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マイク・ミルズが“日本のうつ病”の映画を作った理由が興味深い

日本のうつ病をテーマにした話題のドキュメンタリー映画「マイク・ミルズのうつの話」が2013年10月19日より公開します。アメリカ人である彼がなぜ“日本のうつ”に注目し、映画を作ろうと思ったのか、その理由をまとめてみました!

更新日: 2013年10月07日

z1173さん

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壊れそうだけど愛おしい日々の暮らしの映画

ストーリー:世界中でうつに苦しむ人が多い昨今、2000年より以前はうつという言葉は、一般的になじみのないものだった。短期間でうつが大きく広がりを見せた理由として、製薬会社による広告キャンペーンが関係すると考えたマイク・ミルズ監督は、現状を調べ上げようと決意する。近年うつ患者の急増する日本を舞台に、うつを患う5人の男女の日常を捉えていく。

◎作品情報
『マイク・ミルズのうつの話』
監督:マイク・ミルズ 
撮影:ジェイムズ・フローナ、D.J.ハーダー 編集:アンドリュー・ディックラー
制作:カラム・グリーン、マイク・ミルズ、保田卓夫
出演:タケトシ、ミカ、ケン、カヨコ、ダイスケ

2013年10月19日より、渋谷アップリンク他全国順次公開

映像作家のマイク・ミルズが、日本人の15人に1人がかかっているともいわれる「うつ病」に密着取材したドキュメンタリー

1996年には国内で43万3千人だったうつ病患者数は、2011年には2倍近くの95万8千人に増加。精神疾患により医療機関にかかっている患者数は、近年大幅に増加しており、平成23年は320万人になる。

この映画を観ていると、彼らが決して"特別な人間"というわけではなく、私たちの隣人であり、もしかしたら未来の自分の姿かもしれないということがわかります

この映画を作ったのはこの人

90年代からクリエイターとして活躍。手がけた作品に、マドンナやマライア・キャリーのミュージックビデオ、リーバイスやナイキなどのCM、ソニック・ユースやビースティ・ボーイズのアルバムジャケットなどがある。『サムサッカー』(2005年)、『人生はビギナーズ』(2010年)で映画監督としても高い評価を受けている。

人気ブランド、X-Girlといえばこのロゴ。こちらもマイクがデザイン。他にはやMarcJacobsなどのロゴやデザインを提供している。

映画制作のきっかけは、“心の風邪をひいていませんか?”

それまで日本ではそんなになじみのないものだった「うつ」が、2000年以降から急激に広がり始めた。

その理由のひとつに、欧米の製薬会社によって行われた「心の風邪をひいていませんか?」という広告キャンペーンがあると考え、その実態に迫るドキュメンタリーを作ろうと思い立つ

1999年にうつのコンセプト「心の風邪」が日本に輸入されて以来、自分の症状がうつ病によるものではないかと、診察を受ける人の数は増加していた

ある時日本の友人が抗うつ剤を飲んでいるのを見たミルズ監督。その友人が薬を飲み始めたきっかけも、欧米の製薬会社による広告やネットのうつ診断サイトでのキャンペーンだった。

彼は日本のネットから参加者を集い、(1)抗うつ剤を飲んでいること、(2)日常生活をありのままに撮らせてくれること、を撮影条件に5人の若者を選び出した

日本人のプロデューサーが、うつ関係のチャットルームにこのプロジェクトの案内を送ったところ、大反響。かなりの数の応募があったそう。

応募してきた人たちの多くは、うつ病患者が日本の社会から閉め出されているという疎外感と、自分がダメな人間だという社会に対しての罪悪感を持っていた

応募者の中には、何年も自宅から出たことのない人が、渋谷までマイク・ミルズに会いに来たという

「彼らは、自分たちは何も恐ろしい人間なんかではなく、ただ深刻な問題を抱えてるだけなんだってことを証明しに来たかったんだ」とミルズ監督。

日本のうつを巡る状況を把握してもらうための7つの短い文章以外は、NA(ナレーション)もなく、マイクと5人の質問&回答があるだけ

マイケル・ムーアの如く、製薬会社に突撃するといったあおりは一切ない

企画当初は、抗うつ剤と製薬業界に対して、全般的にかなり批判的な見方をしていたミルズ監督。しかし出演者の何人かが薬で助けられたと感じていてるのを見て、投薬に対してもう少し複雑な見方に変わったそう。

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長年連れ添った母の死後、突然ゲイであることをカミングアウトし、新たな人生を謳歌しはじめた父の姿に戸惑いを抱きながらも、自分の気持ちに正直に生きることの大切さを学んでいく主人公の葛藤と新たな恋の行方を描く。

出演は、ユアン・マクレガー、クリストファー・プラマー、メラニー・ロラン他

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z1173さん



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