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ニンニク食後は口臭より血液から回る体臭・息に注意。本当に効く「ニンニクの臭い対策」まとめ

ニンニクを食べた後の臭いの原因は、口臭ではなく、全身から出る体臭・肺から出る息に問題がありました。今回は科学的な実験で証明された対策をまとめます。

更新日: 2013年10月10日

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この記事は私がまとめました

臭いの原因はアリルメチルスルフィドという物質

アリシン(allicin)とはニンニク由来の強い抗菌・抗カビ作用をもつ化合物である。また、アリシンは生ニンニクを煮たり炒めたりしたときの臭いの元となる化合物でもある。

アリシンは自生しているニンニクには存在しないが、ニンニクを刻んだり傷つけると、酵素アリナーゼの作用により化合物アリインから変換される化合物である

ニンニクで口臭が発生する原因(メカニズム)

ニンニクにはアリインという無臭の化合物・アリナーゼという物質が含まれています。

ニンニクを切るとアリインとアリナーゼが接触して、アリインがアリシンに変化します。

アリシンを食べると、メチルメルカプタン・アリルメルカプタン・アリルメチルスルフィド

という成分に分解されます。その中で悪臭の原因になるのが、

アリルメチルスルフィドです。

アリルメチルサルファイド(AMS)とは?

「にんにく」の臭い成分の中でもかなり強い悪臭として感じられる成分で、食べてからだんだん増えていくにおい成分です。食後の口の中の臭いを出す物質を測定してみると、メルカプタンの次に多く検出されたのがAMSで、約1時間の間にはメルカプタンの量よりも多くなり3時間以上経過した後もその量はあまり減りません。さらに、AMSは体内で分解されたり他の物質に変わったり、消えてしまうという事もなく尿や血液中にもそのままの形で入り込みます。そのため、”にんにく”を食べた後に胃や腸から呼気として長時間ニンニク独特の口臭が感じられるのはAMSが最も大きな原因と考えられます。

単なる口臭だけではなく、血液から汗の体臭になったり、肺を通じて息の臭いにもなります。

アリシンという成分は酸素に触れて酸化すると臭いが発生する
①それが口内にのこり口臭となります。
②またもう一つの原因として、体内に取り込まれたアリシンは臭いの元となる成分が血液に取り込まれ体全体を巡ります。

そして汗として排出されると体臭となり、
肺を通じて息として排出されると口臭となります。

口臭を予防するだけでは不十分

アリルメチルスルフィドは口腔粘膜や各種消化管に到るまで、全ての部位から

発生します。つまり、ニンニクを食べてから人の身体から排出されるまで、

胃や腸のあらゆる部位から悪臭を発生させるのです。

これが、口臭や体臭の原因となります。
(16時間以上臭いが残ります。)

体内にアリシンを吸収させない=予防が一番重要

胃の中の臭いのみが原因で息が臭くなる、と考えている人が多いようですが、実はにんにくの臭いの原因であるアリシンは、食後まもなく血流に乗って全身に循環し始めます。

特に外気と血液の接触点である肺からは臭いがしやすく、この対策までできないと、いくら胃の中を綺麗にしたとしても、息のにんにく臭さは解消できません。

にんにくの消臭のためには、消臭作用のあるものを一緒に摂取し、アリシンが体内に吸収される前に分解してしまう必要があるのです。

食前、食中、食後すぐ の対応が重要!
=身体に吸収されてからは別の対策が必要

アリシン、アリルメチルスルフィドを吸収させない、分解させる為には

牛乳で揮発性物質の濃度を下げる、吸収させない

ニンニクの臭気成分とされる物質に対する牛乳(及び牛乳成分)の脱臭効果を選択イオン流通管質量分析 (SIFT-MS)を用いて調べた結果、牛乳が揮発性物質の濃度を下げると分かりました。特に牛乳の主要成分である水分が揮発性物質の臭気除去に関係があると判明。また、口内に残る「ニンニクの不快臭」の原因成分であるアリルメチルスルフィド(AMS)を中和するのに、牛乳は10%カゼインナトリウム水溶液より効果的だということも明らかになりました。

口の中で合体が最適

牛乳を摂るタイミングは食前、食中、食後かでいえば、食中。一緒にちびちび飲むのがベター。体内へニンニクを摂取した後で牛乳を飲むよりも、口の中で牛乳とニンニクをミックスしてから飲み込む方が、臭いを中和する効果が高い。

脱脂乳(スキムミルク)や低脂肪牛乳は消臭効果が下がる。脂肪分がなるべく高い牛乳で。
→脂肪含有量が比較的高い全乳は脱脂乳よりも、疎水性のある揮発性物質ジアリルジスルフィド(DADS)とアリルメチルジスルフィド(AMDS)の消臭能力が高い。ボランティアによるサンプルテストで実証済み。

ニンニクの臭いに牛乳が効く、効かないの議論が良くありますが、牛乳を飲む「タイミング」が大切なことが分かります。

実験で証明された消去活性効果の高い食べ物について

アリルメチルスルフィドに対しては、ゴボウ、ウド及びホウレンソウで消去活性が高かった。尿中のアリルメチルスルフィド量は、茄でたウドの場合に僅かに他よりも軽減された。PPを多く含む野菜では、短時間茄でた場合、抗酸化作用及び消臭作用の両方に効果があり、機能的な食品として利用範囲が広がることが分かった。生の食材では、プルーンで消臭効果が大きかった。飲料の生体内消臭効果では、アスコルビン酸を多く含む緑茶では効果がなく、アリルメルカプタンに対しては紅茶とウーロン茶が、アリルメチルスルフィドに対してはウーロン茶とマテ茶の作用が強いことが明らかになった。茄で野菜や飲料では、生の果物や野菜に比べて悪臭軽減効果は弱いという結果になったが、摂取量や摂取頻度を増やすことによりさらに悪臭軽減効果が期待される。以上の研究結果から、PPやPPOを多量に含む生の果物や野菜だけでなく、調理加工したこれらの食品を利用することによって、実際に口臭や体臭を安全、簡便しかも効果的に消去あるいは軽減できることが明確になった。

汗・尿で出してしまうのも有効な方法です。

血液中に溶け込むということは、水分と一緒に排出できるということなので、一番確実なのは大量に水分を摂って頻繁に排尿し、全身の水分と入れ替えるということです。

水でもお茶でも構いませんから、ペットボトルで3リットルは飲んでください。

さらに排出を促したいならお風呂でじっくり汗をかきます。
この汗は相当臭うはずで、これがニンニク臭が体から出て行っている証拠です。

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