

星の王子様を読む。とてもピュアで悲しくも素敵な話。答えは見つからない。だからずっとずっと何度も読み続けたい。 今の僕に良い薬。

空へあこがれ、偵察飛行に出て帰らぬ人となったサン=テグジュペリの詩人としての孤独、芸術家としての孤独、そして、人間としての孤独のようなものが、『星の王子さま』の根底には流れているのかもしれません。

約束

全編に渡って共通するのは、自分の身、または身の回りで起こる不遇な出来事に押し潰されそうになっていたり、精神的に傷ついた人達が、前を向いて歩いていこうとする姿が描かれているということです。
この作品でも押し付けがましい表現や、無理にお涙頂戴の話に持っていくといったものが一切なく、石田衣良ならではの文体が作品全体に溢れています。
作者 石田衣良

短編集。かなり久々に再読。石田衣良さん久々。不登校の男の子が廃品回収のおじさんと交流して変化していく話が好き。

密やかな結晶

作中の島に住んでいる人たちは、時期が来ると精神的にも、また物質的にも何かをひとつずつ無くしてしまいます。
それはリボンや鈴、香水、薔薇、小説から、左足と云った身体の一部にまで及びます。
しかし、なかにはそれらのものを無くさない人もいます。
主人公の母や小説家である主人公の担当がそれにあたります。
そのような類の人間は警察のような役割を果たしている人間に取り締まりを受け、何処かへ連れて行かれます。
其処へ入ったら、出ることはありません。
作者 小川洋子

大事なものは世の中がどう変わっても大事なものだ。その本質は変わらない。 -密やかな結晶

ノルウェイの森

37歳の僕は、ハンブルク空港に到着した飛行機のBGMでビートルズの「ノルウェーの森」を聴き、激しい混乱を覚えた。そして18年前(1968年)の学生時代のことを回想した。
作者 村上春樹

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