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ブラック企業っぷりが半端ないバングラデシュの衣料品業界

アジアの中でも貧民が多いとされるバングラデシュ。その主産業である衣料品工場の待遇についてまとめました。私達が普段着ている服は彼女らの苦労なしでは安く購入する事ができない事を踏まえて読んでいただけると幸いです。

更新日: 2013年10月09日

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この記事は私がまとめました

zeromineさん

バングラデシュはアパレル工場の国

バングラデシュは中国に次ぐ世界第二位の衣料品輸出国で、国内の工場数は4500、従業員数は300万人にのぼる

バングラデシュの総人口は1億5千万人です。また、日本のメーカーもバングラデッシュで生産を行っている企業は多々あります。

多くの国際的なアパレルブランドにとって、同国は人件費など低廉なコストが魅力となっていた

バングラデシュは輸出の80%が衣料品などであり、日本にも大量に輸出しています。「世界のアパレル工場」とも呼ばれています。また、ベトナム、インドネシア、カンボジアなどと激しく価格競争が繰り広げられます。

労働者はどんな状態なのか

衣料品工場に勤務する女性労働者の月給は約4000円

給料の4割は家賃、5割は食費、残り1割を家族への仕送り

バングラデシュ縫製品産業界のいくつかの職場では、労働者への賃金支払は2ヵ月遅れ

最低賃金は理想論であり、誰もがサービス残業を行う。月収7,000〜8,000円の女性何人かにインタビューを行ったところ、労働時間は11~12時間

また、賃金支払いが遅れることもざら

まともな家に住めずスラムエリアに居住。衛生・治安が悪く、公的サービスはほとんど整っていない。居住権がないため突然に撤去されるリスクも常にある

大部分の労災は、火災、感電、爆発など、老朽施設による事故で発生する。 管理者の暴行で死亡したり怪我をする労働者も少なくない

強制的な長時間労働、暴言と暴力行為、残業手当て不払い、必要な応急治療の不提供、火災安全装置の不在と劣悪な労働環境

過去10ヶ月間、50の工場で、長時間労働者が働いている事実を隠すため記録を偽っている証拠を発見

女性に対しては低い賃金率とあからさまに行われるセクハラ、女性雇用差別などが膨大

問題はこの他にも様々ありますが、書ききれないため代表的なものを。

多くの工場が業務時間の事実を西側小売り業者から隠す。工場主は異なる2冊の本を用意し1つは買い手、他方は労働者に見せる。いわゆる監査は実際に働かない。

二重帳簿の事です。これは現地の監査が動かないだけでなく、先進国の企業が騙されている事も意味します。

規制があっても適切に執行されず、建物の安全対策費などもおろそかにされていた

上の帳簿のごまかしに加えて、賄賂が横行しています。

衣料工場の最低賃金は2010年に値上げしたが3,000円。

バングラデシュの最低賃金は職種別に分かれており、交通機関の労働者や接客業の最低賃金は平均賃金の2倍である事も問題です。

労働組合は事実上無きに等しく、昨年には労働運動のリーダーが暗殺され、現在も犯人は捕まっていない

バングラデシュに大きな影響を与える事になった2つの事件

2012年11月24日夜、バングラデシュを代表する縫製会社、タズレーン・ファッションズが操業する8階建ての工場で火災が発生。少なくとも112人が死亡

この事件以外で2006年以降発生した火災により700人以上の死者が出ています。

工場の中間管理職の3人を逮捕した。出火時に工場の出口を封鎖し、従業員らの避難を阻んだ疑い

持ち場を離れず仕事をしろ!というわけです。

工場の出口は労働者が脱走しないよう鍵がかけられており、窓ガラスを割って脱出した人や、上層階からは窓から飛び降りるなどした死亡者もいる

バングラデシュ労働問題で最悪の事件です。

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